「ターンアウトできてますか?」佐藤愛著

  ターンアウト本!? そうなんです、皆さんが「バレエの立ち方できてますか?」(通称立ち方ブック)を応援してくれたおかげで、第二作目もバレエ・ダンス部門でアマゾンベストセラーになりました! →ターンアウトできてますか?を購入する     題して「ターンアウトできてますか?」(通称ターンアウト本) できてますか?っていう掛け声に合わせて皆で叫ぶ「できてませーん!」笑 こちら、裏情報をちらっとお知らせしたいと思います! 本ってどうやってできてるの?っていう素朴な質問もあると思うので、私の場合こんな感じでした、って様子をご連絡します。 2017年10月ー内容作りスタート この時点で実は2冊目のお話をいただいておりました。 立ち方ブックは2017年8月1日に書店に並んだのですぐ後な感じはするのですが、思ったよりもこのマニアックな本の売れ行きがよくて、という事だそうで。 当初、出版社からは立ち方とか、基本という本を出すことに躊躇はあったのですが、反響があったのを実感してもらえました♡ バレエをそんなに知らない人でも立ち方って大事で、みんなが知りたいんだな、って分かってもらえたって事ですね。   第二作目を続編という形でだそう!ということで話にでたのは ターンアウト ポーデブラ プリエ あたり。つま先とかもいいよね、なんて事でしたがやっぱりターンアウトで落ち着きました。 第三作をご希望の方は必至でターンアウト本を応援してください笑   前回と同じ8月1日、DLSのお誕生日に出版というのもこの時点で確定しました。 DLSは2018年8月1日で5周年を迎えました。大きな節目にもなるから、壮大なテーマでもあるターンアウトに着手したのです。 12月 ドラフト作成終了 DLSカレンダーで考えると、10月は冬期バレエ講習会や申込みなど、そして300人越えの立ち方ブックの先行予約イベントの準備などで忙しくて、ドラフトに着手したのは12月でした。   ドラフトが上がってこないから、かなーりみんな焦ってたのではないかと笑  …

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DLSポッドキャスト epi191 バレエ教師がエクササイズ指導をするべきか?

  バレエスタジオでフロアエクササイズのクラスや、レッスン中にストレッチの指導。 バレエ教師がバレエ以外のエクササイズを指導するという現場はよく見られますが、それって大丈夫? 注意点はあるのか?(もちろんあるでしょ!) をバレエ学校でエクササイズ指導者として働いている側の立場から答えていきましょう。   読みたい人はこちらから   聞きたい人はこちらから   !!ポッドキャストの購読方法!!     DLSのYoutubeチャンネルには過去のポッドキャストだけでなく、ビデオブログやインタビューなども発信しています。 チャンネル登録をお忘れなく!  

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バレエスタンスで作られる印象

  余裕がないけど、自信があるように見せる方法、という記事で、ボディランゲージの大事さ、をお伝えしました。 その記事では、 感情がボディランゲージに出る という一般的な理解だけでなく、 ボディランゲージが人間の感情も作る、つまり自信のある姿勢を保っていれば、のちのち自信がついてくる!ということをサイエンスを使って説明しましたね。 英語でいうfake it until you make itってやつです。   今日はその部分も頭にいれながらバレエスタンスで作られる「印象」を考えていきましょう。   バレエスタンスとは? まず、DLS歴が浅い人は知らないと思うので、バレエスタンスとは何か?というところからはじめましょう。 バレエスタンス=バレエでの立ち方。 そのままじゃん!って感じですが、これがとっても大事なんです。   私の本、「バレエの立ち方できてますか?」(通称#立ち方ブック)ではバレエスタンスを あらゆる技術の土台になる、最も大切なテクニック と説明しています。   だって、立って踊るのがバレエ。 ってことは、その「立つ」という事が出来ていなければ、「踊り」の部分もついてこないんですよ。   バレエをやっている人なら知っていると思われるインサイド・バレエテクニックという本にも スタンスが正しくないと芸術的に上達しない(ケガの原因にもなる)。さらに、身体をコントロールする技術もみにつかず、動きも自由でなくなる とあります。…

