ジャンプの時にかかとが浮いちゃう本当の理由

この質問はDLSセミナーもそうだし、メールでもそうだし、オンラインコースでもよく来ます。 アキレス腱が短いんです。どうしたらいいですか?   でね、どうしたらアキレス腱が短いと思うんですか?って聞いてみたら 「ジャンプの着地でかかとが浮いてしまうんです」   ジャンプの着地でかかとが浮いてしまう原因はアキレス腱が短いだけではありません。 確かに、プリエの浅い子っています。ただね、その原因はアキレス腱じゃなくって他の原因の方が多いんですよ。   特に、ジャンプの着地でかかとが浮いてしまうって悩んでいる子。 最初のウォームアッププリエのかかとも浮いちゃうんですか? そう聞くと、90%がいいえ、って言います。 じゃ、バーでは大丈夫なの?はい。 そう、ここにヒントも隠れているからね。   プリエが浅い=アキレス腱!っていう考えは他の原因を確認してからにしましょうね。   考えられる理由1: 膝が前に落ちている 1番ポジションで立ってプリエしてみて。 そしてひざを敢えて前におとしたらどうなる?   かかと浮きましたでしょ? 転びそうになっちゃうから。 これが一番多く見られる原因です。 ターンアウトが出来ない!って訳じゃないですが、ターンアウトをコントロールしていない、って事、つまりジャンプの着地の脚アライメントを保つことが出来ない子達が多いって事です。   無理やり開いた足のポジションに戻ってこようとしている子達もそうですが、 床の摩擦を使ってターンアウトをキープしている嘘つきターンアウトではジャンプ(空中)ではどうしようもなくなります。 →ターンアウトが使えない原因は? →踊っている時にターンアウトがなくなってしまう・・・…

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保存版 片足プリエを強化するレッスン&エクササイズ

*このブログは2014年に書かれたものを2020年に大幅加筆修正しました。   今日は「片足プリエを強化するにはどうしたらいいですか?」という質問にお答えしていきましょう。 ”強化”がテーマなのでエクササイズというかレッスンで出来ることをメインに説明していきますね。   プリエの大切さはバレエをやっている人ならば知ってると思うのね(特に指導者)。 とても大事だから1冊の本にしてあります(「プリエ使えてますか?」)。   プリエももちろん大事だけれど、片足プリエだって大事です。 ここは私の勝手なこだわりなんだけど、 プリエ=両足で行う動き オン・フォンジュ=片足プリエ バットマン・フォンジュ=バーのアンシェヌマンの1つ、軸足プリエ、動足クドゥピエから足を前、横、後ろの方向に出すこと だと私は指導されてきたのでここから先は片足プリエの事をオン・フォンジュと呼んでいきますね。   そんな事気にしなくてもいいじゃんって思うけど、留学時代にレッスンで使われている言葉と、日本のスタジオで使われていた言葉が違くて困るという体験をしているので。 ザンレール セゴン とかは日本特有の言い方(和製英語?でも英語じゃないよねこれ)で、海外では使われません。 (イタツキとかも日本だけだけど、これはステップの名前ではないので割愛)   シソンヌっていうのがシソンヌ・フェルメ「だけ」だと思っていると センターでシソンヌ・シンプルと言われた時にあー、バッチュを入れないからシンプルなのねなんて思っちゃって恥をかきます。 (ラッキーな事にこの間違いは私ではなかったけど、バレエ学校のスタッフの一人にどうして日本人はシソンヌ・シンプルが出来ないの?と聞かれて、あの子たち知らないんじゃないのってハッとした)   特に私が動画で見たことがある海外のバレエ学校&カンパニーでは、特にセンターで先生が動きを見せる事はほぼなく、 先生が口頭で振付を説明し、方向やポーデブラのタイミングだけをマーキングでちらっと見せた後に音楽が始まるケースが殆どなので、 留学を考えていたら正しい(もしくは一般的に使われる)バレエステップの名前を知っておくのは大切だと思います。 どうして片足プリエを強化する必要があるのか? 白状しますね。…

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いまさら聞けないプリエと前脛骨筋

*このブログは2014年に書かれたものを2020年に大幅加筆修正しました。   今日は題名通り、バレエを初めて1-2か月以上経っている人であれば(多分)今さら聞けないプリエについてお話していきましょう。   プリエを知らないバレエ教師はいませんね。 プリエの意味知らないバレエ教師がいたらどうしましょうか。 うーん、可哀そうだからそうっとしておいてあげてくださいませ(そして新しいスタジオを探したらいいかも…)   バレエのステップ(パ)の意味を知ることは解剖学的にも、視覚的にも、感覚的にも素敵な事です。 なぜか?   それはステップに求められる動きをイメージしやすくしてくれたり、 舞台上でどのように動くと、視覚的に「正しく」見えるか?を教えてくれたり、 解剖学的にどこを使う(もしくは使わない)とその形になりやすいのか?のヒントをくれたりするから。   ということで、プリエについて一緒に復習していきましょう。 プリエという言葉の意味と種類 プリエ(plié)の意味は「曲げる(to bend)」「折りたたむ」だそうです。 「押し込む」でも「下がる」でもなく「曲げる」。   体の中で曲がる部分は関節なので、どこが曲がり、どこが曲がらないか?を理解するのがカギらしい  スピードについての記載はないので、早くてもゆっくりでもできるっぽい 大きさについての記載はグランプリエの場合があるので、サイズは大事になってくるらしい ほらね、言葉だけでかなりヒントが出てきますよね。   ちなみに私の中での理解では、オン フォンジュ(en fondu)=片足プリエなので、プリエと言った場合は 両足を使う 両足に均等に体重がかかる…

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