あなたのターンアウトは絶対に良くなる!

2018年8月1日に出た「ターンアウトできてますか?」に続き、 2018年9月にはターンアウトWS(ワークショップ)をお披露目しました。 今日はそこから学んだ事と、みんなからのリクエストが多かった 幻のFB10日間ビデオをYoutubeにアップしたよーというブログを書いてみようと思います。 出来ない=伸びしろ ターンアウトWSではまず最初に1番ポジションの型を取り、 エクササイズ毎にどれだけ上達したのか?を測る、という 感覚で上手になった感じーではなく 実際にサイエンティストとしてターンアウトを客観視してもらいました。   2グループ、総勢50人以上。 本に書いてあるエクササイズの最初の1つ目(時間でいったら10秒×3セット) で良くなりました。   だからね、あなたのターンアウトは良くなるンです。 絶対です。   本にも書いたし、ブログにも書いたし、ライブでも、いろーんなところでお話したけど、 ターンアウトは動きです。 動きって事は鍛える必要があります。   筋肉なの! 骨格じゃないの!   これね、来日の後こっちに戻ってきて同じことを生徒達にやらせた笑 バレエ学校で毎日踊っている、選ばれた子達。 その子達でもおおきな変化があるのだろうか? って思って。   10人にやってみたら全員変わったよ笑…

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反張膝の育て方

先に言っておきます。 題名はSarcasm、つまり皮肉です。 育てちゃダメです。   でも、この題名で引っかかった子達のバレエ人生(そして人間としての残りの人生)をHappy Dancingにするために、あえてこのままで行きます。   なーんだ、だったら読まない、って思った人。 それでもいいです。 でもね、ダンサーとして致命傷になるという事だけ知っておいてください。   よーし聞いてやろう、と思った方。 さっそく行ってみようじゃないか!   反張膝とは? 反張膝(はんちょうしつ)って何かわかります? バレエX脚とかっていうやつね。 膝が伸びすぎる事で、過伸展(かしんてん)とも言います。 関節が伸びすぎるということは、膝だけに起こるのではなく、ほぼすべての関節で起こり得る事。 代表的なのが反張膝、膝の過伸展。 次によく見るのは、サル腕。肘の過伸展。 指が後ろに反る子とかさ、いろいろな関節であるんだよね。   反張膝は”普通”じゃない いろんな関節で起こるんでしょ? だったら普通じゃないの?って思うよね。   普通じゃないんだよ。 私も、友達もあります≠普通 だからね。 バレエスタジオに通う子達はそういった体の子達が残りやすいから、結果として「普通」に見えてしまう事があるから十分注意が必要。…

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生理とバレエ

このトピック、ずっと書きたかったのですが、センシティブなトピックだから どうやって形(ブログ)にしようかなって思っていたところと、 プロダンサーに話を聞いたりして情報を集めていたので今になってしまいました。 前におっぱいの大きなダンサーの悩みについても書きましたけど、 こういうトピックって公に話されることがないから、飛び込んでいきましょう。 男性読者へ 男性諸君、まずは、生理という言葉に慣れましょう。 日本だけでなくバレエダンサーを指導・サポートしていると女性の方が圧倒的に多いです。   別に私たちは、皆さんに「今日の生理の調子はどう?」って聞いてほしいわけではありませんよ。 ただ、生理といったら露骨に態度がかわるのだけはやめましょう。 いくら演技ができるといっても、目が泳いでいたら分かります。 自然の摂理ですし、ケガ予防にも大事なトピックだから知っておこうね。   生理基礎知識は私の専門エリアではありません。 なので抜けている部分もあるかもしれないです。 ただ、今情報を書くことで気持ちが楽になる子がいるかもしれないので書きます。 専門的な事は専門家に聞いてください。 生理周期について 若いバレエダンサーにとって生理が来たり来なかったりするのは当たり前です。 生理周期っていうのができるまでは。 そこにストレスを感じる必要はないよ。   人によっては小学4年生で生理が来る子もいるし、高校生になっても来ない子もいる。 生理は体の成長と一緒に起こります(第二次性徴)。 みんなの身長がバラバラでしょ? ガツン!と身長が伸びる子がいたり、少しずつ、少しずつ伸びていく子がいるように、 生理も人それぞれなんです。 そして、それでいいんです!!  …

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続 5本指タイツ 白黒つけよう?