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芸術の域からプリエを観察してみた

プリエって知ってますか? そんなん知ってますよ、愛さん、っていう人とちょっとどきっとした人もいるかも。 プリエやってるけど、何?って聞かれたら困るかも・・・見たいな?   プリエ(plié)とは曲げるという意味です、とかそういうところではなくって、今日はプリエと踊り、つまりは表現力や芸術面からプリエを観察してみようと思います。   プリエは深さの問題ではない部分もある プリエ、というとよく聞くのが、わたしのプリエは浅いんですっていうやつ。 プリエの浅さとアキレス腱とかについてはすでに過去の記事に書いているので詳細はそちらを参照にしてください。   今日言いたいことは、深い、浅いっていう話だけじゃないんですよ、ってことね。   例えば、プチアレグロで素早い足さばきをしたいと思ったら、深いプリエを使うわけではありません。 そんな時間ありませんから。   確かに軽いよ、プリエしてるよ、だけど深くはない。 素早い、リズミカルにパンパン上がるジャンプのとき、筋肉っていうよりはアキレス腱にエネルギーを貯めて、そいつがバネみたいにぽんぽん体を持ち上げてくれているの。 (パンパン、だとかぽんぽんだとか擬音語が多いけど伝わるかしら?)   ちなみに、このバネの役割をしてくれるアキレス腱、ストレッチするとバネ感が失われます・・・ だからねレッスン前のストレッチでは役に立たないってここでも当てはまるわけさ。 ただその部分はDLSブログにはたくさん書いてあるので今回は飛ばします。   アダージオのプリエVSプチアレグロのプリエ 深さの他によく聞かれるのは、「柔らかいプリエ」。 柔らかいプリエは衝撃吸収になるから絶対に必要だし、 妖精役、お姫様!とかやっているのにドスドスジャンプしてたら可愛くない。   ただし、柔らかいプリエ=ゆっくりのプリエではないんですよ。 みんな、柔らかいっていうとゆっくりというイメージがあるみたいだけどさ。…

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DLSポッドキャスト epi190 DLS教師のためのバレエ解剖学を分析!

    DLSの人気講座である教師のためのバレエ解剖学講座ってなに?という事で 内容やゴール、どういう人達に向いているのか?などをお話しました。 皆で一緒に悩みながらいいダンサーを育てていこう!という願いが込められています。   読みたい人はこちらから   聞きたい人はこちらから !!ポッドキャストの購読方法!!     DLSのYoutubeチャンネルには過去のポッドキャストだけでなく、ビデオブログやインタビューなども発信しています。 チャンネル登録をお忘れなく!  

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頭のてっぺんから吊るされているように?引き上げのお話

久しぶりに引き上げについて書いてみようと思います。 筋肉と引き上げ、表現力と引き上げなど、過去にたくさーん書いてあるので、まだ読んでいない人たちはどうぞそちらもお楽しみください。   →ひきあげて、ひきあげて、ひきあげて →引き上げを深く見る →引き上げと脊柱起立筋 →ひきあげは必要ないのか? →芸術的なひきあげ!?     今日はよくレッスンで使われる(らしい)「頭のてっぺんから糸で吊るされているように」という注意について考えていきたいと思います。   吊るされるイメージでできる引き上げ 「頭のてっぺんから糸で吊るされているように」と言う言葉がバレエで言われる引き上げについて語っていることは、レッスンを2度以上受けたことがある人ならわかると思います。   このようなイメージはアレクサンダーテクニークだったり、フランクリンメソッドだったりでも使われていますね。   この言葉がイメージさせる引き上げは 無駄な力を入れない 頭蓋骨から背骨を持ち上げることで、スペースを作る 背骨のカーブを無理なく伸ばす と言う感じでしょうか?   つまりこんな生徒たちにぴったりの言葉です 頑張り屋さん!なんでも120%筋肉を使わないと気が済まない人たち 引き上げようとすると首や肋骨に力が入ってしまい、結果上半身がそっくり返ってしまう 引き上げると呼吸ができない症候群、引き上げたら体を動かせない症候群   吊るされるイメージではうまくいかない場合 とは言っても、吊るされているイメージでずっと踊り続けることは不可能ですし、生徒の癖によっては怪我に繋がる可能性もなきにしもあらず。…

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直して下さい、という態度を改める。バレエ上達へのヒント

2年ほど前。 セミナ―にきた方の一人がO脚に悩んでいました。 んで、セミナー内で足のエクササイズを行ったら、ビフォア―アフターがはっきりするくらい違いが出ました。 「これで悩みが解決しました!」   数年後。 FBのコメントで「それで私のO脚を直して下さい~」的な事が書いてありました。   ここから学べること。 むやみやたらと佐藤愛をSNSでお友達リクエストしないこと。 私、見てますよ笑 楽な方へ流れるのが人間 自分でやるよりも、他の人にやってもらった方が楽じゃないですか。 エクササイズを地味に毎日続けるよりも、治療家さんに直してもらった方が楽じゃないですか。   分かりますよ、気持ちは。   バレエの立ち方ブックにO脚とはどういう形の脚で、どのようにやったら矯正できるか?って書いてあるけど、 それをやり続ける人はほとんどいないのも知っています。   でもね、私がご紹介しているのは「こうであろう」という理論ではなく、生徒達で効果が出たものだけなんです。 毎年500人以上のダンサーと仕事するんですよ?私。   上手な子と上手になる子、でもご紹介した、O脚だった子。 彼女の脚は2年間でかなり形が代わり、今は日本のバレエ団で踊っています。 効果がでるから、みんなに説明するわけよ。(やるかやらないか、は本人次第。) プロになる人が口を揃えて言うのは「努力」 羽生結弦さんのインタビューで「やるべきことはやった」的な言葉が多く見られますが、 どんな世界でもトップレベルの人達は努力すべきことを知っていて、しかも努力してきているという自負があると思うんです。  …

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DLSポッドキャスト epi189 自分に嘘をつかない宣言

    このエピソードではポッドキャストだけの特別コンテンツをご紹介します。 ポッドキャストだからこその悩み、それは自分の「声」を探すこと。 DLSポッドキャストも200エピソードに着々と近づいていますが、 その中で考えてきたことをシェアしました。お喋りポッドキャスト、是非聞いて下さいね。       !!ポッドキャストの購読方法!!     DLSのYoutubeチャンネルには過去のポッドキャストだけでなく、ビデオブログやインタビューなども発信しています。 チャンネル登録をお忘れなく!  

