インストラクターコース4期生のお申込締切まで2日になりました。
過去の参加者には、さまざまな理由でコースを離脱した人がいました。
コースを離脱した人の経験談や離脱せざるをえなくなった時のサポートなどを紹介しました。
日本のバレエ界をよりよくしていくために、
「当たり前」を変えるために、一緒に学んでくれる人をお待ちしています。
Transcript
こんにちは、皆さんがDLS公認スタンスインストラクター4期生お申込み終了まで
あと2日の時に聞いてくださっていると思うと
ワクワクとドキドキが入り混じった感情になる佐藤愛です。
このポッドキャストを未来に聞いてくださっている方の為にお話すると、
このポッドキャストは2024年5月24日にアップロードされます。
そして4期生申込最終日は5月26日なんですね。
もし、未来で聞いている人がいたら、5期生の申込とかなのかな。
長年やっていきたいコースというより、早く目標を達成したいという気持ちが強いコースの為、
いつまで続けているか分からないのですが、
未来には、生徒の安全と将来の健康を第一に考えてくれる人が増えていたら嬉しいです。
今「早く目標を達成したい」とお話しましたが、目標とはなにか?って思いますよね。
このコースの目標は、そして今は2024年ですから、未来では数字が変わっているかもしれませんけれど
日本には1万3千人いると言われるバレエの先生の大多数が
ダンサーの安全と将来の健康を第一に考えて指導してくれること。
そして、DLS公認スタンスインストラクターコースでは、
一般的に健康だと言われるけど、エビデンスは逆を示唆している2点、
- 過度な柔軟性と
- 体重・体型にフォーカスした指導
を辞め、様々なスポーツでは既に取り入れられている
- ウォームアップやクールダウン、クロストレーニングの知識を身につける
指導者を養成しています。
開脚が出来る、甲が出るからプロになれるのではないという事実を受け入れたり、
痩せれば何でも解決できると思っている人達が本当の意味での健康を理解するには
どれくらいの時間がかかるのか分かりません。
特に自分自身がそのように育てられてきた先生たちにとっては。
日本語で育てられてきたのに、いきなり英語になったら、と考えてみましょうか。
たとえ英語が良く使われる言語だとしても、その人達にとっては不慣れなもの。
意識していても、ふとした時に出る言葉は日本語でしょう。
手に取る本は日本語で書かれたものでしょうし、お?と思う音楽は邦楽でしょう。
こういう感じで、深く刻み込まれた昔からの教育や習慣は
ふとしたところ、瞬間的に出てきます。
そういうところを厳しく見ているのがインストラクターコースの試験なんですけどね。
生徒の安全と将来の健康を第一に考えるのが「当たり前」になるためには
1万3千人の半分、つまり6500人以上がこのような考え方をしてくれる必要がある。
もちろん、全ての人がDLSから学ばなくても問題ないのですが、
「うちの子、バレエをやっているのですが、車で送り迎えするべきですか?現在自転車通学なので脚が太くなるのが心配です」
「発表会前に安全に痩せさせるためにはどうしたらいいでしょうか?」
というようなDMが私の元に届かなくなるまでは、
つまりDLSをフォローしてくれている人達の中では、最低限当たり前になってほしいなと思っています。
このような大きなミッションがある中での4期生募集なのですが、
今回200人以上の方が「詳細資料に興味あり」と登録してくれました。
このポッドキャストを聞いているあなたも、その1人だとしたら、どうもありがとうございます!
