オンラインセミナーを80時間以上やってわかったこと

  パンデミック中、来日セミナーが出来ないためオンラインセミナー祭りに変更したDLS。 昨日の大人バレエトレーニーさん(大人でバレエレッスンを受けている方々をDLSではトレーニー「トレーニングする人」と呼んでいます)のクラスをもってして、4月から行われてきたオンラインセミナーが終了しました。 まー正確に言うと、3月からインスタライブもたくさんやっていたので、それを入れるとオンラインを100時間以上になるんだけど、有料クラスだけを数えたら 合計80時間以上 参加者約600人 35都道府県、7か国 からの参加をいただきました。   オンラインのポテンシャルってすごくない!? ってことで今回学んだことを赤裸々日記の代わりにシェアしていきたいと思います。   勉強に年齢や留学歴は関係ない 今までのDLSセミナーでは年齢に関して厳しく分けていました。 理由は簡単で、ポワントクラスを勉強してほしい子供たちの年齢、テクニックやレッスン量で気をつけたいことなどがあるから。 スポーツ医学で言われる、10歳以下はスポーツに特化しすぎた練習をすると怪我のリスクが高くなるというのも配慮しています。   でも、オンラインセミナーは座学。 勉強しすぎでもケガしない…笑   クラスに参加できるかどうか、学びが大きい時間になるかどうかは 今までどれくらい勉強してきたか?(知識の蓄積) 呑み込みがどれくらいのスピードでできるか?(理解力) クラス内容「だけ」でなくほかの人の質問などから学べるか?(応用力) が影響してくるのがよくわかりました。   例えば同じクラスでも 17歳、海外留学していてコロナで一時帰国中の子はすごく勉強になった 19歳、海外留学している子は「すでに知っている内容」だった と言っていました。…

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教師講座大勉強会

このクラスの次回開催は未定です。 今後開催されるセミナーに関する情報や、DLSの最新アップデートをいち早く受け取りたい方はDLSメルマガにご登録くださいね。 *ezwebなど携帯キャリアの場合、メールがはじかれてしまう事があります。ご注意ください。 *メールアドレスの打ち間違いが多数見られます。ご登録いただいたメールアドレスが間違っていると、こちらからご連絡出来ません。 * * * * *   不定期でお送りしている教師大勉強会のオンラインバージョン。 コロナでスタジオ運営が大変になっているかもしれないし、この時期に勉強して新しい悩みも生まれているかもしれない。 だったら、DLSは無料で応援します。 DLSで行うセミナー系で無料は初めて。 でも、コロナも100年に一度なんて言われていますから一緒にこのスペシャルな₍?₎時期を乗り越えていきましょう。   止まっているように見えても、根をはることはできます。 それが冬ってやつです。 春が来たらパワフルな花を咲かせるように今のうちに蓄えておきましょう♡   ※お申込み方法が他のクラスと異なります。  このページの下の方にある「お申込み方法」をご確認の上お申込みください。 日時&参加条件 次回の開催は決まり次第ご案内します。 声も聞こえ、顔も見える質問会。ほかの人の悩みも一緒に聞けちゃいます。 過去に教師のためのバレエ解剖学講座モジュール1&2を受講した人のみが受講可能です。 多くの皆さんの質問にお答えしたいので、事前に質問を準備しておいてくださいね。 どちらのグループでもいい場合は、申し込み時にメールに「どちらでもいい」と記載してください。空いているグループをご案内します。   定員&受講料 みんなの質問に答えられるように、先着20名定員を2グループにわけて開催します。 今回の料金は、スタジオ経営へのインパクトを考慮しコロナ対策応援として<無料!>にしました。 みんなの質問に答えられるように先着20名×2グループですのでお気をつけて。 オンラインセミナーの受け方…

