オーストラリア、シドニーの大学で管理栄養士の勉強をしたからといって、ダンサー専門科目があるわけではありません。
このポッドキャストでは、管理栄養士のふみさんに、
どうやって大学以外の場所で、ダンサーを診るために必要な知識を探していったのか?
どんな行動が必要だったのか?
というお話しを聞いてみました。
夢を叶えるために、自分から行動する大切さを教えてくれるエピソードです。
聞きたい人はこちらから
はじめに
愛: みなさんこんにちは、DLSポッドキャストへようこそ、佐藤愛です。お元気ですか?
DLSポッドキャストはプロの現場から健康なダンス生活を応援する情報サイト、ダンサーズライフサポートドットコムのブログ音声バージョン
プラスポッドキャストだけの裏話などを毎週金曜日にお送りしております。
DLS9周年を記念して、今月はゲストの染原ふみさんに来ていただいております。
DLSポッドキャストで一番ゲスト登場が多いのはDLSの裏の凄腕、ひとみさん。
なのですが、今月4回登場でふみさんがひとみさんを抜きます。
今日のエピソードでは先週お聞きした、”ちょっとバレエを習っていたふみちゃん”から
管理栄養士になるために大学に行った染原ふみさんの続きとして
ダンサー専門で働くようになったバックグラウンドを聞いていきたいと思います。
先週のポッドキャストを聞いていない方は、短くて簡単に聞けるのでepisode 416を先にどうぞ。
ふみさん、今週もどうぞよろしくお願い致します。
ふみ: よろしくお願いします。
どうしてダンサー専門の管理栄養士?
愛: ふみさんはビジネス名のDDD(Dancers Don’t Diet)という名前からも分かるようにダンサーの摂食障害専門ですが、
管理栄養士さん達ってこうやって自分の専門とするようなエリアがあるんでしょうか?
あるんだったらどんなエリアがあるんですか?
ふみ: やっぱり自分たちの得意としているクリニックはいっぱいあって、よく見かけるのは糖尿病専門だとかアレルギー、あとintolerance (食物不耐性)専門とか。
オーストラリアはスポーツの国なのでスポーツ選手専門とか、特にラグビーとか、そういうところに専門の管理栄養士としてついている人たちは多いですね。
愛: なるほど。
もともと最初にダンサー専門のエリアを考えてたんですか?
それとも何かきっかけがあって、「よし、ダンサー専門の管理栄養士になろう」って決めたんですか?
ふみ: うーん、常にバレエ、ダンスとずっと関わっていきたいっていうのはあったから、どこかで全部一緒にできないかなっていうのは常に考えていて…
結局2つ専門にしてるんですけど、今は。
ただ大学の最後の方ではまだダンサーメインで見ていくか摂食障害にしようか、アレルギーも結構興味があったので、それにしようかっていうのはすごく悩んでいました。
愛: 最終的には全部取ったわけじゃない?
ふみ: 最終的にはやっぱりダンサーと働くのがすごく好きで…
摂食障害を専門としたところで必ずダンサー、パフォーミングアーティストっていうのは見ることになるし、
ダンサーを見るのであればやっぱり摂食障害の専門知識は持っていないといけないっていうところになって。
しかもアレルギーとかを持っていると制限していってしまうから、また摂食障害になりやすいとかそういうのを考えたら、
別々のものとして見るより一緒に起こりやすい専門的知識の必要な人、エリアっていうところで、今の場所に落ち着きました。
愛: 私も最初に解剖学とケガ、治療からスタートしたけど、そこからやっぱり予防とリハビリは必要だからエクササイズやって。
予防とリハビリを必要だと言ってもバレエからケガが来るわけだから、
バレエレッスンの内容も分かってなきゃいけないから…ってどこで切ったらいいのか分かんない感じですよね。
ダンサー専門の知識をつけるためには
愛: ダンサーと向き合うっていう決めても、大学の授業だけで足りないと思うんです。
なにかエキストラで自分で「このエリア、ダンサーと仕事するんだったらここは勉強しとかなきゃいけないな」とか、
「こういう研修を受けなきゃいけないな」みたいなのはあったのですか?
ふみ: 学生の頃からexperience(経験)は欲しくて、オーストラリアンバレエスクールの栄養士のところでプレイスメントさせてくださいだとかいろいろお願い掛け合って結局全部ダメで。
最終的に摂食障害の専門知識は大学では得られないので追加で勉強しなきゃいけないし、
続けなきゃいけないから、卒業してから猛勉強したっていうのもある。
こっちだったら管理栄養士会以外にSports Dietitionというのあって、スポーツ専門の管理栄養士のサブブランチとしてそういうのがあって。
そこに入ったけど結局ラグビーとかサッカーの情報ばっかりでダンサーに役立つものがその当時なくて。
なので結局大学でNoって言われたオーストラリアンバレエスクールの管理栄養士に自分で連絡をとって、
スーパービジョンとか通して個別にメンターとして数年ついてもらったのが初めのほうです。
愛: 前回のエピソードもそうだけども、今回も今出てきたように大学を卒業して勉強終わりではなくてその後も専門職だったら勉強していくっていうのはすごく大事になると思うんですが、
私とふみさんが出会ったのも勉強セミナーの Facebookグループですよね。
そのグループはバレエダンサーへのエクササイズ や解剖学のクラスだったんだけれど、なんでそこに?
ふみ: 私、前のエピソードでも言ってたようにをdouble degree(2つの学位)をとっていて栄養学とスポーツサイエンスをとっていて、
解剖学だとか人の身体、リハビリの方にすごく興味があった。
大学の時、教えをしていてそのリハビリでどうしたら、特に小さい子はケガなく楽しく動けるんだろう?って考えから、そういう勉強会にも参加していたところで愛さんを見つけた。
おわりに
愛: これが今週の最後の質問になるんですが Facebookグループ、 一緒のクラスを受けてたわけじゃないけど、同じ先生のセミナーを違う時期にとっていたので同じグループに入っていて、
そこで私の名前を見つけて連絡をくれたのがきっかけで、メルボルンのIADMSカンファレンスで初めて顔合わせをしたんですが、第一印象は覚えてますか?
ふみ: 第一印象…
あんまり覚えてない。
愛: ということで今日のポッドキャストはここまでになります!
私の第一印象は、公立のバレエ学校の講堂みたいなところが現場だったんですけど、
ふみさんが階段の下の方にいて、私が上の方で友達たちと聞いていたの。
そこで「絶対、この人がふみさんだろう!」っていう人がいたから手を振ったというのが第一印象です。
ふみ: 最初からフレンドリーだった。
愛: その時はまだ顔を合わせたことがなかったので?「どの人だろう?」と探すのが最初かと思いきや
そうではなかったというのが、私からの第一印象でございます。
ということで、今日のポッドキャストはここまでになります。
ふみさん、今週もどうもありがとうございました。
DLSフォロワーさんの中にはダンサーをサポートしたいと思っている人たちがたくさんいるけれど、
こうやって実際にダンサーと現場で働いている人の声、特にあんまり見たことない職業をしている人たちの声、裏話が聞けるというのはインスピレーションになると思います。
来週は続きとして、クリニックのオーナーとして管理栄養士の一日。
具体的にお仕事ってどんなことをしているのか?というバックステージの話をもうちょっと聞いていきたいと思いますので、そちらも楽しみにしていて下さい。
Happy Dancing、佐藤愛でした。
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