DLSポッドキャスト epi516 ダンサーの食事に関する考え方にチャレンジ!

ダンサーにとても大切な「食事」を、治療家・指導者・解剖学講師の視点から考えました。 ケガの予防や修復、集中力には食事が欠かせません。 食事はエネルギー源であり、痩せる=パフォーマンス向上ではありません。 正しい食事があってこそ、レッスンに集中でき、軽やかに踊ることができます。 食事は悪ではなく、あなたの体は敵ではありません。 Transcript きっと、メルボルンより北にいるはずの佐藤愛です。   レギュラーリスナーの方なら、 「この言い方だと、たぶん愛さんは事前にレコーディングしているんだろうな」 と思ってくれることでしょう。 その通り。   DLSチームの一人に、メルボルンの大学生がいて、 彼女がポッドキャストの編集や準備をお手伝いしてくれているんですね。 彼女が日本に一時帰国するので、何本か先にエピソードを録音しています。   2週間前のエピソードでは前まで冬に行われていた気温問題に終止符を打つために、 北に行くよという話をしたので、 何を話しているんだろう?と思った方は過去のエピソードを聞いてくださいね。   このようにポッドキャストでは、最近の私の裏話や 先週のエピソードの様にメルボルンやオーストラリアの話などもお届けしています。 聞き逃さないように、ご使用のポッドキャストアプリで、 DLSポッドキャストをご登録するのをお忘れなく。   もちろん、YouTubeでもお聞き頂けますが、 移動中に聞きたい方は巷にたくさんある、無料のポッドキャストアプリがおススメです。    …

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DLSポッドキャスト epi515 隣の芝生は青く見える時の考え方

「隣の芝生は青く見える」ということわざについて考えてみました。 他人のものが自分より良く見えるという意味ですが、 本当に大切なのは他人と自分を比較することではなく、 自分自身の行動に焦点を当てること。 自分も努力を重ねれば、青々とした芝生を手に入れることができます。 自分の庭に水をやり、自分の夢に向かって行動を起こしましょう。 Transcript お庭の芝生が青々しているメルボルンより佐藤愛です。 乾燥大陸とも言われるオーストラリアのメルボルンがあるビクトリア州は、 夏になると乾燥がより一層激しくなります。 あまりにも乾燥してしまって、山火事になるくらいです。 なので、夏場の芝生は茶色いんですよ。 逆に今現在、つまり冬は青々としています。 写真だけで見ると、あれ、5月くらいかな?と思ってしまうくらい。   さて、今日のポッドキャストでは、 「隣の芝生は青く見える」ということわざについて考えていきたいと思っています。   実はね、このことわざは英語でも100%一緒なんですよ。 The grass is always greener on the other side of the…

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DLSポッドキャスト epi514 北に向かう話とバレエ人生を豊かにする3点

夫婦間の戦いから「妥協」の大切さについて考えてみました。 先生vs生徒、主宰者vs助教、先生vs保護者など対立が生まれやすいバレエ界だからこそ 「お互いの意見の真ん中を探すこと」はとても重要です。 そして、「今の環境で最大限の努力をすること」、「休暇を大切にすること」は 人生を豊かにする上でも非常に大切だと感じています。 Transcript あと1週間で北に向かう佐藤愛です。お元気ですか?   北に向かうって愛さんどうした!?と思いますよね。 ながーい戦いの上、北に向かうことになっているのですが、バレエとは全く関係ないので短くお話しますね。   旦那、通称神は寒さに弱いです。 私は暑さに弱いです。 よって、戦いが起こるんですね。   メルボルンの寒さは、カナダでマイナス何十度の生活をしていた人たちに言わせても、かなり過酷だそうです。 そう、メルボルンは寒いのよ。 気温はマイナスにならないんだけど、風が異常に冷たいし、乾燥地帯特有の痛い寒さがあります。   そして、私たちが住んでいるエリアは平らで、大きな木や建物がないため、 風が強いエリアなんですね。 そのため、この家に引っ越してきてから約10年、冬になると戦いが起こるのです。   「どうしてこんなに寒いところに住んでいるだ!活動的になれないじゃないか!」 と神らしくない発言をする神と、 「ほかの国に比べて、この寒さは酷くない!地球温暖化を考えたらメルボルンに住んでいるほうが安全だ!」 と反発する私。   昔マルチーズとプードルの混ざったちび犬、ウファがいた時は 「ほら、ウファも寒がっているじゃないか!」…