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レッスンがなくても上達し続ける方法

  バレエの先生に喧嘩を売っているような題名でしょうかね。 そういう意味ではなくって、このブログを書いている今、Covid-19の影響でレッスンがお休みになってしまっているスタジオがたくさんあるから、そういう子達に書いています。 ケガしている時にレッスンに出られなくても出来ることがあるよ!とお話している記事もDLSにはたくさんありますが、今回はCovid Edition。   体力作り なによりもここから始めよう。 体力がありすぎてケガすることはありません。 体力がありすぎて筋肥大だったり、テクニックで出来なくなるものもありません。   その逆。 バレエでは、体を使って踊ることが求められるのならばその土台になっているのは体力でしょ。 基礎体力があればあるほど、レッスンに戻った時に上達が早まりますよ! 何故かって?   だって体力があれば アレグロを大きく踊ることが出来る レッスンを安全に受講ができる(バレエ学校のようにたくさんクラスがある場合) 他のグループが踊っているときにマーキングや、グループに入って何度も踊れる   他にも、疲れると人間不機嫌になりますよね。 ご機嫌でレッスンをこなすためにも(ポジティブ、集中してレッスンが受けられるようになる)、 人間的に嫌な奴にならないためにも大事です。   折角レッスンが出来るようになった!という時にゼーゼーしないためにも、 最初のレッスンでいきなりケガしないためにもとっても大事ですからやっておこうね。   過去記事で、ダンサーのスイミング、ダンサーのランニング、ちょっと古い記事ですが縄跳びについても紹介しています。 #愛さんとエクササイズ というインスタライブもしているので、私の掛け声とともにエクササイズをするのもアリ!…

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ダンサーの表現力を理解しよう DLSオンライン学校シリーズ

オンライン学校授業に「ダンサーの表現力を理解しよう」が追加されました♡ バレエダンサーのための、舞台で使える表現力。 これを理解し、練習方法を学ぶことがこの授業の目的です。   誰にでも表現力はありますよ! だけどね、「力」だから練習しないと身につかない。 表現力練習不足なダンサーに送る、芸術としてのバレエをより理解するための授業です。 こんな人に向いています バレエを習っている人で、表現力を身につけたい人 表現力が足りない、と言われるけどどう練習したらいいのか分からない人 舞台上だったら表現できるけど、日々のレッスンではどうしていいのか分からない人 オーディションやバレエ留学前に、苦手な部分をなくしておきたいダンサー セミナーに参加する事は時間的に出来ないが、お家で自分のペースで勉強したい人 こんな人には向いていません ビデオを見た後、行動を起こせない人 日本語が分からない人 文章の方が会話よりも頭に入る人 あまりにも年齢が幼い人、集中出来ない人(10歳以上を対象として作っていますが、理解力のある子だったらもう少し若くても大丈夫かも) クラシックバレエではないジャンルのダンサー(クラシックバレエのみをお話しています) 料金&クラスの構成 4000円  オンライン学校の授業は自分のペースでビデオを見ながら、資料やワークブックに書き込んでいく自分主体の授業です。   ビデオの長さ:約1時間+ビデオを止めてノートを書く時間 この授業で学べること ダンサーの表現力ってそもそも何? 具体的に、何を練習したら「表現力」を身につけることができるの? いつものレッスンでも表現力の練習をするためには? 舞台で役柄を演じるために知っておきたいこと ご購入から受講まで…

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大人バレエトレーニーのためのSafe Dance Online

このクラスの次回開催は未定です。 今後開催されるセミナーに関する情報や、DLSの最新アップデートをいち早く受け取りたい方はDLSメルマガにご登録くださいね。 *ezwebなど携帯キャリアの場合、メールがはじかれてしまう事があります。ご注意ください。 *メールアドレスの打ち間違いが多数見られます。ご登録いただいたメールアドレスが間違っていると、こちらからご連絡出来ません。 * * * * *   全国の大人バレエトレーニー(大人でバレエレッスンを受けている方々をDLSではトレーニー「トレーニングする人」と呼んでいます)の皆様、お待たせいたしました。 DLSから初の、大人向けオンラインセミナーが行われます。   大人バレエトレーニーが安全に長く踊り続けられるための知識をお送りします。 趣味だけれど、「必死」で学んでいる 体もだけど、「頭からも」バレエを学びたい 痛みゼロ、は不可能でも「痛み少なく、細く長く踊り続けたい」 そして 自分はプロを目指してはいないんだけど、それでもDLSの情報は見ているよ!という大人バレエトレーニーさん達、集まれ!!   レベルやセミナーの内容などについての疑問や心配事がある場合、セミナーお申し込み前に hello@dancerslifesupport.com にメールくださいね。 バレエ歴、年齢と共に学びたいこと(ゴール)や質問、不安なことなどを教えていただければ、このクラスが合っているかお返事します。 *申し込みが始まってからメールをいただいても、質問にお答えする前にクラスが定員に達してしまう事があります。ご注意ください。 オンラインセミナーの流れ Before Class(準備と予習) クラスで必要なワークブックや、ダウンロードの方法を専用のFacebookグループでシェアします。 佐藤愛著スタンス本、ターンアウト本、プリエ本三姉妹を読み込んで、何が書いてあるか理解する。 全部理解できなくても大丈夫!ライブQ&Aの日に解決しましょう。   パート1:ビデオクラス 1時間ちょっとのビデオにて、ワークブックと共に勉強してもらいます。…

