DLSポッドキャストepi434 自分をストレッチしてみる

ストレッチという言葉には、筋肉を伸ばす以外の意味があります。

自分の時間や能力のリミットギリギリまで使う時にも使われます。

今日のポッドキャストでは、後者の意味を考えてみました。

 

自分のギリギリで生活するなら、意図的に。

時間を決めて、ルールを決めて、条件を決めて、そして本当に問題の根底が解決するのか?それを考えてからストレッチしましょう。

 

 

聞きたい人はこちらから

 

みなさんこんにちは、DLSポッドキャストへようこそ、佐藤愛です。お元気ですか?

 

DLSポッドキャストはプロの現場から健康なダンス生活を応援する情報サイト、ダンサーズライフサポートドットコムのブログ音声バージョン

プラスポッドキャストだけの裏話などを毎週金曜日にお送りしています。

 

先週末は先行予約特典のパート2、特別ライブワークショップがありました。

ご参加くださった皆さん、どうもありがとうございました!

 

最初から、特典が2つあるよと言わなかった理由は、サプライズを作りたかったから、ではありません。

この特典ワークショップが出来るだけのキャパがあるのか?分からなかったからです。

 

今年は1年、本当に詰まっていたんですよ。

去年11月からスタートした、インストラクターコースは毎週クラスがあり、ボディコン、エクスプレス、月一勉強会。

新書館からの本、来日、上半身本

そして裏では、「DLSバレエ教師のためのライブラリ」という企画を準備していました。

 

これについては、来週お話しようと思っているんだけど、まー大変だった!

大変だった、じゃないか。現在進行形で大変ingです。

だから、2つめの先行予約特典が準備出来るかな…って思っていたんです。

 

でも、応援してくださっている皆さんにお礼をお伝えしたいという気持ちは強かったし、

eBookはいいけど、実際に皆さんの顔も見たいなという私の願望もあったので、急遽追加しました。

 

 

英語でストレッチするという言葉を使う時、常に筋肉のストレッチをさしているのではありません。

物事をリミットギリギリまでやること、を指したりもします。

でも、元々の言葉の意味が、モノを壊れないギリギリまで引き伸ばすこと、なんていうものですから、そういうイメージでしょうね。

 

でもモノだけでなく、感覚や時間、我慢など目に見えないものにも使われます。

常に引っ張っていると、切れてしまうか、弱くなって使えなくなります。

筋肉も、感覚も。

 

常に我慢していると、いつかプッツンしてしまうという感じ。

もしくは、いつもキャパギリギリで引っ張っている髪の毛のゴムが、

いずれ弱くなって使えなくなってしまうか、切れてしまう。そういう感じ。

なので、常に容量オーバーギリギリで生活しているのは健康によくありませんよね。

 

でも、自分のキャパシティーが分かっていない人も多いなと感じます。

感じないのかもしません。

いつもギリギリで生活しているので。

発表会の衣装が終わらないから、徹夜が2,3日続く、というのとコンスタントに寝る時間が足りないという事に気づかない先生。

どちらにしても、ギリギリなので、小さい事でプッツンします。

 

前者は仕方ないかもしれません。

注文していた衣装が、コロナの為到着が遅れたとかあるかもしれませんからね。

でも後者は自己管理の問題です。

 

 

ストレッチをするなら、意図的にストレッチしましょう

何を、どれだけ伸ばしているのか?を理解し、何のために伸ばしているのか?を理解し、

関節がその方向に動くのか、その角度に曲がるのか?のリミットを理解し、

そして本当に役に立つのかを吟味してからやりましょう。

 

くれぐれも、柔軟性が必要だからといって、3時間ずーっと伸ばさないように。ケガします。

 

このメッセージは、様々なセミナー、ポッドキャストでも何度もお伝えしていますよね。

これは、筋肉の世界だけでなく、皆さんの頭の中でも同じです。

 

ストレッチするなら、意図的にストレッチしましょう。

自分のリミットギリギリで生活するなら、意図的に。

時間を決めて、ルールを決めて、条件を決めて、

そして本当にストレッチする理由があるのか、そうする事で本当に、問題の根底が解決するのか?

