8月1日のDLS11周年のイベント「保護者向けセミナー」の情報を公開しました!
「保護者が知っておきたい成長期の体」をテーマに
保護者がダンサーの体と夢を守るために知っておきたいことや
お家で出来ること・危険サインについてなどをお話していきます。
また、「ダンサーの食事」と「ワガノワシラバス対談」もライブラリに追加されます!
Transcript
こんにちは、2024年7月のポッドキャストも残り2エピソードとなり
びっくりしている佐藤愛です。
ご存じの方も多いと思いますが、DLSお誕生日は8月1日。
バレエ学校と、自分のクリニック運営の合間を縫って準備し、
2013年に5つのブログ記事と共にスタートしたDLSが、
あと少しで11年目を迎えるなんて、感慨深いものです。
もう消してしまった記事ではありますが、
サイトがスタートしてから2,3か月後、
オープンから合計200人の皆さんがブログに脚を運んでくれたという日に
お礼と驚きのブログを書いたのを今でも覚えています。
当時の私にとって200人はとっても大きな数字に感じたんです。
もちろん、延べ人数なので、同じ人がサイトを見に来てくれていたのかもしれませんが、
それでも大きい数字でした。
未だに、DLSをどうやって見つけましたか?という質問をすると
「ブログを読み漁りました」という人たちがいて
たとえ誰も見ていないと思っても、
継続するって大切なんだなと改めて感じます。
それと同時に、最近ではインスタで200いいねがつくと
「うーん、あまりうまくいかなかったな」と思う私に
数字ではなく、裏にいる人間のほうに視線を持っていかなければ!
とカツを入れてくれます。
DLS公認スタンスインストラクターコースでは教科5に、
アドバンストコースでは教科8に、
それぞれビジネスについてのクラスがあります。
理由は、しっかりと勉強してくれた先生たちのもとに
生徒さんが集まってほしいから。
今の私が知っていることや、約11年続けてこられた方法をお伝えすることで、
スタジオやビジネスが少しでも楽になったら嬉しいと思いながら、
これらのクラスを行っています。
そこでもお話することがあるんだけど、
どうしても私たち、数字を気にしがちですよね。
OOさんはOO人フォロワーがいるとか、
DLSスタート時にはなかった、インフルエンサーという言葉もあるくらい、
SNS上の数字は、お仕事に影響するように感じてしまいます。
でも、スタジオに来てくれている1人ひとりは人間で、
それぞれバレエに向き合う方向が異なって当たり前ですし
成長スピードや得意な部分、苦手な理由なども違います。
「受験になったらバレエを辞めてしまうのが悲しい」
とか
「子供たちは楽しそうにレッスンしているのに、受験でやめさせるなんてひどい!」
という先生の声をSNSで目にすることがありますが、
本当にそうなんだろうか?と思うことがあります。
私自身、受験期にはレッスン数を減らしていました。
試験前にレッスンを休むこともありました。
今考えたら、そうしなくてもレッスンに参加し続けることはできたと思いますし、
長い間机に向かっていても、頭に入らないことも知っています。
周りの先輩たちがそうしていたから、
試験の時に休むのは当たり前だよね、と思っていた部分もありました。
でもね、そのお陰でバレエ留学が決まった時
3学期の授業をまったく受けなくても、学期末テストをしなくても、
1,2学期の点数を3で割ってもらって、
赤点でなかったから、高校卒業が出来ました。
新学期が2月から始まるオーストラリアに留学した私にとって、
昔からの勉強の積み重ねがなければ、
高校卒業できずに留学していたことでしょう。
バレエ学校時代は関係なかったかもしれないけど、
ケガでバレエを辞めて、治療家として勉強に進む際に
高校卒業資格があったことで次の道に進めたという事実もあります。
だからね、本気でバレエに向き合うために、
勉強しなければいけないシーズンもあると思うのです。
バレエに力を注いでも大丈夫な高校に進むために
今頑張らないといけない子もいるでしょうし、
留学とかアートの勉強が出来る学校に行くために
お金の面でレッスン回数を減らす必要があるご家庭もあるでしょう。
だからね、先生たちが言いたいことも分かるんだけど、
生徒やご家庭に寄り添う必要があると思うんですよね。
ダンサーや保護者が、試験期間でもレッスンを続けることが出来ると知ることや
勉強とバレエの両立が出来るだけのタイムマネジメントの力をつけることも大切だけど。
なにより、「受験頑張って!」と笑顔で応援できるような先生になりたくないですか?
「終わってレッスンに戻ってきたら、盛大にお祝いしよう!」とか
「週に1回でも、2週に1回でもレッスンに顔出せるときにおいで」とかいえる先生になりたい、と私は思うのです。
バレエの先生って、結局バレエの世界で残った人たちじゃない?
だから「私はバレエが好きだったからこうしてた」というのが強くあると思うんですね。
だけどさっきもお話したように、
みんながみんな同じ熱量でバレエと向き合っているわけではないし、
みんながみんなサポートしてもらえる家庭環境や金銭的余裕があるわけではない
というのも事実なわけです。
バレエ畑、劇場生活しかしたことがない人たちは
特に気を付けてみたらいいと思います。
生徒の気持ちになってみるってことね。
これも、DLS公認スタンスインストラクターコースでは何度も言っていることですが。
さて、このポッドキャストをリアルタイムに聞いてくださっている方は、
あと2週間でDLS誕生日を迎えるわけですが、
いつも応援ありがとう!という気持ちを込めて、今年もDLS誕生祭が行われます。
8月1日のDLSお誕生日には、
インストラクター修了生 通称・小鬼たちが集まるバーチャルイベントがありますが、
これは小鬼じゃない人たちには関係ないですので「いいでしょー」とだけ言っておきます。
小鬼になると、補助輪クラブ、小鬼合宿や小鬼勉強会など、
様々な小鬼だけが手に入れることが出来るボーナスを受けることが出来るんですよ。
羨ましいでしょ?
