リハビリやケガの予防については、DLSのブログ記事でもお話ししてきました。
読みたい人はサイト内の検索バー(虫メガネアイコン)にリハビリと入れてみて下さい。
そうはいっても、ケガしちゃうってことがありますよね。
真夏のリハーサル中に汗で滑ってリフトから落ちた、
携帯見ながら階段下りていたら滑った(なんだか知らないが、うちの生徒はこういう子たちが多かったです)
体育の授業で捻挫したとかさ。
ここでは、ケガしちゃったときに絶対にやってはいけないことを4つお話しします。
治療家に診てもらうレベルのケガじゃないときでも、この4つだけは頭に入れておいてね。
Heat ― 熱、温める、血行をよくするクリームなど
急性のケガは昔、すぐに冷やしなさい!と言われていました。
今は、体のサインである炎症(熱をもったり、腫れたりすること)は体が自分を治そうとしているのではないか?などと言われ、冷やす必要性について研究しなおされています。
だけど、ケガした直後に冷やすのをやめる=温める、ではございません。
内出血していたり、熱を持っていたりした場合、それをひどくさせるような行動はしたくないのね。
レッスン中にしまった!と思ったら、レッグウォーマーして、タイガーバーム塗って、お風呂入る・・・
とやってはダメだと覚えておいてくださいね。
ケガした直後から72時間は避けましょう。
Alcohol ― お酒
当たり前、って言われればそうなんだけど、発表会でマズいかも!っていうアクシデントがあっても、その後打ち上げとか行っちゃうでしょ?
んで、飲んじゃうでしょ?やめてくださいね。
「うちの子はまだ未成年だから心配いらないわ」
と思っている保護者の皆様、海外留学している子たちは国によって、お酒が飲める年齢が違います。
また、ホームパーティーでは飲んでても見つからない、なんてこともあります。
知っておけば避けられる。今必要でなくても知識として頭に入れておいてくださいね。
こちらも、ケガした直後から72時間は避けましょう。
Running ― 走ること、もしくは激しい運動
ケガしてるんだから走らないでしょ、って思うかもしれないけれど、
帰りのバスに遅れるー!とか、レッスンの次の日に体育の授業があるとか。
レッスン直後、痛いときに走るバカはいないと思うけれど、いつもの癖とか、ケガしたのを忘れてとか、そんなに痛くないから大丈夫などと自分で判断してしまうダンサーがいます。
こちらもケガした直後から72時間は避けたいですが、ケガしていない部分をトレーニングやコンディショニングすることは大丈夫。
足首ちょっと痛いな、だけど次の日もレッスンは休みたくないな…と思っている人は、
レッスンの前に先生にお話しして、ルルベなし、ジャンプなし、上半身強化&徹底のためにレッスンを使ってくださいね。
Massage ― 激しいマッサージ
今までの3つは、ケガしてから72時間は避けたいことだけれど、激しいマッサージは24時間から48時間は避けてください。
もちろん、体のプロであればしっかりとケガの歴史を聞いて、それに合わせて治療してくれるはずです。
自分で筋膜リリース!とか言ってゴロゴロマッサージしたり、痛いなーってツンツンしたり、スジ痛めたみたいだからとストレッチしないこと!!
生徒たちを観察してみると、痛い部分を触るんですよ。
ぎゅーっと押してみて、あ、まだ痛い。
30分くらいしてからまたぎゅー、あ、やっぱりダメだ・・・を無意識に一日中繰り返している人が多いのです。
どこが痛いの?と聞くと、ここって言いながら、ぐいーっと動かす人もいます…
以上4つ、頭文字をとって「HARM」 つまり傷つける行為となります。
早く治したいならば、意識的にケガを長引かせる可能性がある行動は避けてくださいね。
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