コンパートメント症候群なんて言葉を聞いたことがありますか? あんまりないかな? じゃ、シンスプリントは?? これは結構あるでしょう。 急に腰が痛くなった=ぎっくり腰、足首ひねった=捻挫とかと同じように、脛が痛い=シンスプリントだね、って言われる(と書いて、誤診とも読む。)事の多いケガです。 言葉通り、シン=shin=脛ってことで脛の痛みを指すのね。 だけど、よーくみると、しっかりと診断するとこのシンスプリントだって本当は様々な他のケガである事があるんですよ。 よく間違えられるのが、コンパートメント症候群。 なので今日はこの部分をお話していきたいと思います。 コンパートメント=区画 コンパートメント(compartment)って言葉は区画とかの意味がありますが、ここでは「筋膜などで分けられた4つのお部屋」って事だと思って下さい。 解剖学的には筋区画なんて呼ぶことがありますが・・・まー文字通りでしょ? 脛(ひざ下)には 前部 外側 深後部 浅後部 って4つのお部屋があります。 文字通り脛の骨の前、外側、後ろ側の浅い部分と深い部分、って事ね。 そのお部屋に住んでいる住人マッスルたちは、というと 前部・・・前脛骨筋、長母指伸筋(EDL), 長趾伸筋(EHL), 第三腓骨筋(ちっちゃい奴) 外側・・・長腓骨筋, 短腓骨筋…