DLSポッドキャスト epi246 骨盤の成長 成長中の体を扱う人達へ

骨盤の成長についてのポッドキャスト。 たとえ有名ダンサーがやっていたストレッチでも、やって怪我した人が裏に何人いるか?わかりません。 怪我して舞台に立てないダンサー、手術が原因でリタイアしたダンサーについてなんて、 誰もリサーチしていないんですから。 自分を守るのは自分の知識です。   読みたい人はこちらから   聞きたい人はこちらから !!ポッドキャストの購読方法!!     DLSのYoutubeチャンネルには過去のポッドキャストだけでなく、ビデオブログやインタビューなども発信しています。 チャンネル登録をお忘れなく!  

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ピルエットのスポットをしっかりとつける練習方法

ピルエットのスポットがつけられません。 という質問をフィードバックシートでもらったので今日はこちらをタックルしてみようと思います。   ちなみに、 ピルエットのスポットをつけなくても回れちゃう場合はどう指導したらいいですか? という質問もあったので、記事の最後に答えています。 それだけ知りたい人は、下にスクロールしてください。 スポットをつけなさい!と言われても… センターで、回転の時だけいきなり 「スポットを付けなさい」 と言われても無理だという事実をまずは頭にいれておきましょう。   スポットに限った話ではないですが、変な癖をつけず、確実に基礎を身につけるためには1つ1つを積み重ねる必要があります。   例えば、パキータのコーダのように、安定したグランジュッテからアチチュードでの着地がゴールだとしたら その前にアチチュード オン フォンジュだけでも止まれなければいけないし、 その前にアチチュードデリエールのポジションが正しくできないといけないし、 その前にタンジュやジュッテのデリエールを低いポジションで練習する必要があります。   グランジュッテ→アチチュードで止まる!「だけ」を何度も何度も練習していると、 グランジュッテという大きな衝撃を吸収するための軸足の強さがないままなので、ケガに繋がりますよね。   目につきやすい、出来ないもの「だけ」を繰り返していても、正しくやる方法を知らないんだからさ。 テクニックが出来ない「根源」がどこから来ているのか?を見分けて練習をする必要があるよね。     という事は、バレエの先生がレッスンプランを作るとき、発表会の6か月前からは バーでも、センターでもデリエールポジションを徐々に増やしていき、 プチアレグロやフォンジュなどでも、アチチュードデリエール(たとえ脚が低くても!)で止まる練習をし、 ジャンプが多いパキータに耐えられるだけの下半身の強さを作っていく…

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関節がぽきぽき鳴るのはなんで? DLSポッドキャスト epi245

プリエすると一斉にスタジオにパキッ!という音が響く事ありますよね。 これって大丈夫?ケガなの?私、踊り続けられるの?という質問を頂いたので、 関節がぽきぽき、パキパキなる理由と、ダンサーとして気を付けたいことをお話したポッドキャストです。   聞きたい人はこちらから スクリプト みなさんこんにちは、DLSポッドキャストへようこそ、佐藤愛です。お元気ですか? DLSポッドキャストはプロの現場から健康なダンス生活を応援する情報サイト、ダンサーズライフサポートドットコムのブログ音声バージョンプラスポッドキャストだけの裏話などを毎週金曜日にお送りしています。   今日は4月最後のポッドキャスト、ということはリスナーさんからの質問に答える時間がやってきました。 っていっても、今日の質問はメール質問で、別にポッドキャスト聞いてますと書いていなかったので、リスナーさんでなくリーダーさんかもしれませんね。   さてと、今日はね関節がぽきぽき言う問題について。 質問を抜粋すると、 (グラン)プリエでよく膝関節がなってしまいます。たまに肩もなります。関節が鳴るのは悪い事でしょうか。またならないようにできますか? という事でした。 あのね、関節の音がする理由ってまだ完璧には分かっていないんですよ。 でも何種類かの原因があります。 例えば指とか、1度ならすと、当分鳴らなくなるやつ。 あれは関節包のガスエクスチェンジ、つまり空気が出るってやつね。 これはリアルタイムエコーなどで実際に見ることができます。   でも何度もプリエしてもなり続ける膝っていうのはこれじゃないんですね。 考えられる原因は関節液というまぁクレ556みたいな油?っていうの?が出ていないので関節がスムーズに動かないってやつ。 関節液というのは、関節を動かすと出てきますので、ぶっちゃけウォームアップが足りない証拠となります。 だって、ちゃんとひざ関節動かしていたら出てくるんだもの。   とはいっても、軟骨にキズがついている場合、それが毎回ひっかかるという問題の場合もあります。   まぁ、それは珍しいとしても、体のアライメントや骨プレースメントが正しくなく、…