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DLSポッドキャスト epi513 トウシューズは12歳から

「トウシューズは12歳から」という当たり前は、DLSだけのルールではなく、 国際ダンス医科学学会で定められた国際的な基準です。 ただ、まだまだこのルールを知らない人が多いのが現状です。 このガイドラインについて掘り下げたので、 自分のスタジオが生徒の安全と健康を第一に考えた適切な指導をしているか確認してみてくださいね。 Transcript DLS公認スタンスインストラクターコース4期生が正式にスタートし、 過去最大人数のコース生と一緒に10か月過ごせること、 そしてよりよいバレエ界を作っていけることにワクワクしている佐藤愛です。   今回のコース申込みももちろん、 毎回来日セミナーやDLSお誕生日の8月1日付近に行っているイベントでもそうですが、 皆さんに見えている部分のお仕事と、皆さんに見えない部分のお仕事があります。   皆さんに見えない部分のお仕事とは、 クラス資料作りとか、会場予約とか、多分バレエの先生たちだったら「そーだよね」と思うような作業と、 ゴールやKPI設定、作業スケジュール制作、手順アップデートなど、 会社でお仕事をしたことがある人たちならわかるような作業があるのですが、   準備だけでなく、終わった後の死体解剖って言って通じる? イベント後に、何がうまくいって、どこの改善が必要か?という研究もします。   バレエダンサーでもわかるような言葉にしてみると、 コンクールに出るという場合、当日踊っている2分程度が目に見える部分だとしましょう。   将来につながる可能性を考えずたった2分のために、 自分の体や健康を犠牲にする人たちがいるのが悲しいですが、 今日はその話ではないので飛ばします。   今年のDLS誕生祭の際に、コンクールについてのセミナーを…

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DLSポッドキャスト epi512 自分が主宰者でない先生たちへ

「若いからいいわね」と言われたのが悔しくて、早く30歳になりたかったあの頃から10年。 39歳になった私が、First No Harmの信条に基づき、 勇気を持って改善に取り組む多くの若い先生たちに伝えたいことをお話しました。 正しい知識を得て、自分の信じる道を進み、理想の指導者となるための心得を考えてみました。 Transcript こんにちは、今週の火曜日が誕生日だったため、また1つ年を重ねた佐藤愛です。   誕生日が近づいてくると、昔、祖母が「あいちゃんはシュガーラブなのよ」と 知っている英語で頑張って名前の説明をしていたのを思い出します。   そうやって言われたのが誕生日だったわけではないですが、 誕生日が虫歯の日じゃないですか! だから、シュガーがラブで虫歯の日なんて、 なんだか笑えるなと思うのです。   そんなこんなで私は39歳になりました。 DLSを始めたのは20代後半で、その際は早く30歳になりたいと思っていたものです。   理由は簡単で、日本で頑張って活動していても 「愛さんは若いから」 の一言で終わらせられてしまうのが悔しかったんです。 「愛さんは女性だから」 というのも男性のトレーナーから言われたことがあります。   日本のジェンダーギャップ指数でどんどん数値が下がっており、 2024年は144カ国中114位だったそうですよ。 下から数えた方が早く、先進国として恥ずかしいこの数字の中で、 未だに「女性の方が仕事になる」という考え方をしている人がいるんですから、…

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DLSポッドキャスト epi511 家族を言い訳にしていない?

