摂食障害から克服するために知っておきたい事 DLSポッドキャスト epi299
無理なダイエットのため摂食障害になってしまったダンサー。 少しずつ食べられるようになったけれど、食事が楽しくもないし「食べなければいけない」という作業になってしまいました。 そんな質問を、ダンサーの摂食障害スペシャリスト、染原ふみさんにお聞きした、プリエ本先行予約イベントの音声抜粋をお届けします。 バレエに携わる人達は、摂食障害への理解を持ってほしいなと思います。 聞きたい人はこちらから スクリプト 私は前にすごいダイエットをして1年前は夏にそれが原因で膝を疲労骨折してしまって。 でもふみさんのブログに出会って、教室の先生からも食べることの大切さを教えてもらって食べてはいるんですけど、 食べることが作業みたいになってしまって今全然楽しくないです。 これは自分でもあまり良くないことだなとわかってるけど相談するのもあまりできなくて。 他の子の食べるのが楽しくないっていうのは誰かに相談して解決することなのかな?というのが1つと、 これは今踊っているときに起こることなんですけど、体力が持たなくて長い時間踊っていると、 踊ってる途中でお腹が空いてしまうから軽食を挟むんですけど、その軽食を食べると貧血みたいになってしまって少しふらっとすることがあって。 これは踊る前にもっといっぱい食べて踊ってる途中に食べないようにするのがいいのか、それとも途中でも食べていいからその貧血にならないように食べた方がいいのか?質問です。 <ふみさん回答> 相談してくれてありがとうございます。 多分すごく悩んだし、周りは多分私みたいな悩み持ってないだろうな、みんな楽しか食べてるんだろうなっていうのが頭の中ですごくグルグルしていたと思うから、 今日はそれを表に出してくれてありがとうございました。 残念ながら腸は筋肉と同じで、というかほとんどが筋肉でできています。 ダイエットとかをすると長期間ウェイトトレーニングお休みするのと同じで、きちんと食べ物を消化する、気持ちよく消化するっていう力が弱くなります。 でもお休みした後にちょっとずつ、急に100キロ持ち上げようっていうのは逆に、筋肉が痛くなって怪我しちゃうけど、 少しずつ数キロずつ頑張ってみようっていうふうにコツコツしたら強くなるのと同じで、毎日コツコツ定期的に食べるようにすることで、この胃腸系の筋肉はきちんと働きが戻ってきます。 どれくらいの期間ダイエットしてたかによるけど、1年から3年くらいの間で元どおりになります。…