5本指タイツの記事、とっても多くの人からメールやコメントをもらいました。 コメントは大きく分けて2つのグループに分かれ、 「やっぱり!!なんだか疑問だったんだよね」 というのと 「そんなーーーーーー」 っていうの。   そこで浮き彫りになったのは、「自分で考える力」でした。 なので今日は続編として、みんなからもらったコメントを使って考えていきます。 いつも白黒ハッキリではない コメントをくれた人達が悪い、とか、自分で考えていない、って言っていません。 考え方の偏りが多く見られた、という事だけです。   5本指タイツはダメ! じゃ普通のタイツは神!!! アーチをサポートするためにできているのねー流石バレエ! みたいな笑   とは言ってないだろ?ってツッコみます。   無理やりストレッチはダメ!=ストレッチ全体がダメ! ではない。 無理やりターンアウトはダメ!=ターンアウトがダメ! ではない。   でも同じように「外反母趾にいい、って聞いたから」という理由「だけ」で履いていた人も多くいたようですね。 体にいい、という言葉、日本人大好きです。   その理由は? それが当てはまる人口(性別、年齢、職業など)は?…

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DLSポッドキャスト epi209 ポッドキャスト4周年を迎えて

2018年8月1日をもちまして、DLSは5歳になりました。 そして私、佐藤愛の第二冊目となるターンアウトできてますか?も発売となりました。 DLSが5歳になったということは、ポッドキャストは4歳に。 今日のエピソードは4年を振り返り、成長していくということについてお話しました。   聞きたい人はこちらから     <スクリプト> みなさんこんにちは、DLSポッドキャストへようこそ、佐藤愛です。お元気ですか? DLSポッドキャストはプロの現場から健康なダンス生活を応援する情報サイト、ダンサーズライフサポートドットコムのブログ音声バージョンプラスポッドキャストだけの裏話などを毎週金曜日にお送りしています。   2018年8月1日をもちまして、DLSは5歳になりました。 そして私、佐藤愛の第二冊目となるターンアウトできてますか?も発売となりました。   DLSが5歳になったということは、ポッドキャストは4歳になりました。 そう、DLS1周年記念でポッドキャストをはじめたんです。 そんな記念すべき第一回目のポッドキャストエピソード1の音声をちょこっとだけどうぞ! なーんてたどたどしい日本語なのでしょう! このとき、まだ日本でセミナー数も多くなかったですし、日本語を話す機会が少なかったので、どうしていいのか分からない困った感じがよく出ています。   ポッドキャストを始めたきっかけは、みなさんからのリクエストなんかではなく、 個人的にすきだから、という理由だけでした。 私自身、車通勤ですし、電車や飛行機でも酔うくらい、乗り物酔いが激しい人間なので、読みたい本やブログがあっても移動時間を使えない、という問題がありました。 だからね、ポッドキャストはたくさん聞いていたの。 昔は、記事が短かったから1エピソードに2つの記事をいれたりもしましたね。 別に私のおしゃべりポッドキャストが聞きたい人なんていないと思っていたから、時間が余っちゃうと思ってたんです。 んで、記事が長くなるにつれて、どんどん早口で読まないと10分ポッドキャストに間に合わない!なんて事になりまして、 今は1つの記事しかとり上げていませんね。  …

