2019年最後のDLSポッドキャストでは、いつもはダンサー達に恐れられてる鬼の愛さんが恐れている事をシェアします。
勉強になることはないかもしれないけど、佐藤愛でも怖いことがあるんだー
って感じで聞いてもらえたら嬉しいです。
聞きたい人はこちらから
*今月いっぱい愛さん駄目だしアンケートを行っています。
2020年によりよいDLSになれるように、より多くのHappy Dancingをサポート出来るようにお声を聞かせてくださると嬉しいです。
スクリプト
みなさんこんにちは、DLSポッドキャストへようこそ、佐藤愛です。お元気ですか?
DLSポッドキャストはプロの現場から健康なダンス生活を応援する情報サイト、
ダンサーズライフサポートドットコムのブログ音声バージョンプラスポッドキャストだけの裏話などを毎週金曜日にお送りしています。
さ、先週のポッドキャストの終わりでも今回の題名を言ったから、なんだろなーって思っている人もいたことでしょう。
これね、今の私が恐れていること、ってことなんですが、いつも恐れていることではございません。
例えばちょうちょとか蛾、嫌いなんですよ、それだったらミツバチとか蜘蛛の方がマシ。
粉がでるから嫌いっていうね。
もちろん、オーストラリアの蜘蛛は時々すっげー大きかったりしますよ。
一回彼の実家のシャワールームにこぶし1つ分より大きな毛の生えた蜘蛛がいまして。
それはさすがにシャワー浴びず服着て出てきました。先客でしたからね。
鬼の愛が怖いっていうのはクリスティンかしら。
だって彼女1月の終わりに来るんだもんね、と思った人、それも今の私が怖いのではなく、
常に怖い人なので、なーんてこれが英語だったら怒られていますね。
尊敬しているけど、ちょっと怖い人っていませんか?
あれが私にとってはクリスティンですね。
でもそれでもありません。
じゃ、なにか。
もったいぶらず早く言えって思いますよね。
今の佐藤愛、2019年終わりの私が恐れていること。
それは、肩書がなくなった自分と、それへの反応です。
ご存知のように、今年でバレエ学校終わりじゃないですか。
今までバレエ学校専属セラピストの佐藤愛だったんですよ。
それとメルボルンでパフォーマーの間で有名なクリニックに勤務している佐藤愛でもなくなります。
ポッドキャストで話したことはなかったかもしれないけれど、
私は今までクリニック内では有名な俳優さんとか、ハリーポッターに出てるレベルのアクターに指名受けていたこともあるんですよ。
バレエと関係ないから、オペラとかアクター系のお話はあまりしないんだけどね。
それがなくなってDLS一本に絞る、私がCEO、取締役社長としてハッピーダンシングを広める活動だけにフォーカスする。
それはやりたかったことだし、自分で出来ると思っているところだし、仕事内容自体に恐れはないんだけど、
それに対する反応っていうのかな、お客さん、つまり今聞いてくれている皆さんの反応がどうなるのか、っていうのは怖い。
海外で一人でビジネスをやってきているので、例えばボディコンディショニングクラスだったら、どうやって生徒たちを持ってくればいいか分かるし、だからこそ1年以上キャンセル待ちリストがあったりしたのね。
その部分に問題はないとは思うのよ。
ただ、オンラインメインで、しかも言い方は失礼かもしれないけど、海外在住どーのこーの、とか肩書好きな日本で仕事をする上で、
バレエ学校専属セラピストがなくなることはどれだけ影響があるのか、は非常に不安です。
DLS一本でいこう!というのは思いつきではなく、ここ3年くらい少しずつ準備はしていたのね。
例えばアマゾンベストセラーになった著者っていう肩書はどうだろう、みんなに真剣にとってもらえるかな、と考えたり。
来日の数を増やすとかも考えたけどそれは体調の面から不可能だと思うし、
地方の人達、そして海外の人達にも情報提供が出来るようにと、オンラインコースのクリエーションなども何年もかけて考えてきました。
やりたいことである、やり方もプランも考えた。
ただ、今不安に思っているのは「果たしてそれは必要なのか?」ということ。
別に愛さんから教えてもらわなくてもいいし、っていう人もいるだろうし
そろそろ飽きてきたという人もいるだろうし。
一番恐れていることは、自分の決断、バレエ学校を辞めて、クリニックを辞めて、一人一人のダンサーをサポートしていた時間から、
多くのダンサーをサポートできるように方向転換をするということが正しくなかったらどうしよう。
私は大事だと思っているhappy dancingだけど、バレエ界の人達にとっては余計なお世話なのかもしれないし、
結局バレエとか芸術って生活に絶対必要、っていうものではないよね。
同じだけパッションを捧げるならば、地球温暖化とか貧困さ、学校に行くことが許されない女の子たちのために働く方が世界的に貢献できるのではないか。
つまりは、意味あるの、それ?って気持ち。
わかるかなー?
