あまりブログらしい?ブログがないDLSですが、毎年最後のブログはさよならシリーズを書いています。
1年前のはとっておくけど、2年前以降は消されるので、DLSマニアしか知らないかもしれませんね。
ただのブログなので、ただのブログを読みたい方はどうぞ続きをスクロールしてくださいませ。
そうじゃない人は、安全で楽しい年末年始をお過ごしくださいね。
Previously on DLS…
海外のドラマでよく使われるフレーズですが、前回までのあらすじ、といったところでしょうか。
かるーく振り返ってみると。
2019年終わりに緊急入院もあったけど、無事手術が終わり
ずーっと一緒に成長してきたバレエ学校を辞め、メルボルンで一番有名なパフォーマー専門のクリニックを辞めてDLS一本に絞ったところで、コロナの幕開け!
2020年は「フォーカス」をキーワードに今の私が出来るダンサーサポートを全うしてきました。
休校中のダンサー達のために、多くの無料ライブクラス、
コロナの影響を受けたダンサーやバレエ教師の人達が使えるスカラシップを作ってDLSのやるべき事にフォーカスしてきました。
2021年は「今まで通り」を打破すること。
来日セミナーのように期間限定の学びではなく、コンスタントに参加出来るボディコンサークル、
バレエ教師の皆さんが、代講を探さなくても勉強し続ける事が出来る月一勉強会。
家族で学ぶダンサーのケガシリーズと題して、ダンサーと保護者にケガと向き合う方法や安全に踊ることについてお話するなど、
今までDLSではやったことのない事にチャレンジし続けました。
引き続き多くのスカラシップを出していけたのも、いつもDLSを応援してくださっている皆さんがいたおかげです。
どうもありがとうございました。
2021年に学んだこと:ニューノーマルと柔軟性
世界で一番長いロックダウンの街でもあったメルボルンでは、たくさんのニューノーマルが生まれていました。
- マスク文化のないオーストラリアなのに、マスクをするのが普通になった
- 外に出られない代わりに、なんでもオンラインで出来るようになった
- お家で仕事をするのが当たり前になり、多くの人が会社を辞めた(great resignationと海外では呼ばれていますよね)
など生活やカルチャーが変わった感じがします。
私は2004年からオーストラリアに住んでいるので、実は来年の1月で日本に住んでいる時間と、オーストラリアに住んでいる時間がイコールになります。
とはいえ、5歳以下の「生活」の記憶があるわけではないので、オーストラリア生活の方が濃いんだけど…
その私でも、この1年の国内の違いは顕著に感じたくらいですから、
ずーっとこの国で生活している人はもっと違いを感じるのかもしれません。
特にマスク!
こっちでは、マスクしていたらジロジロ見られるか、露骨に文句を言われるくらいだったんですよ。
それがコロナのおかげ?で一般化して、自分を守るため、周りを気遣う”オプション”として認められた感があります。
このような変化についていくためには、柔軟性が必要みたいです。
ということで、みんなで椅子の上でオーバーストレッチして、2022年に備えましょう♡
ってならないよ!!
思考の柔軟性
これは、バレエ教師の皆さんに特に柔軟性セミナーでお話しています。
ダンサーに柔軟性は必要。
ここ何回かの柔軟性セミナーでは、参加者の皆さんにどんな(ひどい)ストレッチをしたことがある?と聞いています。
- 開脚で上に大人の男性の先生に乗られた
- 1人が軸足を押さえ、1人が体、1人が足を押す、4人一組のストレッチ
など、虐待と訴えられて当たり前な行動から
- カエルのポーズで寝て、次の日に動けなかった
的な間違った方向に自分で努力してきてしまったダンサー
- ストレッチの果てに股関節捻挫、坐骨剥離骨折などケガに繋がって踊り続けることが出来なかった
- 留学先から戻って来なければいけないような、背骨のケガに繋がった
など、それはそれは、凄い話を聞いています。
でも、
- 柔軟性とは、関節の可動域を広げる事
- 関節の可動域を制限する組織の中で、長さを変化させられるのは筋肉のみ
- 筋肉が硬くなる原因を対処することで、柔軟性を上げられる
と考える事が出来たら、思考の柔軟性も、体の柔軟性も上げる事が出来ます。
このシチュエーション(コロナ、体が硬いなど)で、安全を最優先させた上で、何をすべきか?