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買った参考書を活用しよう!

DLSをフォローしてくれている人達は勉強熱心な方々が多いと思うのですが、そうすると本棚にたくさん並ぶバレエの参考書。 みなさん、ちゃんと使ってます? それとも買ったまま、最初の方をちらっと読んだまま、になってません?   今日は、そんな100%活用されていない参考書をどうやったらお金を払った分(高いよねー参考書)使ってあげる方法を考えてみました。 教師のためのバレエ解剖学講座の参考書 DLSの教師のためのバレエ解剖学講座では、「Anatomy of Movement」という本を参考書として使わせていただいています。 日本語版も出ているの知ってるけど、敢えて英語版を買ってもらってるのは、 私が意地悪をしている訳でもないし、アマゾンのアフェリエイトでお金儲けしようとしているわけでもないです。   *余談。 DLSで本などを紹介する場合、アマゾンのアフェリエイトリンクを使っています。 皆さんには1銭も負担はないけど、紹介料として売上げの3%がDLSに入ります・・・ええ、30円くらいです・・・ それでFBライブ用の三脚を買ったり、セミナーで皆さんにつけてもらう名札を購入したりと、DLS運営に使わせてもらっています!どうもありがとうございます! それが嫌って人はどうぞ!リンクを使わずに検索バーで本の名前をチェックすれば問題ないですよ!   たくさんバレエ系、解剖学系の参考書を持っている私が厳選して選んだの。 その理由トップ3はこちら。 筋肉、骨のイラストだけでなく、動きのイラストも入っていて分かりやすい 体のすべてのエリアがまんべんなく入っている ペーパーバックなので重すぎない   私の好きな道具をご紹介したブログでも書きましたが、私が何かを選ぶとき、1つのことしか出来なかったらあんまり意味がないと思ってるのね。 だから参考書も、足だけ詳しく書いてありまーす!「だけ」だったらあまり意味がない気がする。 もちろん、それだけ!勉強したい人にはいいけど、それはかなり上級者向けですよ。   初心者=体全体の基礎的な理解が出来る バレエダンサー系=ビジュアルで覚えるのが得意だから、イラスト豊富がよい…

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余裕がないけど、自信があるように見せる方法

「余裕がないけど、あるように見せたい」 こんなつぶやきをツイッターで見つけました。   おおっ!と思って飛びついちゃった! だって、オーディションや発表会など人に見られる職業のダンサーは自信があるように見せるってすごく大事じゃない? もちろん、いきなり代役で舞台に立たなければいけないって事態もあるかもしれませんよね。   この前、インスタでロイヤルのお友達ダンサーがアップしていたのを見ました。 ロイヤルのジゼルシーズン。 今日は舞台がないからって、お家に帰ってたのに電話がかかってきて、急なケガでジゼル2幕のアルブレヒトを踊るために劇場に戻った。 オシポバとはいつものパートナーではないようで、リハをしていたかどうか?は書いていなかったけど、舞台をやり遂げることができてほっとしている。 という趣向のアップでした。   ね、いくら自信がなくても1幕を見終わった観客があなたを、そして物語の続きを待っている可能性があるってこと。 そしてこれがプロの世界。 舞台は生ものですから、「今は余裕がないからむりー」「今日はついてなーい」なんて言ってられないのでございます。   これらのエリアは教師のためのバレエ解剖学講座モジュール3でお話しているんですが、かなりやる気と根気のある教師でないと参加すらできないDLSの裏メニューみたいなものなので、 今日はそこからいくつかご紹介しましょう。   ボディランゲージが人を作る Amy Cuddyという社会心理学者がTedトークでお話していましたが(日本語訳もついていたのでリンクを貼っておきますね!見る価値がありますよ)割り箸を加えて笑顔の「ふり」をするだけで楽しくなれるんだそう。   そして研究では 1)力強いポーズVS無力のポーズ を2分間キープしてもらう 2)唾液のサンプル(ストレスホルモンのレベルを確認するため)とギャンブルをやってもらうなどの実験 とやってもらったら、結果として 支配性ホルモンであるテストストロンが 力強いポーズの人20%アップ、弱いポーズの人は10%ダウン。 ストレスホルモンであるコルチゾールは 力強いポーズの人25%ダウン、弱いポーズは15%アップ…

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