ダンサーが体の声を聞かないといけない理由
昨年からオンラインで継続しているボディコンサークルでも ブログ記事でも私はよく「体の声を聞く」という話をします。 でも「体の声を聞く」っていったい何を指しているのでしょうか? フィーリングワード?(何かの比喩?イメージだけ?) 本当に聞こえるの? 何の事を言っているの?(3年石の上に座って瞑想必要?) 才能が必要?? ダンサーに必要(だと愛さんが再三言っている)な体の声を聞くという意味を今日は考えていきたいと思います。 体の声とは? 「体は声を発するか?」と聞かれたら答えはYESです。 皆さんが喋る時に使う筋肉はのどの中にありますよね? 発音を左右する口の形や舌の場所なども筋肉だから、喋ることも筋肉を使う運動の一つになります。 だから歌手は歌を歌うためにトレーニングしますし、ウォームアップしますよね。 長くDLSをフォローしてくださっている人ならご存じのように、私はメルボルンにあるパフォーマー専用クリニックで働いていた為、 そこでオペラやミュージカルシアターの人達と仕事をする事もありました。 Vocal unloading というテクニックは、歌を使う時に使う筋肉の治療の一種。 Vocal hygineというのは声をいいコンディションで整えるために行う日々のケア。 大きな公演が続いた後は、voice rest、声を休めるという日を作るように説明されます。 でも「体の声を聞いて」というのはここじゃないんだよね。 …