もちろん、資料をみたからって小鬼になるわけではありませんよね。
スケジュールが合わないとか、費用の問題があるとか、
ただ興味本位に覗いてみただけという人も多くいると思う。
だけど、私にとっては200人の一人一人が
先ほどお話した「当たり前」を「当たり前」にしていく仲間の1人の可能性があるって思っています。
だからこそ、コースの申込をまだ迷っている人がいたらと思って
今日のポッドキャストでは、コースを離脱された方の話をしようと思いました。
長期に渡るコースだからこそ、
お申込みに必要な情報を全て理解してもらってからの方が、お互いの為になりますよね。
DLS公認スタンスインストラクターコースは休止出来ます。
休止の理由ナンバー1は、妊娠&出産。
特にコース最後のオフラインウィークでは、たくさんエクササイズの練習が入ってきますし、
自分も動いて指導をしなければいけません。
なので、このような方は出来たところまででコースを休止し、
次期に交じって残りの教科を終わらせていました。
とはいえ、3期生では妊娠後期に実技試験を終え、
コース修了1,2か月後に無事出産された方もいたので、
ここはその方によりますが。
その他の休止の理由は体調不良。
本人のケガ、病気だけでなく、家族の介護が必要になった、というのもありました。
また体調不良のカテゴリではありませんが、
ご家族がお亡くなりになり、そちらで忙しくなってコースを休止された方もいました。
コース休止した方は、次のグループに混ざって最後まで終わらせている人達が殆どです。
インスタライブにもコメントが来ていましたが、
このように休止組の人は
「1回目では分からなかったところが、2回目に分かるようになり、自分にとって大きな勉強になった」
と言ってくださいました。
離脱された方の中にも、
体調不良やご家族の介護、度重なる手術などで断念された方もいます。
特に1期生はコロナとぶつかったため、その関係でコースを離脱された方もいます。
コースが合わなかったから離脱した人も、もちろんいます。
コースが始まってから、思ったより勉強しないといけない事に気づいたり、
発表会と両立出来ないからと辞めた人もいました。
だからこそ、資料の中に
コースと同じ時期に大きなイベントがある人は参加する前に十分考えてください
とお話しています。
さっきお話した妊娠された方と同じように、
発表会があっても、お子さんの受験があっても、
コースを終わらせた方もいるので、その人によるんですよ、本当に。
大学と同じような感じ?
休学する人もいれば、退学する人もいる、ということですよね。
その他には、規約違反で離脱をお願いした人もいます。
ご存じのように、このコースにはとても明確な信条やルールがあります。
生徒に減量ワークショップをしていたり、他のコース生への迷惑行為など、
ルール違反が見つかった場合、離脱をお願いしています。
摂食障害専門家に言わせると、“健康なダイエット”とは存在しないそうです。
体重とケガの繋がりについては無料説明会でもお話しましたよね。
コース信条が理解できず
- 先生が”アシスト”する(と言いながら押す、抑える)ストレッチクラス
- クラス前にヨガブロックや椅子を使ったりしたオーバーストレッチを行っている
- 発表会前に「絞りなさい」とか、コンクール前に「体型管理しなさい」と生徒に伝えている
方には申込をお控え頂くようにお願いしています。
ストレッチと痩せ信仰は無料説明会でもデータと共にお話していますし、
そのような傾向が書類審査で見えた場合、審査にパスしないという処置も取っています。
このようにコースが始まる前に弾いているので、ルール違反は本当にレアケースなんですが。
その代わり、ダンサー達の「心ゆくまで踊りたい」という夢を
エビデンスと共にサポートし、生徒の安全と、将来の健康を守りたい!
と思っている方は、たとえ当初予定していたよりも修了が遅くなることがあっても、
しっかりと勉強してくれています。
もちろん、コース修了=インストラクターとしてようやく活動開始なので、
小鬼たちだけの特別サポートがコース後もたくさんあります。
エクササイズプランをはじめ、指導サポート資料が届いたり、
私に質問ができる補助輪クラブや、
1年に1度、全国津々浦々の小鬼が集まり勉強する、小鬼合宿など
公に発表していないけれど、インストラクターコース仲間にはたくさんの成長の場所を提供しています。
最初にお話したように、
このコースのゴールは、日本のバレエ界をよりよくしていくこと。
同じように考えてくれている仲間とコース内で出会えることを楽しみにしています。
リアルタイムで聞いていたら、お申込み終了まであと2日。
この次の開催は1年以上後になる予定です。
コース信条を理解できない人は来ないでね。
体調や家族のサポートが必要な人は今日中にしっかりと問題と向き合ってみて。
尻込みしていたけど、やっぱり「当たり前」を変えていきたいという人はお申込みください、という話でした。
今日も最後まで聞いてくださってどうもありがとうございました。
来週金曜日にまたお話しましょう。
Happy Dancing!