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セミナーオンライン開催変更、及びキャンセルのお知らせ

残念ながら、先週末に発表された新たな研究でコロナは空中でも3時間以上、プラスチックの上では最長3日生き延びる事ができるという新事実が発表されました。 また、WHOから50歳以下の若者でも重症になる可能性があるから気をつけろという連絡がありました。   これにより、当初DLSセミナーに向けて予定していた バーなどのダンサーが使う器具や参加者が座る椅子などの清掃、クラス毎の換気、スタジオ及び更衣室に入場出来る人数管理を徹底 でも感染を効果的に予防しきれない事が分かりました。   非常に残念ではありますが、ダンサーの健康はもちろん、参加者のご家族や生徒さんたちなどコミュニティの健康を守るために、DLSでは予定していたセミナーのオンライン開催へ変更、もしくはクラスのキャンセルを行う事になりました。   参考文献はこちら https://www.nejm.org/doi/10.1056/NEJMc2004973 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200321/k10012342781000.html   オンラインクラスに変更されるもの *全てのオンラインセミナーは各クラスのFacebookグループ内で行われます。FBアカウントをご登録いただくようお願いいたします。 オンラインといっても、現地で開催する講座の内容をそのままお伝えします。 開催日時も変わりません。 会場がFacbook上になっただけ、ですのでご安心くださいね。   4月24、25、26日 教師のためのバレエ解剖学講座モジュール1&2(名古屋) 5月2、3、4日   教師のためのバレエ解剖学講座モジュール1&2(東京) 参加者の予習復習用FBグループ内でのライブクラスが行われます。   4月27日 Safe Dance!セミナー(名古屋) 4月27日 Safe Dance Studio (名古屋) 4月28日 ダンサーの足セミナー(名古屋)…

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2020年春 DLSセミナー スケジュール

新型コロナウイルスの影響で、当初予定していました来日セミナーがオンラインセミナーに変更されました。 ダンサーの健康はもちろん、参加者のご家族や生徒さんたちなどコミュニティの健康を守るための決断ですのでご理解を頂けますと幸いです。 詳細はこちら   オンラインセミナースケジュール ワークショップや実技系のセミナーは開催中止とさせていただきます。 それ以外の座学系のセミナーについてFacebookグループを利用したオンラインクラスで開催します! オンラインといっても、現地で開催する講座の内容をそのままお伝えします。 当初予定していた開催日時も変わりません。 会場がFacbook上になっただけ、ですのでご安心くださいね。   4月3日(金) ダンサーの表現力を理解しよう!ワークショップ(5500円)満席 4月4日(土) 上達するバレエノートの書き方ワークショップ(5500円)満席   ご好評につき、追加開催が決定しました! 4月18日(土) ダンサーの表現力を理解しよう!ワークショップ(5500円)追加  4月19日(日) 上達するバレエノートの書き方ワークショップ(5500円)追加   4月24日(金) 教師講座M1&2 Day1 4月25日(土) 教師講座M1&2 Day2 & 教師のための表現力ミニ講座(12000円) 4月26日(日) 教師講座M1&2Day3(3日間 35000円)満席…

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「先生」と「ありがとう」 教師講座赤裸々日記

  私は「愛先生」と呼ばれるのを嫌がります。 未だにクララ連載で担当してくださる方が、本の世界では普通なんだろうけど先生は、って呼ぶのね。 「先生、あ、愛さんが」って言い直してくれるので、それを笑って聞いています。   さて、なんで私が先生が嫌いなのか。 むかーしむかし、DLSを始めたときは20代後半だったので、ほとんどの「先生」が年上だったのね。 だから「私、先に生まれてもいませんし…」とかいう感じで断ることも出来たんだけど、 年齢と共に貫禄も…怖さも?!増してきた今日この頃。   「先生」に潜む罠 まー夏目漱石レベルになれば、先生と呼ぶことでからかっている、とするらしいですけど、 本は書いているとはいえ、後世に残る文学でもありませんし、 今「後世」のことを「ごせい」だと思って漢字検索をかけていて、 出てこないなーと思っていたレベルの脳みその佐藤愛ですから、先生なんて呼ばれる必要もないと思います。   私が怖いのは、先生と呼ばれることに慣れてしまう事。 OO先生が言う事は絶対である みたいになりたくないし、先生と生徒、という関係は意見を交換することが不可能なんじゃないか、と思うのね。   ありがとう、も怖い 先生という職業につくと、何かをすると必ず「ありがとうございました」と言われるでしょ。 お医者さんに診てもらうとありがとうございました。 教授のクラスを受けたらありがとうございました。 でも、お洋服屋さんだとお客さんがありがとうございました、と言われる。   お客さんに感謝のはずが、自分のやっている事で感謝される。 感謝が嫌、っていうひねくれ意見を言っているのではないんだけど、 それに慣れちゃうと、人間としてどーかなーと思ってしまうのね。  …

