ムーブメントの基礎であるスタンス(立ち方)
バレエの基礎であるターンアウト
ダンサーが安全に長く踊り続けることが出来る土台=強いからだ
を作るエクササイズ指導法を学ぶDLSスタンスインストラクターコース第二期生の情報が発表されました!
聞きたい人はこちらから
スクリプト
みなさんこんにちは、DLSポッドキャストへようこそ、佐藤愛です。お元気ですか?
DLSポッドキャストはプロの現場から健康なダンス生活を応援する情報サイト、ダンサーズライフサポートドットコムのブログ音声バージョンプラス
ポッドキャストだけの裏話などを毎週金曜日にお送りしています。
題名を見ておーっと思いましたか?
私はポッドキャストを聞くときに題名をチェックせず、アプリからオートに流れてくるのを聞くので題名確認することが殆どないのですが、
皆さんは題名を見て聞くか聞かないか決めますか?
私のように、題名を見ていない人のために。
今日、2021年10月1日のメルマガとポッドキャストにてDLS公認スタンスインストラクターコースの第二期生募集が公式にアップされました。
その前からインスタライブやメルマガでちらちらお話はしていたので知っている人もいるかもしれないし、
ポッドキャストだけ聞いている人は初耳だったかもしれませんね。
2019年8月に第一期生がスタートしてから2年以上。
ようやく第二期生の募集スタートです、と言っても申し込み開始は10月9日から。
今回は10日間しか小鬼へのドアが開いていないので狙っている人、興味がある人はhello@dancersliesupport.comに第二期生に興味あります、と教えてくださいね。
いつものセミナーのようにスケジュールが合う人は是非来てね!という感じではなく、
小鬼になりたい人達だけ来てほしいので、情報アップの後は、興味あり、の人にしかご連絡をしない形にしたいと思っています。
ほら、DLSには来ないでねリストが常に存在するじゃないですか。
このクラスを受講していなかったら、これは受けられないよ、とかこの年齢じゃないと無理だよとか、バレエ歴も聞くこともあるし。
インストラクターコースは、その来ないでねリストが長いので、
コースに興味がなくても小鬼度を測るクイズに興味があったら、今日のメルマガにリンクがついているからやってみてね。
面白いかもしれません。
実際にコースがスタートするのは11月1日です。
そこから冬休み、夏休みとありますが、ほぼ毎週火曜日午前中にクラス、もしくは勉強用資料が配られます。
オンライン授業、教科書を読みながら自分でワークブックをこなしていくもの、
オプションで参加出来るものと、絶対参加しないと試験に参加出来ないもの、
などいろいろな種類があるほか、
指導の練習もオンラインとオフラインの両方を準備しました。
パンデミックももちろん視野に入れているけれど、
それだけでなく去年からのDLSのテーマであるインクルーシブな学びの場を考えて、
地方や海外の人、毎週時間とお金をかけて遠くに通学できない人でも勉強する気持ちがある小鬼たちに学びの場を提供するために準備してきました。
教科は5つ、そして1つの教科の中に細かい科目があります。
教科1はアルファベットを学ぶイメージ。
バレエ解剖学やエクササイズの基本形をまずは頭に入れてもらいます。
その後、教科2で基本的なエクササイズ「指導」を学びます。ただ、自分の体で行うエクササイズ、ではなく、指導者として学ぶことね。
例えばキューイング、注意や声のかけ方とか、基本的なエクササイズクラスの構成、
流れるようにつながるエクササイズプランの作り方や、クライアントのボディに合わせたエクササイズの選び方とかそういうこと。
さっきの英語の例でいうと、ここで基本的なセンテンスを作れるようになるってこと。
I like balletとかYes I doとかそういう感じ。
教科3と4では応用として、ダンサーに見られやすいケガや症状、シチュエーションに適応させるエクササイズプランの作り方や選択、
そしてケガしている人達を一番いい形でサポートするための知識を勉強していきます。
ダンサーの性格とか、体調とかも考えていくことで、よりよいクラスが作れるはずです。
英語の例では、難しい文章、長い文章が書けるようになる感じですね。
教科5では少しだけビジネスを学びます。
せっかく勉強したのに、生徒が来なかったら悲しいじゃない?
そういう部分や、治療家、家族、バレエ教師など、ダンサーをサポートするほかの人達と連携を組んでサポートしていくために準備しておきたいことなどをお話していきます。
英語でいうと、せっかく書いたストーリーを読んでくれる読者を探す感じ。
英語の例でずっとお話していますが、分かりやすくなったのか、分かりづらくなったのか、どうでしょうかね。
そうそう、今回はボーナスとして教科ゼロ、タイムマネジメントを勉強するミニクラスも作りました。
勉強する時間を作る方法、より効率よく勉強できるための知識をコースが始まる前に学んでもらう事で、コース中の勉強をよりスムーズに進めるためです。
DLSのインストラクターコースは、100のエクササイズを学ぶ場所ではありません。
ピラティスとかヨガみたいに、なんとかのポーズ、というのをたくさん覚えるコースではないってこと。
それよりは1のエクササイズを100のダンサーに合わせる方法を学ぶと思ってください。
先生に言われる注意をたくさん覚えるのがレッスンのゴールではない、と私は考えています。
それよりは、ダンサー自身が言われた注意を「自分の体だったら」どう当てはめるか?と考える事、
それがどんな先生についてレッスンしていても成長する鍵だと思うんです。
床を押して!と言われたら
私の場合は、床にフォーカスして重心を低くするのではなく、床から頭までの距離を伸ばす事をすべきだ、と思う人もいると思うし、
フワフワ、つなぎのステップもしっかりと使えず、プリエも浅いから、私は体を低く使うというイメージを持った方がいい、という人もいるでしょう?