つい「家族がいるから」「小さい子どもがいるから」と言い訳をしてしまっていませんか? もちろん、ご家庭の事情で勉強よりも優先すべきものがある時はあります。 ただ、勉強をできる時でも、自分の努力不足、勇気不足を人のせいにしていませんか? 子育てをしながらコースに参加した人の経験談を紹介しながら、無意識の制限についてお話しました。 Transcript 太陽は出ていても、寒い日が続き、あっという間に日が落ちてしまうメルボルンより、佐藤愛です。   南半球は季節が逆とか、お風呂の栓を抜くと水が反対周りするとか。 知識として皆さんもご存じかと思いますが、実際に体験してみないと分かりづらいですよね。 ちなみに、トイレの水が流れる方向が逆になるのを知っていても、毎回来日して実家に帰る度に、1度は凝視しちゃいます。   この前秋を楽しむために山の方に行ったんですけど、 山道でおっきなカンガルーが車にぶつかりそうな距離で飛んできてビックリしましたね。   知っているんですよ、知識としては少しでも山の方に行けばカンガルーがいっぱいいるということとか、 アイツら、くまのプーさんのイメージからか ポケットに赤ちゃんが入っている、ジャンプが好きなかわいい子、という感じがするかもしれないけど、 野生動物ですからね、しかも筋肉ムキムキ、結構好戦的な。   車対カンガルーだったら、カンガルーが勝ちますから。 大丈夫、ぶつかりませんでした。   さて、今日のポッドキャストエピソードでは 「家族を言い訳にしない」というちょっと辛口な内容をお届けしようと思っているのですが、 その前に、5月中いくつか長めのボーナスポッドキャストをお届けしてきたじゃないですか。 どうです?楽しんでもらえましたか?   DLSチームのアイデアで、もっと長いポッドキャストが欲しいというのがあったんですよ。 通勤時間が10分だけの人はいないだろうから、30分とかのエピソードがあったらいいのにって。 確かに、と思ってちょっとテスト的にインスタライブの音声をアップしてみました。…

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DLSポッドキャスト epi510 コースの夢と離脱をされた人の話

インストラクターコース4期生のお申込締切まで2日になりました。 過去の参加者には、さまざまな理由でコースを離脱した人がいました。 コースを離脱した人の経験談や離脱せざるをえなくなった時のサポートなどを紹介しました。 日本のバレエ界をよりよくしていくために、 「当たり前」を変えるために、一緒に学んでくれる人をお待ちしています。 Transcript こんにちは、皆さんがDLS公認スタンスインストラクター4期生お申込み終了まで あと2日の時に聞いてくださっていると思うと ワクワクとドキドキが入り混じった感情になる佐藤愛です。   このポッドキャストを未来に聞いてくださっている方の為にお話すると、 このポッドキャストは2024年5月24日にアップロードされます。 そして4期生申込最終日は5月26日なんですね。 もし、未来で聞いている人がいたら、5期生の申込とかなのかな。   長年やっていきたいコースというより、早く目標を達成したいという気持ちが強いコースの為、 いつまで続けているか分からないのですが、 未来には、生徒の安全と将来の健康を第一に考えてくれる人が増えていたら嬉しいです。   今「早く目標を達成したい」とお話しましたが、目標とはなにか?って思いますよね。 このコースの目標は、そして今は2024年ですから、未来では数字が変わっているかもしれませんけれど 日本には1万3千人いると言われるバレエの先生の大多数が ダンサーの安全と将来の健康を第一に考えて指導してくれること。   そして、DLS公認スタンスインストラクターコースでは、 一般的に健康だと言われるけど、エビデンスは逆を示唆している2点、 過度な柔軟性と 体重・体型にフォーカスした指導 を辞め、様々なスポーツでは既に取り入れられている ウォームアップやクールダウン、クロストレーニングの知識を身につける…

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DLSポッドキャスト epi509 1人で成長できるのか?

私は一人でいることが大好きです。 でも私が成長を感じるのは、他の人と一緒にいる時です。 一人でも同じ作業ができたとしても、他の人との交流で新たな視点・考え方を知り、 自分の考えや世界から飛び出すことでしか得られない学ぶがあるはずです。 今回は、コース修了生からのメールを読みながら、成長には他者との交流が必要な理由を考えました。 Transcript 何を隠そう、一人でいるのが大好きな佐藤愛です。 仕事以外の趣味は 読書、編み物、裁縫など 好きな運動は 水泳、ハイキング、ランニングなど一人でやるもの。   なので、人と一緒にいると疲れますし、 コロナのロックダウンはそんなに苦になりませんでした。   とはいえ、私が「成長したな」と感じる時は いつも誰かと一緒にいる時です。   最近の話だったら、1月に参加したRADのカンファレンスや3月のJADMSの学会。 他の人の話を聞いたり、仕事内容を聞いたり、ディスカッションすると、 文字通り自分の中にはない視点で物事を考える事が出来ます。 たとえそれが反面教師でも。   そして、これはポッドキャストを聞いている皆さんにも聞きたい。 私の様に一人でいるのが好きだとしても、 1人でいる時の方がネガティブに考えません?   大勢で居る時の方が疲れたとしても 初めて会う人達と一緒にいる時の方が緊張するとしても ネガティブに考える時というのは1人で居る時の方が多いと思うのです。…

