癖を取る、癖を付ける・・・ テクニック克服のヒント

12歳の子だろうが、20歳でセミプロだろうが、 コンディショニング、トレーニングをしている時にやっている事。 それは 癖をとること と 癖をつける事 です。   そして、この「癖をつける」、つまり無意識で出来る状態まで持って来る、というのは テクニック克服のヒントになるんです! どうしてか?って部分を今日のブログでお話します。 癖を知る 癖を知っている人は癖をとることから始められますが、 それすらわからない人の場合、自分の癖を知る事から始めます。   ここでいう癖って体の事だけでなくって、考え方やメンタルも含まれます。 辛かったら力を抜いちゃうのか。 頑張ろうとして無駄に力んでしまうのか。 30分以上経つと頭が次の予定を考えてしまうのか。 他の人と比べてしまうのか。 何を見ているのか分かっていないのに鏡ばかり見ているのか。   これらも立派な癖です。 そしてこれを知らなければなおせませんよね。   癖を「正しく」知るというのも大事です。 私は肩が上がっちゃうんです。 というのは癖を知っている事になりません。   腕の動かし方が悪くて肩が上がっている…

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教師のためのバレエ解剖学講座 マスタークラス 9月

今回のマスタークラスでは、モジュール1で背骨を感じて踊ること、モジュール2でターンアウトを復習、応用していきます。DLSのマスタークラスは教師のためのバレエ解剖学講座受講者の復習・応用クラスです。勉強熱心なバレエ教師を応援していきます。(次の教師のためのバレエ解剖学講座は2018年1月に行われます)

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表現力セミナー DLS9月来日

DLS9月来日セミナ―のメインイベント、表現力セミナ―がパワーアップして戻ってきました。前回と同じように3日間かけて表現力を磨いていきますが、今回は教師が4人!舞台やオーディションで大勢の中から光るものってなんなのか?付け焼刃ではなく、もらいものでもない、自分だけの芯のある表現力を身につけていきましょう!

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サプリメントとしてのエクササイズ #2016春期来日ツアー

  今年で5年目となるダンサーのためのボディコンディショニングセミナーはいつも通り東京で行われました。 #2016春期来日ツアーのテーマはTシャツにも書いてあった通り 「違う結果が欲しかったら、違うことを試さなきゃ」   私の中でも色々と違うことを試しました。 初めての場所、人達、ゲスト・・・ 5年も続いた東京セミナーでは何を変えたのか?   ストリームライン化しました。   エクササイズの数をがつっと減らし、だけど「正しく」できることにフォーカスしたのです。   毎日のようにDLSには相談メールが来ます。 ほとんどは○○を上手にするためのエクササイズ。   最近、特にDLSでバレエレッスンを行うようになった去年からひしひしと感じているのは、 餅は餅屋。 という言葉です。   ダンサーは踊らないと結局上手にならないんです。 いくら足の裏の筋肉を鍛えても、ポワントで踊らないと、ポワントでは踊れるようになりません。 ターンアウトのための整体に行っても、レッスンで使えないと意味がありません。   特に教師の人達はエクササイズが好きな傾向にあるのも気づきました。 もちろん、正当な理由から。 生徒がケガしているから、普通のレッスンに参加できない。 他のスタジオからうつってきたので、基礎が出来ていない。 受験で休んでいるからその時のエクササイズ・・・  …

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ポワントを履く準備はできているのかな?

  トウシューズの前に ママが知っておきたいポワントレッスン という記事はとても人気でした。   その後にトウシューズで「踊る」ためには ポワントで立つ意味 立たないけど大事なポワントテクニック についてお話ししました。 →ポワントで踊るってたつだけじゃないのよ?パート1 今日はその続き、みたいな感じでプレポワント試験についてお話しします。 解剖学的理論や危険な理由は分かった。   ポワントで立つって難しいし、シューズを履いたからいきなり踊れるようになる訳でもなくって、 地道にポワントからおりる とか、 シューズの中で安定する とかを練習しなきゃいけないって分かった。   若いときのポワントはダンサーに必要ないのね、 トウシューズを履くためにはレッスンの数も必要なのねって言うのも分かった。   だけど どうやったらポワントの準備が出来ているってわかるの? というのが次の質問ですよね。   方法は色々あります。 どれが1番か?って言うのは言えません。 なぜならば、レッスンの内容はスタジオによりけりだから。   なのでどれを使うべきか、を話す記事ではなくって、こういう方法もありますよ、…