そういうこと。
床を押す、という話は、9月のオニカツ、ハムストリングを学ぶ会でお話しましたよね。
まだ見ていない人は、Youtubeにビデオがアップされているのでチェックしてください。
バレエ学校時代もそうでしたが、ダンサーのグループエクササイズクラスを指導しているとき、Aちゃんはこれをやって、Bちゃんはこれをやって、と20人以上の生徒のエクササイズを変更することはできません。
そんなことしていたら、全員にエクササイズを説明するだけで1時間経っちゃいます。
でも同じプランク、というエクササイズでも、Aちゃんは今膝をケガしているから、膝の下にクッションを入れるけど、怖くて体重を逃がさないようにも注意しつつ、
Bちゃんは側弯気味だから、この言葉をかけて、
Cちゃんは負けず嫌いでパワーでプッシュするから目を閉じて呼吸カウントのキューイングをする、とした方がクラスがスムーズに進むんですよね。
バレエスタジオでエクササイズクラスを取り入れる場合、道具も場所も限られているので、
こういったエクササイズを様々なダンサーに合わせる事は大切になってきます。
ウォームアップとクールダウンでエクササイズを取り入れるんだったら、
説明が長くなりすぎて体が温まらなかったり、動かなかったら効果はないですから、クラスのフローも安全のために重視しますよね。
なので、たくさん目新しいエクササイズが学びたい人はこのコースに来ないでください。
ボディコンサークルでは毎月バリエーション豊かなエクササイズをご紹介してますからそちらをどうぞ。
とはいっても、ボディコンサークルのゴールは自分の体と向き合うためであり、エクササイズを指導する方法は学んでいませんけどね。
よく、ボディコンサークルの後、エクササイズを生徒にやらせました!と言ってくれる先生がいるんですが、
自分でも初めて学んで、正しく出来ているか分からない事を、お金をもらっている生徒に指導しないでくれ!と私は思ってしまいます、そしてそう伝えています。
エクササイズを学ぶ理由は、エクササイズクラスを指導するというよりは、ケガしている子が安全にレッスンに参加出来るように。
だとしたらアレグロの代わりにあなたはこのエクササイズをしよう、とアドバイスできる事かもしれません。
発表会の振付にこれが入ってるから、6か月後にポワントクラスが始まるから、お家で練習してね、というエクササイズ宿題を出したいという人もいるかもしれません。
そういう時、100のエクササイズを知っている必要はないと私は思います。
実際オーストラリアバレエ団で研修していた時も、エクササイズの種類がいっぱい!というよりは、
エビデンスに基づいた1つのエクササイズを、ダンサーのレベルやケガに合わせて応用していました。
体調によってウエイトの重さを変えるとか、舞台やリハまでの時間でエクササイズを繰り返す回数変えるとか、そういう感じ。
でも、意味のない事はしません。
ちゃんとエビデンスがあるものを選ぶというのは徹底していましたね。当たり前ですが。
日本のエクササイズは、特にバレエダンサー向けエクササイズでは、形、見た目で選ぶものが多い気がします。
バレエの腕みたいだから、とか足を上げるから、みたいな。
でもそれは、レッスンで学ぶべきなんですよ。
ポーデブラはエクササイズクラスでやることではなく、レッスンで学ぶことです。
でも、レッスンで言われたように腕を動かす強さがないんだったら、
肩をケガしていてうまくいかないんだったら、側弯で腕の使い方にも左右差があるんだったら、エクササイズの登場です。
ちょっと愚痴っぽいですが、バレエダンサーみたいな体を手に入れる!と謡っているエクササイズの内容がピラティスだとがっかりします。
だってバレエダンサーみたいな体ってバレエをして手に入れるものなんじゃないの?
バレエダンサーの中にピラティスをしている人は大勢います。
でも、ピラティスをしてもレッスンをしなければバレエダンサーみたいには動けません。
ピラティスがダメだって言っているのではなく、宣伝文句と内容はマッチさせてくれよ!って思うんだよね。
確かに、歴史を見てみると、ピラティスさんがABTのダンサーを指導していたのは間違いではありません。
でもピラティスさんはバレエダンサーじゃないです。
ピラティスさんのところでピラティスしていたダンサーは、カンパニーレッスンもこなしていました。
これはピラティスだけでなく、ジャイロでも、ヨガでも、なーんでも一緒。
メソッドが問題なのではなく、何のためにそのエクササイズをしているのか?
WHYの部分が大事なんですよね。
ということで、DLS公認スタンスインストラクターコースではWHYがない事はしませんし、なんで小鬼になりたいのか?が明確ではない方はいらっしゃらないでくださいね。
大丈夫、そのためにポッドキャストやブログ、ほかのセミナーがあるんですから。
ポッドキャストの最初の方でお話したこのコース向いてるかな?クイズやよくある質問である、コースについていけるかな、
コース費用カバーできるかな、そしてスケジュールや勉強時間がとれるかな?という悩みにそれぞれお答えしたシートが欲しい方は、
hello@dancerslifesupport.comにメールしてください。
今日のメルマガが届いてる人は、今日のメルマガにもついてはいますが、今後のコース情報が欲しければ、その旨をご連絡くださいね。
最後まで聞いてくださってどうもありがとうございました。
また来週金曜日にお話しましょう。
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