理論的にはよいけど、本当に大丈夫か?って感覚。
例えば勉強はいつでもできるから、バレエの道を選ぶって決めたとしても
周りの子達は大学生活のために勉強しているのを見ると、
- 私の判断はこれでよかったのか、
- ただ勉強から逃れたかっただけなんじゃないか、
- そもそもダンサーになれる素質は私にあるんだろうか、
って考えるような、そんな感じっていうのかな。
理論的にはね、ダンサーの素質があったとしても日本で受験勉強して、大学入ったらダンサーになれるわけがないじゃない?
年齢的にも体力的にも。
だから、今チャレンジすることに意味があり、それが出来るラッキーな環境にいる。
脳みそでは分かっているけど、怖いっていうのかな。
その感覚があるんです。
それが10月あたりからどんどん強くなってきてて。
多分ゴールテープが見えちゃったからだろうね。
今の生活が終わるタイムリミットっていうか、終わりが見えてきたら、私このラインを越えたら、もう戻れないぞ?っていう感じ?
まーぶっちゃけ戻れるんですよ。
クリニックも1年やってみて無理だったら戻ってくるかもって言ってあるし、バレエ学校の方もコネクションはあるし、その気になったら簡単に仕事が手に入るのは知ってるんだけど。
でも、それはプランBであってプランAが出来なかったら戻ってくるけれど、プランAが怖いからBにする、という恐怖メインのチョイスではない。
ということで、なんだか色々と喋ってたけどまとめると、新しいことをやるって怖いよね、って話。
- 例えそれが、準備をしてきたことだとしても、
- たとえそれが理論的に正しいとしても、
- たとえそれが多くの人が支持してくれている活動だとしても、
- 怖いものは怖いんだよね、
ってこと。
そして、結局この気持ちを超えるためには、飛び込むしかないってことも分かってる。
このチャンスを掴まなかったら英語でいうwhat if…もしOOだったら、という感じで一生後悔することになるとしたら、そんな体験はしたくないじゃない。
バレエ学校卒業後、オーディションに行かなかったのは今でも後悔することなんだけど、その気持ちにはなりたくない。
どうせだったら、やってみて、ダメだったら「やってみた経験はよかった」って思えるようにしたいなって思います。
年末、もしかしたらこのポッドキャストを年始に聞いてくれていたり、
ぜーんぜん関係ない時期に聞いてくれている人もいるかもしれないけれど、
2019年12月の佐藤愛は怖いなって思うことにチャレンジするってここに一応誓っておきます。
だから、もし皆さんがこの先何かチャレンジしたいと思っているけど、そしてそれがいいことだって分かっていても怖いなって思っていたとしたら、一緒に飛び込んじゃいませんか?
知識も経験も、あればあるだけ人生を豊かにしてくれると思うし、
そのあとの方向転換をするときに選択肢を増やしてくれると思う。
だから、私も怖いけど、今の自分が信じるhappy dancingをサポート出来るように今の自分が出来ることを、プッシュしていきたいと思います。
ということで、今年最後のポッドキャストを聞いてくれてどうもありがとうございました。
今年1年、お世話になりました。
明日、12月28日から始まる冬ツアーでお会いできる皆さん、350人以上が参加表明しているプリエ本イベント会場でお会いできる皆さん、楽しみにしています!
その時にポッドキャスト聞いてるよ、と教えてくれたら嬉しいです。
このエピソードへの感想も教えてくださいね。
そして、まだ生の愛さんに会っていない方、怖いけどチャレンジしてみてくださいね、ということでまた来年のポッドキャストでお会いしましょう、
Happy Dancing! 佐藤愛でした。
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