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ポワントで踊るって立つだけじゃないのよ?その2

前回、ポワントで立つって事はポワントで踊るってことではないですよってお話ししました。 そしてその理由を説明するために、まずはポワントで立つということを分析してみました。   今日はその続きで、立つだけじゃ踊れないってところを見ていきます。   まずはポワントで踊ったことのない人のためにビデオを見ながら動きを見てみましょう。 ちょっと長いけれど、ポワントだけのレッスンを見たことがない人向けに、2015年のワガノワバレエ4年生の試験を見てみます。   どうでした? ポワントで立つためには、普通に立たないといけないんです。 ポワントで立ったらね、降りてこないといけないんです。 ポワントで踊ってもね、ずっとつま先立ちしてるわけじゃないんです。     ポワントで立つためには、普通に立たないといけない。 フォンジュからのルルベだろうが、ピケだろうが色々な方法でポワントに立つことが出来るけれどその前提は普通に立つことです。   ポワントという固い靴の中で、裏についているソールの面積で、立つことが必要です。 つまり裸足とか、バレエシューズで立つとは違う、「ポワントでフラットで立つ」っていうことが必要なんです。   これが出来なければ、ポワントに立てるわけがありません。 でしょ? ジャンプの前にプリエができていないと飛べないでしょ? ピルエットの前にプレパレーションがしっかりとできていないと回れないでしょ? それと同じね。   ポワントで立ったらね、降りてこないといけないんです。 当たり前なんだけど、ポワントはいて踊っている皆様、胸に手を置いて考えてください。 電車に乗っていようが、パソコンの前だろうが、胸に手を置いていますか? そして自分に聞いてみましょう。…

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ポワントで踊るって立つだけじゃないのよ?その1

  ポワントで踊る。 これってダンサーの卵たちにとっての夢ですよね。 初めてトウシューズを履くってお姉さんになった気分になるわけです。   大人バレエトレーニーさん(大人でバレエレッスンを受けている方々をDLSではトレーニー「トレーニングする人」と呼んでいます)にとっても憧れの瞬間ですよね。 やっとここまで来たのか…なんだか感慨深い気持ちになるでしょう。   が。 ポワントで踊る=ポワントで立つ だけじゃないんです。   それを理解していないと、ポワントで踊ると生まれたてのキリンさんみたいになっちゃいますよ。 そして、ケガに繋がります。 なのでこのポワントで「踊る」ということ、いくつかに分けて深く考えてみましょう。 DLSにあるポワント、足先についての他の記事を読んでおくと理解が深まると思います。     ポワントで立つということをしっかりと考える 確かにフラットシューズとポワントシューズのおおきな違いは、あの小さな面積の上に立つことです。 ということはどういうことなのか? 自分の軸をより小さな空間にもってくること 自分の体重を自然界上デザインされていない不思議なところでキープするだけの運動力・筋力 脚、しいては全身の動きの幅が変わること   例えばね、みんなの靴のサイズが24㎝だとしましょう。 デミポイントに立つっていうことはその約3分の1あたりに体重を持ってきて、 そこで体を支えるって事になりますよね。 3分の1かどうか測ったことないけど、見た目的にそんな感じ?  …