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ダンサーのウォームアップ プランあげます。

DLSにはメールマガジンがあります。 知っている人は「あーもうっ!それは知ってるから、早くウォームアッププラン頂戴よ」って思うだろうけど、 2018年年末に行ったDLSアンケートでは16%の人達がメルマガあるって知らない、と教えてくれたのね。 このアンケート、知らなかった人も多いと思うのよ。 ってことは、アンケートを知っていても、メルマガは知らなかった人が16%だから、 DLS歴が浅い人や、SNSだけチェックしてくれている人の中でメルマガを知らない人はもっと多いと思う。 メルマガでは何をしてるの? 毎月1日と15日に出ているメルマガでは、 セミナ―情報、メルマガだけの記事、そして今回のようにウォームアッププランなど実践できるものをご紹介しています。 内容は決まってなくて、その時そのときで私がお送りしたいなぁという内容をピックアップしている感じ。 だからメルマガだけの特別コンテンツが多いんだろうな。 ウォームアッププランあげます 2月のメルマガでは読者さんにウォームアッププランをあげました。 ウォームアップが大事だってことはもう記事にしているじゃない? →忙しいダンサーのためのウォームアップ   2月は寒いし、やる気もでないだろうから (メルボルンの2月は暑い。今年は特に40度越えが多くて、やる気なんて出ないよー) じゃ、頭を使わなくても、ただフォローすればウォームアップになるプランがあったらいいよねぇと思ったのね。   それがこちら。 画像をクリックしたり、スクショ撮ったりして、勝手にとって下さい。 あげます。     メルマガ読者さんには最初のやつを2週間、レベルアップを2週間、とやってもらいました。 エクササイズはギャロップやルルベのように、説明がなくても皆ができる奴と、 スタンス、ターンアウト本に書いてあるもの(=正しくやる方法が書いてあるから間違えない)。   エクササイズが分からなくて出来ません、という言い訳をなくしたつもりです。…

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パドドゥをするから痩せなきゃいけないの?

もう、18,9年前の話。(うわー年寄りに感じるね…) バレエスタジオの発表会でジゼルのペザントのパドドゥをやる事になりました。 でも、発表会バージョンだから俗にいうペザンパ(Peasant pas de deuxの略で英語ではこの発音になる。カタカナにすると間が抜ける笑) ではなく、メインのカップルがいて、私と友達は1名の男性をシェアという、パドドゥ+パドトロアだったんだけど。   そこでお友達が先生に痩せろと言われました。 それを覚えているのではなくって、その時の私の対応を今でも、スタジオのどこに先生がいて、どんな気持ちだったかまで鮮明に覚えてる。   「先生、私も痩せた方がいいですか?」 床に座って、CDの片付けをしながらノートに書いてある発表会振り付けメモを読んでいた先生に向かって私はこう言いました。 そして先生に「愛ちゃんは別にいいわよ」と言われて優越感があったのを覚えています。 この時、身長168、体重51。 自分史上、2番目に”よかった”体型。 一番目は小学6年生、162㎝、39㎏。   こうやって覚えているもんだね、数字。 一番太っている時ももちろん覚えている。 踊りの上手下手ではなく、どれだけ数字に執着していたか?がよく分かりますよ。 同じ時期の学校の授業をこれだけ覚えていたら、どれだけ良かったか!!   痩せなくていいよ、が優越感になるって事。 これは今の私だったら「だれかこの子をカウンセリングに連れていってあげて」レベルだと分かるんだけどさ。 こうやってブログのために記憶を掘り下げていくと、恐ろしいですな。 パドドゥをするから痩せなきゃいけないの? これが今日のお題です。 このような質問が来たののではなく、 「パドドゥのために痩せなさい」と言われたのが引き金となり摂食障害になった。…

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DLSポッドキャスト epi244 Self Pityという甘い壺

今日のポッドキャストはセルフペティについて。 なんだそれ?と思った人は、聞いてみてください。 あなたの周りにも絶対に1人はいますから、こういう人。   無意識のうちにこういう考え方をしてしまう人は、上達しません。 思考回路もクセになってしまうと、自分で気づかないことが多いので要注意ですよ。   読みたい人はこちらから   聞きたい人はこちらから !!ポッドキャストの購読方法!!     DLSのYoutubeチャンネルには過去のポッドキャストだけでなく、ビデオブログやインタビューなども発信しています。 チャンネル登録をお忘れなく!  

