以前、佐藤愛のおすすめアイテム、という記事を書いてから
よくいただく質問が、
バランスパッドの使い方を教えてほしい!
というもの。
なので、今日は基本編として
「ただ立っているだけ!」
のエクササイズをご紹介します・・・
ご紹介ってまっすぐ立つ、ことで、
質問では立っている以外の使い方はなんですか?と言われたのですが、
正しく立つことが修得できたら、ほとんどのバレエのパは上達します。
だって立っているでしょう?
踊っているとき・・・
バランスパットとは、
こんな見た目のもの。
チャコットでも売っているようですが、
私の行うエクササイズたちではサイズが小さすぎました。
(それととーっても高価!やだよねー)
なのでこの記事につけてあるリンク先から見てみてください。
私が生徒に使うときは、
あれを半分に切っていますが、
これは、学校のロッカーのサイズ上そうしているので、
皆様は大きなままでも大丈夫でしょう。
さてバランスパットとはその名の通り、
バランス感覚を作るためのアイテムです。
だから、最終的にはこの上に立ってバランスをとるのがエクササイズです。
この上に立つ前に、基本的な事を復習しておきましょう。
1)アライメント
体のアライメントが大切だ、ということはもうすでにお話ししてありますね。
復習したい人はアライメントという壁という記事を読んでください。
(ピンクの文字はリンクです。クリックしてね)
もちろん、踊っているときはこのようにシンプルには考えられませんが、
バランスパッドのエクササイズでは使えます。
最初は鏡の前で確認するのがいいかもしれませんし、
お友達に写真をとってもらって、体にどんな癖があるのかチェックしてみましょう。
2)足先
片足だろうが、両足だろうがアテールで立つ、というときに
気を付けなければいけないことがあります。
足首をロールインしないこと!
というのはターンアウトされている足だけで気を付けるんではありません。
ターンアウトは股関節からの外旋ね。
ということは、
パラレルでできていなければ、ターンアウトで使えないの。
使えるターンアウトについての復習
逆にアーチを上げようとして、親指が地面から浮いてはいけませんよ?
これではルルベにたてませんし、
強い軸足は作れません。
3)足のゆび
バランスをとろうとして、
足の指が曲がってはいけません。
また、体重が後ろにかかりすぎていると足の指が地面から浮いてきてしまいますよー
バランス系のエクササイズをしているときって、
ゴールはポワントで素敵にバランスをとることでしょう?
シューズの中で指が曲がっていたら困るし、
マメの原因にもなりますよ。
また、舞台では体重が後ろに逃げやすいもの。
(前にお客さんがいるからね、圧迫されるでしょう?
それと高い席の観客を見るため、顔を上げるものね)
普段から、どこに体重を落とすのがいいのか?をしっかりと身につけておきましょう。
では、実際にバランスパッドに立っています。
まずは両足で、パラレルでバランスをとるところから。
上で上げた3つの点ができるようになったら、
片足パラレル、
片足ターンアウト
に進みましょう。
ターンアウトの時は、ひざがしっかりと第2中足骨
(足の2本目のゆび)
の上に来ているか確認してくださいね。
足の裏、中足骨の間、ふくらはぎ、ハムストリング、おしり!
この後ろのラインが感じられたら成功です。
脛の前が痛くなったら、足指を丸めているか、体重が正しいところにあるか再確認して。
ひざを押し込む癖がある人は、このエクササイズをしているとひざが痛くなります。
その場合、自分の力でひざのお皿を引き上げておけない、
関節に乗っかっているという証拠ですから、
バランスパッドに来る前に、その癖を直しましょう。
もちろん、この上でルルベをしたり、
プリエをしたりすることもできます。
が、これはかなり上級者向けです。
え?
プリエやルルベが上級者?!
そうなの。
バランスパッドの上では普段の癖が拡大されて見えるので、
プリエやルルベにいくのが難しくなります
(ちゃんとやっていれば!)
が、しっかりと踊りたい人は毎日少しずつトレーニングを続けてくださいね。
しまった!足先弱すぎる・・・と気づいてしまったダンサーは
強い足先をつくるお手伝い情報、
改造シューズやエクササイズのヒントをまとめたeBookを参考にしてください。
どうでしょうか?
そのうちもっと難しいバランスエクササイズたちもご紹介します。
それまでは、基本編を繰り返して、
強い足、バランスを作ってくださいね。
Happy Dancing!