芸術性のための筋トレ
芸術的な引き上げ、という記事は不思議な記事だったと思います。 解剖学的に引き上げを説明していた、と思ったら実はフィーリングコレクション、 つまり感覚で理解する注意だったりね。 解剖学はツールであり、言語であり、ルールである。 最近、とっても感じることの一つです。 解剖学はツール。 例えば、一見バレエに向いていないような生徒をより早く、確実に上達させるツールになります。 体の構造をしって、どうやってバレエで使うのかを理解しレッスンでできるようになったら、 ただ、真似して動けるように見えるナチュラルダンサーよりも 上手にさせちゃうこともできるツール。 また、ケガをした時のリハビリでも早く復帰をするためのツール。 体を理解し、どうやって動くのか?を考えることで、自分のケガを理解することができるし、 そこから復帰するためのガイドラインにもなります。 この関節はここまで動くはずだから、まだ100%ではないんだな、とかね。 解剖学は言語です。 この部分は色々な記事で説明してきました。 お医者さんと話す時に同じ言葉を使えると便利だし、 インターネット検索や、参考書を読む助けにもなります。 言葉は知っていれば知っているほど自分の幅が広がるよね。 解剖学はルールです。 事故ゼロを目指せ!という記事で書いた通り、 交通ルールをみんなが守れば事故が減るのと同じ。 教師もダンサーもみんな解剖学的、つまり生理的に正しい訓練をすれば、 ダンスから来るケガが減りますでしょう? …