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レッスンを見る技術

ケガしているときってどうしてもレッスンを見学しなければいけない時間があると思います。 みんなが上手になっていくのを見ると焦るし、 レッスンを真面目にやっていない子を見るとイライラするし、いつになったら踊れるんだろうって不安にもなると思うし。   ここでは、レッスンをただ見て凹む…というだけでなく、自分の勉強用に見る方法をお話しします。 ここで紹介している方法でレッスンを見学し、たくさんノートをとって、 上手になる子に当てはまる方程式を探してみてください。 上手な子を徹底的に分析する 全部が上手な子を探すのではなく、一人ひとりが持っている、光る部分を探すんです。 プリエの使い方が上手な子 表現力がある子 脚が高く上がる子 回転が得意な子 動きが滑らかな子 ポーデブラが正確な子 先生の注意を言われたらすぐに直せる子、なんていうのも見えてきますね。   すごい子を発見して終わり、ではなく、ここからが大切。 どうしてなのか?を分析するのです。   どうして彼女は目につくのだろう? 何がほかの子と違うのだろう? 良いところが引き立っている理由は何だろう? 逆に直せばもっと飛び抜ける部分はどこだろう?   その後に自分に当てはめます。 私ができることはなんだろう? 「今」の私でも取り入れられるエッセンスはどこだろう?   例えば、回転が上手な子を研究したら、毎回確実にスポットを付けていると発見しました。…

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アレグロと運動能力 アレグロ大作戦 パート3

アレグロ苦手克服大作戦!パート3の今日はアレグロに必要な運動能力を考えていきましょう。   パート1ではアレグロって一体なに?どうしてそんなに難しいの?という事を考えましたね。 そこで分かった事は アレグロとは早い音楽での跳躍。 アレグロには大、中、小のサイズがある 大、中、小、というのはダンサーのレベルによって様々である ということ。 そしてそれをダンサー流に考えると   アレグロをしっかりと踊るためには早い音楽についていけるだけの運動能力、音楽性、跳躍力が必要である。 アレグロをしっかりと踊るためには、プチ、ミディアム、グランアレグロ全てをマスターする必要がある。 アレグロを上達させるには、プチ、ミディアム、グランの順番で自分の苦手ジャンプを練習していく必要がある という事が分かりました。   パート2ではアレグロのレベル(サイズ)を説明するプチアレグロ、ミディアムアレグロ、グランアレグロっていうのをアッサンブレという超基本な動きで考えてみました。 そしてそこから分かった事は、 ダンサーのレベルによって、アレグロのレベルも変わってくるってことでしたね。 つまり、苦手なステップがあったらそのステップの1段階前に戻って練習する事で克服できるって分かったわけ。   苦手克服にちょこっと近づきましたね。   今日は、運動能力とアレグロを考えていきます。     テクニックというのは練習で上達するエリアです ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説によると、 運動能力(motor ability)とは…

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努力しているんですが・・・努力する才能パート2

生徒だろうが、セミナーであった人だろうが、メールで相談してきた人だろうが。 よく出てくる言葉の一つは「頑張っているんですが・・・」「努力しているのですが・・・」   努力の大切さや、成功している人は努力しているんだよという話は既にしていますから、 今日はこの「頑張っているんだけど・・・」を研究してみましょう。 →パート1はこちらからどうぞ。     自己満足努力 きっとなんでもそうだけれど、努力というのは、自己満足ではダメです。 自分の中で成長した、とか昔と比べて上手になった!というのは素敵なことだし、 それを自分で感じたり、先生が分かるようになるって素晴らしいこと。   ただね、オーディションでも発表会でも、コンクールでも周りの子たちがもっともっと努力していたら、あなたの努力じゃ足りないんですよ。   今までエクササイズしたことなかったから毎日寝る前に10回腹筋と背筋を3か月続けました! っていうのは素晴らしい努力です。 ゼロから3か月続けたんだからね。   ただね、同じ実力の子が、30回ずつ腹筋と背筋、しかもトレーナーさんにしっかりと正しい方法を指導してもらい、様々なアレンジをしながら3か月続けた、という努力をしたら、 たぶんその子の方が上達していますよ。   レッスンをたくさん受けたら努力なのか?といったら違います。 先生の注意を聞かず、同じように踊っていたら上達しません。 レッスンの振り付けを間違えてたら脳トレにさえなってません。     ベクトルの違う努力 これは成功って何なのか?っていう話でもお話ししましたね。 上手になりたい!って思いながら同じことを繰り返しても、結果は同じ。…

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