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ダンサーのケガ 骨膜炎

ターンアウトできてますか?本の先行予約終了があと2日に迫っているこの時期に、 あえて、ターンアウトとはまったく!関係ないこの記事を書こうと思ったのは、あるメールをもらったからです。   本人に許可を取っていないので、内容を抜粋だけしますが、 子供が疲労骨折をしていて、そのリサーチをしていたらDLSに行きついた。 疲労骨折の記事で説明した私の年齢と、娘さんの年齢が一緒。 親として悲しくなることもあるけど、記事を書いてくれてありがとう。 という内容でした。   あの記事からかなり時間が経っているので、2018年1月に行われたバレエの立ち方できてますか?先行予約イベントでは私の摂食障害についてもお話しています。 だいぶオープンに経験を話せるようになったと思う。   なかなかメールをいただいた全員に返信が出来ない事もあるんですが、全部目を通しています。 そういう悩みがあるんだ、と思ったら記事にすることもあるし、 ポッドキャストに取りいれたり、セミナ―でお話したりすることも。   今回のメールは私に「普通は普通じゃない」って事を教えてくれました。 私にとって、疲労骨折の知識は普通で、バレエ学校でもよく見るから話すけど、 その知識が普通ではないからシェアしなきゃいけない!って事。   だってねぇ、いくらいい知識でも私死んじゃったら意味ないでしょ? その前にどんどん出さなきゃ、便秘になっちゃう笑   治療家トレーナーセミナ―の特化コースで「股関節障害」についてお話したことがあるんですが、 そこでも、私にとっては普通、という情報が日本にはまだ入っていなかたり、 ダンサーと仕事をして、ある程度内輪で繋がっていないと分からない事がいっぱいあるんです。 そちらを受講する予定の人、内容すっごく詰まってるから、前日しっかりと寝て頭シャキーン状態で参加してね。 *私みたいに、ダンサーをサポートしたい!と思っている学生さんも参加できるよ。 難しいけど、様々な職業の人の話を聞けたり、繋がることができます。  …

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DLSポッドキャスト epi206 伸び悩み対処法

DLSに来たコメント質問に答えました。 プロを目指してレッスンを重ねている子より、伸び悩んでいるンです、というお悩み。 でも伸び悩みってなによ?というところから考えつつ、 上達、成長が感じられない時はどうしたらいいのか?を見ていきます。   読みたい人はこちらから   聞きたい人はこちらから !!ポッドキャストの購読方法!!     DLSのYoutubeチャンネルには過去のポッドキャストだけでなく、ビデオブログやインタビューなども発信しています。 チャンネル登録をお忘れなく!  

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倒立をしたいダンサーへ

倒立!? なんでそんな話を!?と思うかもしれません。   まー最大の理由は倒立、もしくは倒立の進化形(片手だとか、そのあとブリッジにいくとか、でんぐり返り、つまりは前転に繋がる)だとかは コンテンポラリー作品で使われるテクニックで非常に多いからです。   バーサタイルにならなければいけない21世紀ダンサーだったらコンテは必須。 これは2015年のDLSオフ会のテーマでしたし、 FBで毎月行われる#愛さんに聞いてみよう でも何度も質問にきましたね。     DLSの2018年9月に行われる、表現力セミナ―キッズ、では最終日にコンテがあります。 これはやっぱり、表現の幅を広げるために必要だし、 コンテもある程度慣れ、というのが必要だから。 海外のバレエ学校であれば、週に一度以上、コンテのクラスがあるのも、 ローザンヌなど大きなコンクールでコンテもやるのも、 いくら由緒正しいクラシックバレエ団でもコンテ作品を上演するのも、 すべて考えた上で、セミナーでも取りいれる必要を感じています。   そうそう、 コンテ経験ゼロですが、参加出来ますか? という質問を何度もキッズセミナ―でいただいております。 大丈夫です、一緒に学びましょう!   キッズセミナ―は14歳までだけど、15歳以上でプロを目指してて、コンテも!という子達は 2019年1月に行われる冬期バレエ講習会に申し込んでね。 こちらでは毎日コンテがあり、最終日に作品を発表します。   ダンサーが倒立を行う危険性 肩関節は一番動く関節…

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