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DLSポッドキャスト epi508 前に進みたいなら完璧ではない一歩を踏み出そう!

インストラクターコースの資料希望者が過去最多の100人を超えました。 10ヶ月という長期間継続して行われるこのコース。多くの人にとって大きな挑戦です。 ただ、前に進みたいなら、失敗してもリスクが少ないところから、完璧でない一歩を踏み出すことが 成長の極意だと思います。 私と一緒に新たな挑戦への一歩を踏み出してみませんか? Transcript DLS公認スタンスインストラクターコースの4期生詳細が配られ、 ついに4期生申込に向けて本格的に動き始めてしまった感から戦々恐々としている佐藤愛です。   もちろん、来日セミナーから、つまり今年の2月から インストラクターコース4期生についてはお話していたんですけど、 「詳細は後でね」みたいな感じだったのでまだ逃げられた感があるんですよね。 「一応予定しているけど」みたいな。   だけど資料希望者が過去最多の100人を超えてから あーこれはちゃんとやらないと!という気持ちになって、 5月1日に資料を配布し始めてからは、Point of no return、戻れないところまで来てしまった! という感じがあります。   4期生をスタートするのが嫌だからではないですよ。 でも、DLSがお届けしている全てのクラスの中で、インストラクターコースが一番長い10ヵ月以上かかるものなんです。 参加する人達はもちろん、私もDLSチームも生半可な気持ちではいられない大きなコースです。 腹を括って、生徒の安全と将来の健康を第一に考えている小鬼希望者たちに 最高の学びの場を提供すべく、私も今月気合を入れております。   インストラクターコースもそうですし、来日セミナーも オンラインエクササイズクラス、ボディコンサークルもそうですが…

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DLSポッドキャスト epi507 コンビニ食についての考察

「コンビニ食」と聞くと悪いものだと思っていませんか? 健康上の懸念や個人にあった栄養バランスといった個々の意見は置いておいて エネルギー不足はケガ予防の観点から危険です。 バレエ界の問題である摂食障害や体重至上主義についても触れながら 個々のダンサーに焦点を当て、彼らの健康を最優先にすることの重要性についてお話しました。 Transcript こんにちは、ゴールデンウィークのない国に住んでいる佐藤愛です。   ゴールデンウィークって日本だけのものなのでしょうか? ちょっと気になってググってみたら、中国にも黄金周というものが存在する様です。 でもちゃちゃっと検索なので信じないでください。 知っている人がいたら、どうぞhello@dancerslifesupport.comかインスタDMで教えてくださいませ。   メルボルンに来てビックリしたことは、日本って本当は祝日が多いんだよねということ。 あえて、オーストラリアと言わず、メルボルンと言った理由は、オーストラリアは州によって祝日数が違うからです。   日本人のステレオタイプっていうの?休まないで働く!という感じがありますからこそ、 なんだか不思議な感じがしますよね。   その他にメルボルン、これはオーストラリアと言ってもいいと思いますが、に来てビックリした事は、 こっちのコンビニは酷いということ。 こっちが酷いのか、日本のコンビニが凄いのか… 多分後者だと思いますが、日本に戻ると様々なコンビニに遊びに行くのが楽しいです。   そして今日のポッドキャストのテーマはコンビニ食です。 ダンサーの生活をサポートするための情報ポッドキャストで、どうしてコンビニ食を取り上げるのか? そう思った人達、結構大事な事をお話すると思うので、どうぞ最後まで聞いてください。   ご存じのように、今年2024年は2月中旬から3月下旬まで、6週間の来日セミナーを行いました。 ということは、実家生活も少しありましたが、1か月以上はホテル生活だったんですね。…

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