この考え方が出来たビジネスや人は、2021年がスムーズに進んで行ったのではないかな、と思います。
その時に、布切れ1枚を短時間つけるだけ、というソリューションがあるにも関わらず
私の時代は外でマスクなんてしなかったわよ!アジア人じゃあるまいし!
という生活を送っていたら、自分だけでなく、周りにも害を与えていることになるんですよね。
(残念ながらアジア人がマスクをするカルチャーがあるから、自分はしたくないという人も結構いるんです…)
自分の意見を持ってもいいけど、その時にほかの人の考えをアタックしたり、ほかの人に危害を加えるような行動はしない。
それは、バレエレッスンの中でも同じように考えられると思います。
自分がオーバーストレッチすることで、現役の気持ちを味わえるんだったらどうぞ。
でもそれを、体の作りもケガの歴史も、年齢も、バレエ歴も違う生徒に強制しない、とかさ。
DLS、2022年のゴール
2022年のDLSゴールはgrow、成長する。
名詞のgrowthではなく、敢えてgrowにしている理由は、動詞、行動を起こす言葉にしたいなと思ったからです。
来年はたーっくさんワクワクする事があります。
例えば、ボディコンサークルと月一勉強会が戻ってくることはもちろんだけど、ボディコンエクスプレスという30分のオープンエクササイズクラスが2月からスタートします。
オープンレッスンのように、どんなレベルの人でも参加可能。
これらのレギュラークラスにて、様々なスケジュールのダンサーやバレエ関係者がケガを予防する方法の90%以上を握っていると私は思っている「体の声を聞く方法」を手に入れてくれると嬉しいな、って思っています。
さっきのストレッチの例でいうと、
- 体の声を聞いて、筋肉を伸ばしてあげる事で動きやすくなる
- こうあるべき!という外からの情報(昔指導されたから?SNSで見たから?)で、形を真似する
ではどっちの方がケガすると思います?
2021年のボディコンサークルでも毎回クラスで体の声を聞く方法をお話してきました。
- 分からない、はフィードバックでありいい事だということ
- こっちが硬い=こっちが悪い、ではなく今日の”比較”だということ
- 出来ないエクササイズ=才能のない私、ではなく、伸びしろであり、努力するやり方が分かったということ
もちろん、
- 解剖学(筋肉の名前、関節の動き)
- エクササイズ理論(筋肉の収縮、トレーニング原理)
- バレエテクニック理解(このパではこの方向に体が動く)
は毎回お話してきました。
最終的にその知識を「どうやって」体に取り込むか?は「体の声」を聞かなければいけないんですよね。
年始のオンラインセミナーも、月一勉強会でケガについて学ぶのもの、ボディコンサークルも。
DLSが提供している学びの場が皆さんにとっての「grow」するチャンスを提供出来るように、と思って計画しました。
成長って、私「が」皆さんのためにやってあげる事は出来ないんだよね。
芽が出てきた木を、大きくなれーって引っ張ったらダメでしょ?
芽が出る環境を整えてあげる事やサポートしてあげる事は出来る。
この前、ダンサーサポートと代行サービスというブログを書いたのだけど、それと同じで、
先生の代わりに指導してあげる事は出来ないし、
ダンサーの代わりに、リハビリエクササイズをしてあげる事は出来ない。
でも、DLSサポーターの皆さんと一緒に、成長しやすい環境を整えたり、毎週、毎月のクラスで”水やり”をしてあげる事は出来る。
そんな思いを込めて、2022年はgrowしていきたいと思っています。
(第二期小鬼たちもgrowしてくれるように願いを込めて、ね!)
そうそう、メルマガ読者の方々は知っているように、第四弾の準備も裏で行っているし
実はもう1つ、大きなイベントが2022年7月にある予定…
まだ100%確定はしていないのですが、またメルマガでご連絡しますね。
DLSの最新情報や私からのプレゼントPDF、裏でやっている企画や
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良いお年を…
今年もDLSを応援してくださってどうもありがとうございました。
DLSサポーターの皆さんが、SNSをフォローしてくれたり、コメントやイイネをくれたり。
もちろん、ebook購入やポッドキャスト、本のレビューなどをしてくれるおかげで、DLSがダンサーをサポートするスカラシップや、無料の情報を提供する事が出来ています。
特に2020年からのコロナ渦中は、皆さんのサポートがなければ、
アーティストをサポートしていくことが出来ませんでした。
本当にどうもありがとうございます。
よりよいバレエ界を作っていけますよう、来年も一緒にGrowしていきましょう!
Happy Dancing!