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ポーデブラ、足の1番と大人の責任。

2020年の一発目は冬期バレエ講習会でした。 今年も20名のダンサーたちがお正月返上で模擬バレエ留学を体験しにきてくれました。 毎年ツッコミどころはたくさんありますので笑 それを赤裸々日記として記事にしているので今回も。   皆ね、頑張ってくれていましたよ! DLSキッズや去年の冬期バレエを受講してくれた子達は初日から、前回のダメ出しを考えている姿が見えたし、 3日目から成長が見えた子、最終日に花咲いた子など、その子達それぞれのスピードで上達していくのが見えました。   冬期バレエは4日+発表会なのでアドレナリンでどうにかなる部分もありますが、 もしこれがサマースクールのように1か月とか行われていたら遅咲きの子達はもっと変化が見えるかもしれないし、 逆に体力、集中力、そして過去のケガが戻ってくるなど新たなチャレンジも見られるかもしれません。   でもさ、みんなが夢見ているバレエ留学って1か月以上だよね、っていうか1年ー3年…それ以上の子もいる。 そしてバレエ団に入ったら、リタイアするまで毎日踊る生活。 確かにプリンシパルになれば毎日は舞台に立ちませんけど、そこに行く前にコールドをやらなければいけないんだから、 それこそ毎日2,3種類別のリハをこなしつつ、夜はパフォーマンスの日々が続きます。   だから4,5日の4科目で疲れていたら、留学なんて夢のまた夢ですよ、ってこと。 それを知ってもらいたいからこの企画をしています。     腕の運びって知ってます? 毎回だけれど、今回も顕著に見えたのが、ポーデブラが出来ない。 (ポールドブラと日本語で言われるかもしれないけど、Port de bras と書くので英語読みだとポート デ ブラ。トはTだからほとんど聞こえない)   特にブラバー、1番(アンナバン)を通れない子達の多い事!! このような基本的な腕の運びは、ちゃんとしたバレエ教育では足の5番ポジションを練習する「前」、足を90度以上に上げる「前」に練習しているはずなんですよ。  …

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バレエ学校卒業とsafe dance

  フォロアーさんならご存知のように、2019年12月の年末公演を最後に、私も15年いたバレエ学校から卒業します。 理由は様々ですが、ここにちらっと書いています。   この15年間、本当に様々なことを学びました。 生意気な反抗期で、バレエダンサーを夢見ていた18歳の愛ちゃんから、 バレエ学校を卒業し、海外で進路を探し進学。 初バイトもオーストラリアでした(何もしないバーテンダーだった笑)   自分から動かないと、自分のやりたいことはできないと学んだのもここ。 でも自分から動くと周りも助けてくれる。しょーがねーなーって感じで。   校長に頼んで始めたバレエ学校生徒を使って練習マッサージは10年以上続けたバレエ学校専属セラピストまで。 無料でいいからやらせて、と頼んだケガ予防クラスは政府認定コースの必須カリキュラムに。 バレエ団の一般メールアドレスにやらせて!と送ったメールが、一年に渡る医学チームの研修や、そのあとのバレエ団員とのコネクション。 自分の勉強にもなるはず、と書いていたブログで、本のオファーが来て3冊目が来週本屋さんに並びます。 卒業生を集めてやったセミナーがDLSとなり、2019年には5大都市周りました。   だから私は「自分からやる」ということにすごく重きを置いています。 自分の経験がそうだったから。 そして15年間メルボルンで見てきた様々なダンサー、年齢が若い子からプロ、プロをリタイアした人まで。 その中でキラキラしている人達はみんな、「自分からやる」というのをやっていました。   でも、「自分からやる」っていうのはやることが分かっていないと出来ない。 だからバレエダンサーを目指していた時、私は何もしていなかった。 何もしていない、というと反抗期の愛ちゃんに殴られそうになるので、一応弁解しておくと、 やっているつもりだった。 そのことはこの記事にも書いてありますね。その名も「私も実は頑張っているつもりちゃんでした」   努力しているつもりのダイエットは摂食障害になり、…

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