それを決めてからストレッチしましょう。

 

少しの間、引っ張っていても、人間は切れません。

パンツのゴムも切れません。

全然引っ張っていないと、人間は凝り固まってしまいます。

古い水着を久しぶりに着てみたら、ゴムが古くなっていてポロポロ崩れたなんて経験ありません?

それ。

 

 

自分のカンフォートゾーンを抜ける努力は必要です。

でも安全に、意味のあるチャレンジ、冒険をしてください。

そして先週のポッドキャストでお話したように、私個人は、上手くいかないかもしれないシナリオを考えておいて、準備しておきたいですが。

 

寒くなり、体を動かすのがおっくうになってくるこの時期。

自分をストレッチする体験、経験、勉強をしてみてください。

別にそれは、セミナーを受ける!出なくてもOKです。

  • いつも指導者だから、2022年に1回くらいは生徒の立場を体験してみるとか
  • いつも同じ道を歩いているけど、今日はちょっと遠回りしてみる。
  • いつも同じストレッチをしているけど、今週はリリースに変えてみて体の調子を確認する。
  • 忙しいから…と後回しにしていた事と向き合ってみる。

 

今月で月一勉強会は終了となります。

今月のテーマは足首後方インピンジメント症候群

 

つま先伸ばすと、ルルベすると、ポワントで長く踊ると足首の後ろがつまる、痛いというシチュエーションについて学びます。

いつも、月一勉強会受けたいな、でもついていけなかったらどうしよう…と思っていたらこのチャンスにどうぞ。もう、戻ってこないので。

 

もちろん、勉強じゃなくてもいいですよ。

行きたかったお店に勇気を出して入ってみるとか、話しかけたかった人にレッスンの後話しかけてみるとか。

そういうところで、自分をストレッチしてみてください。

 

やりたかった趣味の時間を取るとか、読みたかった本を読む。

ちょっと高いよね、と思って避けていた万年筆を買うとか。

 

そうそう、最近、私は万年筆を使っています。

ずーっと昔に買ってあったんだけど、今は使い切りたいボールペンがあるから…とコツコツとお家になぜか増えていくボールペンを使っていました。

 

でも、新品たちはこの前寄付したんです。

ローカルのコミュニティーセンターに、勝手に持って行っていいよセクションがあったので。

そこに古着とか、読み終わった本、乾物とかジャムみたいに長持ちする食品が置いてあります。

 

今、そういうものを必要としているけど、買えるだけの余裕がない人達、

つまり金銭的にストレッチされているご家庭用に、とっていっていいよ、ってなっているんですね。

 

そこにごそっと渡してきました。

すぐになくなったので、誰かが使ってくれていると思います。

もしかしたら、学校の先生が持って行ったのかもしれません。

こっちは時々、学校で使う道具を先生が自費で準備しなければいけない、なんてことがあるので。

 

  • 義務感で、昔からこうしてきたからという形でやってきたこと。
  • 慣れている動き。
  • いつか…のためにとっておいた万年筆、しかも2本+ボトルやカートリッジ。

ようやく自分のために使う事にしました。

そんなちょっとしたストレッチでも大丈夫。

 

ぜひ、2022年中にストレッチしてみてください。

筋肉と違って、人間のポテンシャルや脳みそにストレッチの終わりはありません

可動域も定まっていませんので、ストレッチしてもケガしません。

 

まぁ、そうは言ってもオーバーストレッチしていると、

そのうちプッツンする嫌な人間、いつもキリキリしている奴になってしまうので、徐々にストレッチしていきましょう。

 

考え方の柔軟性は、ダンサーにとって一番大切な柔軟性だと私は常に思っています。

 

という事で今日のポッドキャストはここまでですが、月一勉強会終わっちゃうの!と心配された方、

大丈夫。その代わり、来年からDLSバレエ教師のためのライブラリがオープンします。

来週のポッドキャストではそちらの話をしていきますので、お楽しみに。

 

Happy Dancing!

 

 

 

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