リハビリシリーズが終わり、一段落立っているのですが、
リハビリのコンセプト編にて一言、
(ピンクの文字はリンクです)
「ポジティブに考える力」って書いたから
今日は「ポジティブ」っていうものを見ていこうと思います。
ポジティブって何?
いつもポジティブに!
ポジティブシンキングだよ!
なんていうと、なんだかネガティブに聞こえるのは私だけ?
無理やりポジティブにしている感がある気がするの。
または、「君ってポジティブだね」って言われると
バカにしてるのか?コイツ。
って思っちゃったり。
ポジティブって言葉の意味は
態度や考え方が積極的である様子。
って辞書に書いてあります。
ただただ、前向きに―!っていうような簡単な感情ではないんですよ。
積極的。
これがキーワード。
自ら進んで物事を行うってことだよね。
ネガティブを理解しよう!
幼いうちから、見た目で判断される世界にいる、
という事は
太りすぎ。
体が硬い。
筋肉が弱い。
集中力がない。
テクニックが足りない。
表現力がない。
身長が足りない。
脚が短い。
・・・
なんてことを毎日言われるのです。
先生から言われている場合もあるし、
自分で自分に言い聞かせている場合もある。
あとね、親から言われていることもあるんです。
もちろん、傷つけよう!と思って
先生やお母さんが言葉を発することはないんだけど
(ないと願いたい・・・)
何気ない一言が子供にとっては重かったり。
オーディションに行けば上手な子たちがいるし、
舞台で間違いなく100%踊れることも少ない。
80%のダンサーがケガをする、ってことから考えても、
痛みと向き合ったり、
焦りだったり、孤独だったりも考えていかなきゃいけない。
このようなところだけを見たら、ネガティブに陥りやすい環境にいるっていえますね。
これはバレエだけではないですね。
部活レベルのスポーツでも言われることです。
選抜されるってことは
選ばれ、抜かれる。
勝ち負けがついたり、点数がついたり、
選抜チームがあったり、日本代表があったり。
そういう場所でも、常に人と比べられているでしょう?
ポジティブ=積極的にレッスンを!
レッスンでダメ出しをされた、としましょう。
そうしたら
私、ダメなダンサーなんだーなんて凹んでいても
誰も助けてくれません。
生徒が難しい質問をしてきた。
忙しいから誰かに聞いちゃえ!
なんて言っていたらいい先生になれません。
積極的に。
自分から進んで。
物事を考えて、行動していく。
というのがポジティブなんだから、
どうして失敗したんだろう?
どうやったらうまくいくだろう?
失敗の原因はどこから来ているんだろう?
レッスン中に何を気を付けたらいいだろう?
って考えて行動する。
これがポジティブなダンサーではないでしょうか?
そしてこのようなダンサーが上達すると思いません?
ケガも同じ。
どうして怪我をしたのか、考えることが大切だって何度もお話ししてきたと思う。
これも自分を見つめる練習の一つです。
そしてリハビリ、で自分の責任を取るの。
ヘルニアになっちゃった、としましょうか。
動けない。
レッスンに行けない。
もうだめだ―
って思っているよりも。
レッスンを休んでいる間は
ヘルニアについて勉強したらいい。
どうしてそうなっちゃったんだろう?
どのようなステップがなりやすいんだろう?
同じようなエリアに痛みがあったけれど、
無視していたことがあったかな?
少しずつ動けるようになったら、
椅子に座ってポーデブラだけのレッスンから始めてもいい。
ダンサーの足クラスでお話しした
足先のエクササイズをしてもいい。
だって、強すぎる足先ってダンサーにないでしょう?
このようなプロセスが、
ポジティブに考えるっていうことであって、
ケガなんてすぐに治るよー!
なんて言って現実逃避しているのがポジティブなんではありません。
それはただのバカです。
ポジティブに考える練習も必要だよ
難しい考え方だって思うかもしれませんが、
これも幼いころから練習したほうがいいと思います。
結局すべてを動かしているのは脳。
踊りも、表現も、感情も。
ダンサーはそれらが必要は職業なんだから、
このような内面のトレーニングも必要だよね。
という記事でも書いたけれど、
自分で考えず、言われたことだけやっているのは、
積極的に考えている、とは言えませんよね。
解剖学を勉強しても、
エクササイズを教わっても。
それを「どうやって使っていくのか?」
を考えなければ前には進めません。
どうせ・・・
って言いながら生活するのと、
どうせだから・・・
といって生活するの。
どっちの人が舞台で輝くと思います?
舞台で輝くためのインスピレーション記事たちは
こちらのページにまとめてあります。
Happy Dancing!