新年一発目のDLSポッドキャストでは、まだまだ落ち着かない世の中、理不尽な事が起こったりや思ったように物事が進まない時に、
どこにピントを合わせるか?を決める必要性をお話しました。
バレエ医学の話ではないですが、今年のバレエ生活で(もしくは普通の生活でも)役に立つコンセプトだと思いますので聞いてみてね!
聞きたい人はこちらから
<スクリプト>
みなさんこんにちは、DLSポッドキャストへようこそ、佐藤愛です。お元気ですか?
DLSポッドキャストはプロの現場から健康なダンス生活を応援する情報サイト、ダンサーズライフサポートドットコムのブログ音声バージョンプラス
ポッドキャストだけの裏話などを毎週金曜日にお送りしています。
2021年最初の金曜日はなんと1日にあたりました。
新春のご挨拶を申し上げます。今年も毎週金曜日、10分程度のDLSポッドキャストがリスナーの皆さんにとってのオアシス、にはならないか。
ウォーキングや家事のお供、通勤通学のエジュケーショナルエンターテインメントになれますように。
さて、今日は2021年をスタートしよう!という事でおしゃべりポッドキャストをしていきたいと思っています。
去年の最後のブログとなる12月28日にアップしたさよなら2021年はお読みいただけましたでしょうか?
今日はその続き?裏話?深い話?をしていけたらと思います。
そちらの記事で2020年のキーワードはフォーカスだってお話しました。
フォーカスというと集中という意味になると思うんだけど、もう少し写真を撮るときに似ているっていうのかな。
ピントを合わせるという意味で使っていました。
2020年はいろんなことがあったじゃない。
コロナはもちろんだけど、人種差別もそうだし、国によって、そして行政によって出来ること、出来ない事が違ったりと不満もあったと思う。
そういったネガティブなニュースをクロップするとか、無視するとかではなく、
そういうものが存在しているという事実は受け止めるけれど、世界のどこにフォーカスするか?がキーだったんじゃないかなと去年を振り返りながら思いました。
ポジティブ思考がいいとかいうけれどさ、わざとポジティブとか無理にポジティブな人っているじゃない?
ポジティブじゃないと「いけない」みたいな強制的ポジティブというか。
そういったことではなくいいも悪いも全部受け止めて、その情報から何に焦点を置くのかを選ぶっていうのかな。
特に来日がキャンセルになった春のセミナーシーズンではスローガンとして「今できることを100%で」とお話してきたんだけど、そういう感じ。
もちろん、私も2020年全てをレーザーフォーカスで生活出来たわけではないです。
10月あたりかな、専門家でないのに意見ばっかりする政治家や、ネット上のどうしたらそういった意見になるのか分からない人達、
ダンサーの総合的安全を考えない団体などを見てきて、疲れちゃって。
特にその時、ケガのせいでバレエ人生はもちろん、普通の生活も出来なくなった子たちとセッションなどもしていたので
大人の理不尽さというか無責任さに腹が立ったのと同時に、DLSを7年やってもこんなもんか、というがっかりもありました。
ま、7年やったけどガッカリしてるよ、というのは去年のDLS誕生日の時にポッドキャストでもお話したので今日は割愛。
こうやって凹んだり、腹が立ったり、ガッカリしたときにフォーカスがどこにあるか?を考える必要があるって感じたのね。
凹んでいる事実を隠しても仕方ないし、腹が立った自分を肯定する必要もある。
ネガティブな感情があるからこそ、ポジティブな感情も存在するわけだからさ。
だたし、その時に凹んでいる自分「だけ」にフォーカスが当たっていたり、必要以上長い間怒りという感情に焦点を置いていたら前に進むことは出来ないじゃないかと。
ネガティブな事が起こっているという事実は胸においておくけれど、その周りの風景っていうものがあるはずですよね。
- 生徒が上達したとか
- セミナー受講者からいいフィードバックをもらったとか
- 過去にセミナーを受けてくれたダンサーがアップしていた近況が素晴らしかったとかさ。
天気が良かったから一駅先に降りてウォームアップ代わりに早歩きしたという場合、
- 天気が良かったという事実
- ウォームアップをしようと行動に移した自分への肯定
- そしてこういうチョイスがあるんだと学んだ自分の脳みそへ拍手
とかシンプルな5分程度の生活の一部かもしれないけれど、それって素晴らしい事で、そこにフォーカスする事も出来る。
人生のカメラマンは自分なんですよね。
どこにピントを合わせて写真をとるか、どの風景を切り取って記憶に残すか。
また過去に取った写真だとしても、どんな加工をして編集をして、作品として残すか。
それができるのは自分自身だと思うんですよ。
そんな事を学んだのが2020年だから、2021年はそんなフォーカスの当て方が習慣になるように練習していきたいなって思っています。
なんだかフィロソフィカルなポッドキャストですね。
バレエの話じゃないじゃんって思われそうだから、バレエに関係する事もお話しておきましょう。
サヨナラブログで書いたように、今年はゴールデンウイークのみにセミナーを行う事にしました。
まー1月のセミナーがキャンセルになるわけではないですが、申し込みが去年だったので冬シーズンは去年で数えています。
9月のシルバーウィークあたりで行っていたセミナーはありません。
理由はさよならブログで書いたのでそっちを読んでもらえたらと思いますが、1月のセミナーが終わったあたり、つまり1月中旬かな?
に毎月の勉強会や毎週行われるクラスについてなどご報告出来ればと思います。
楽しみにしていてください。
アメリカやヨーロッパ各国のコロナ状況はまだ下火にもなっていません。
まだ日本に戻れない、まだ大人数で集まるのは躊躇するという今だからこそ、
よりDLSが身近に感じてもらえるような、つまりバレエ解剖学やエクササイズ、ダンサーの健康を無視しないレッスンというものが身近になるように、私たちは2021年もチャレンジし続けようと思います。
今週のポッドキャストを終わらせる前に、11月に発表したDLSスカラシップを応援してくださっている皆さん、本当にありがとうございます。
応援アイテム購入はもちろんだけど、SNSフォローやシェア、レビューなどでも大きなサポートになっています。
今年もスカラシップをはじめ、どんな形になるかは明確ではありませんが、今ちょっと苦しいダンサーやバレエ教師の皆さんをサポート出来るような活動ができたらとアイデアを練っています。
一緒にコラボしてくれるビジネスや団体、逆にサポートが必要な団体やアイデアまでどんなことでもいいので教えてもらえると嬉しいです。
今年も、ポッドキャストの感想や私へのメッセージはhello@dancerslifesupport.comのメールアドレスへお願いします。
もちろん、ポッドキャストで取り上げてほしい質問があったら「ポッドキャスト質問」という題名でメールを送ってくださいね。
ではまた来週金曜日にお話しましょう。
3日から始まるセミナーでお会いする皆さんは画面越しにお会いできるのを楽しみにしております。
Happy Dancing!佐藤愛でした。
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