そのほかに、教師のためのライブラリは2つのクラスが追加されます。
10周年記念の時にお届けした、
ダンサー専門の管理栄養士、染原ふみさんによるワークショップ「ダンサーの食事」へのアクセスと
RAD試験官とロシアの大学院にてワガノワメソッドを勉強した先生たちとのシラバス対談が
ライブラリに戻ってきます。
見逃した!という人たちはもちろん、
最近DLSを知ったから、知らなかった!
復習したいと思ってた…
という人たちも、購入可能になりますからね。
ライブラリ1年会員の皆さんは
シークレットライブの録画が見られるページにおいておきますから、
1年会員中何度でも、無料でご覧いただけます。
ライブラリ3か月会員の皆さんは
メールで割引券をお届けしますので、
今後のDLSからのご連絡をチェックしてくださいね。
ライブラリにいない人たち、保護者やダンサーもご心配なく。
今週末、7月21日から1か月、
何度でもご視聴いただけるオンデマンドコースとしてご購入可能になります。
今からライブラリ1年会員になっておけば、8月1日のアクセスオープンに間に合いますから
これらのクラスを無料で見たいし、ライブラリ内容にも興味があったんだよね、という人は
ご検討してみてくださいね。
ちなみに、次回のシークレットライブは8月5日月曜日、
スタジオで出来る熱中症予防についてのワークショップです。
このようなシークレットライブも、無料でアクセスできるのが、
勉強したいと思っている先生たちにとっては、
かなーりお財布に優しい勉強スペースになっているはずですよ。
同じく7月21日より、保護者のためのセミナーもお申込みオープンになります。
内容は6月中にこそっと行ったインスタストーリーズの投稿結果より
「保護者が知っておきたい成長期の体」
パート1は成長期の体の変化とケガのリスク、バレエとの繋がりについて
パート2は、成長期ダンサーに見られやすいケガへの理解とレッスンに安全に参加する方法
をお届けします。
- 体が成長しているときは、一時的に弱くなる
- 成長期はケガのリスクが一番高い時期
- 成長痛は当たり前じゃない
- 成長痛ですねと言われて放っておいたら取り返しがつかないことがある
など保護者がダンサーの体と夢を守るために知っておきたいことと、
お家で出来ることや危険サインについてなどをお話していきますので、
10歳から18、19歳のお子さんがいる方はもちろん、
10歳以下でバレエを習っている子たちの保護者さんで、
この先どうサポートしていこうか迷っている人、
この年齢の指導をしている先生も参加できます。
ライブ授業と8月いっぱい見られる録画も準備しておくので、
スケジュールが合わない人もご心配なく。
今日お話したDLS誕生祭のワークショップの詳細や
お申込みリンクは、7月15日にお送りしたDLSメルマガにあると思いますが、
申込スタートとなる7月21日にも号外をお送りしますので
迷惑メールフォルダを含む、受信箱全体でご確認くださいね。
特に、リンクのついているお申込みスタートしましたよ!的な連絡は
迷惑メールに振り分けられてしまう確率が高いのでお気をつけて。
まだ無料のメルマガに登録されていない方は、
毎月1日と15日に、安全に踊るために知っておきたい情報を無料でお届けしていますので
ご登録をお忘れなく。
ずーっとリクエストが続いていた、保護者用セミナーを
11周年のイベントとして持ってくることが出来てとても嬉しいです。
もちろん、私は未だに先生が変われば生徒が変わると思っています。
だって、いくら勉強してもレッスン内容や先生の言葉、
スタジオの環境を生徒自身が変えることはできないから。
だからこそ、日本にいる1万3千人のバレエの先生たちの半分以上が、
生徒の安全と将来の健康を第一に考えるレッスンを提供するのが「当たり前」になってほしいと思って、
ライブラリやインストラクターコースなどをやっています。
でも、勉強したくない先生はいるでしょう?
スタジオを変えられない理由がある人もいると思うです。
特に地方だったらとか、学校の友達が通っているからなどの理由で。
ですから、今回ダンサーを守る大人チーム代表となる保護者向けのクラスを行うことで
より多くのダンサーをサポート出来ることを祈っています。
DLSをスタートした11年前。
「プロの現場から健康なダンス生活を応援します」というスローガンと共に
ダンサー向けの情報をお届けしてきました。
あの時も、今でも、私の裏テーマは、
「18歳の愛ちゃんに教えてあげたいこと」をDLSを通じて発信することで、
あの時の私のように、憧れの留学先で長期にわたるケガで踊れない生活をするダンサーを減らせるように。
プロの現場では治療法も、リハビリも、予防法も分かっているダンサーのケガへの
知識が少ないため、お医者さんに「痛みがなくなるまで休みなさい」と言われる子供をなくせるように。
バレエへの道を、防げたはずのケガで諦めるのではなく、
自分が満足するまで踊った後に離れる人が増えるように。
そんな思いを込めて、今年もDLS誕生祭を行いますので、
応援どうぞよろしくお願いいたします。
今日も最後まで聞いてくださってどうもありがとうございました。
また来週金曜日にお話しましょう。
Happy Dancing!