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DLSポッドキャスト epi243 脳の成長から考えた積極的テクニック上達

バレエ上達に必要な「聞く力」を、脳科学的に考えてみた記事をピックアップしています。 柔軟性でもなければ、ジャンプ力や体力でもない。 聞く力がどうしてバレエダンサーに大切か、どうやったら育てられるのか?を知りたい人は聞いてみてね!   読みたい人はこちらから   聞きたい人はこちらから !!ポッドキャストの購読方法!!     DLSのYoutubeチャンネルには過去のポッドキャストだけでなく、ビデオブログやインタビューなども発信しています。 チャンネル登録をお忘れなく!  

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オスグッド中のバレエレッスン

  成長痛の話から、成長痛ナンバー1のオスグッド病について書きました。 ケガの原因が、成長期に無駄に負荷がかかるから起きる という事で、 正しいテクニックの練習が必要だからレッスンを休まなくても大丈夫! という事が分かった。   でも、実際にバレエの先生に相談したら 「痛くないところまでやりなさい」 もしくは 「座ってみていなさい」 になってしまうと思うのね。   この記事では実際に、具体的に、レッスンの時はどうしたらいいのか? を先生向け(=レッスンプランを作る人向け)に書きました。   ただ、全てのバレエ教師がDLSを読んでくれている訳ではないですから、 自分で自分の体を守るためにも、ダンサー自身の知識としても大事だと私は思います。 だって、貴方のケガのためにレッスンを中断していたら、 他の子は嬉しくないですものね。   年齢に関係なく、膝の痛みがある人も同じようにレッスンを変更する事ができます。 膝の手術後 膝蓋骨亜脱臼 半月板、ACL系のケガ 関節炎 などの人はメモしながら読んでくださいね。   レッスン内容の前に見直してほしい事は、こっちの記事で書いてありますので、 そちらを先に読んでください。…

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DLSポッドキャストepi242 ポテンシャルを広げるためには

私は才能がないとか体が柔らかくない、甲がない、ターンアウトが出来ない、体型が良くない… と嘆く前に、ダンサーに必要なエッセンスとは何か?を考えてもらうためのポッドキャストです。   柔軟性と体型だけがバレエダンサーに求められるものではなく、 今のうちに練習して伸ばしておかなければいけない他のジャンルも存在するんだということを理解しておきましょうね。   読みたい人はこちらから   聞きたい人はこちらから !!ポッドキャストの購読方法!!     DLSのYoutubeチャンネルには過去のポッドキャストだけでなく、ビデオブログやインタビューなども発信しています。 チャンネル登録をお忘れなく!  

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ダンサーのケガ オスグッド病

  成長痛について書いた記事で、ちらっとオスグッド病、という名前が出てきましたが、今日はその子にスポットを当てていこうと思います。 なぜかって? そのケガをしている生徒を持っている先生から相談されたからさ。   *メールで、個人的なケガについてのご相談は受け付けておりません。私は日本での資格がありませんので、法律的にも無理なのよ、分かってね。 教師が知っておくべき成長痛についてはライブラリでもカバーしています。 成長痛のまとめ 成長痛の記事は、成長期のダンサー、成長痛ですねと診断された人、そして成長期ダンサーを扱う先生方すべてに読んでもらいたいマストリードなブログです。 成長痛というケガはない 成長するから痛いのではなく、成長期に「負荷」がかかるから痛む 年齢に見合ったテクニックとレッスン内容の見直し という3点は、この前の記事のまとめとして再度、頭に入れておいてください。 オスグッド病とは? これは、正式にはオスグッド・シュラッタ―病(症候群・シンドローム)といわれるものです。 名前で見ると難しいね。 発見した人が2人いるらしくて、二人の名前をくっつけたらしいよ…   超!簡単に説明すると、 大腿四頭筋がついている脛のところが、 (膝のお皿の下にあって、でっぱってるとこ。お膝立ちバレエポジションで痛くなる場所ね) 成長中で、まだ固まりきっていない骨(成長軟骨。この前の記事でも説明済み)を引っ張るため でっぱりが、どんどん出っ張ってくる でっぱりの炎症 でっぱり付近の骨膜炎症 となって痛みがでます。 最悪、剥離骨折まで進みます。   でもね、骨の問題だけでなく、 大腿四頭筋を骨にくっつけている腱の炎症だったりもするので診断が必要です。…

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