いきなり!を手に入れるために。

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いきなり!を手に入れるために

校長先生が3人の生徒に大きなバレエ団のオーディション替わりに
カンパニーレッスンを受けに行けるようになったよ、
と言ったのは、カンパニーレッスンを受けに行く1週間前でした。

 

え?いきなり??
って感じですよね。

 

そしていきなり、バレエ団のディレクターが1日だと足りないから、
4日間きてねって。

 

これもいきなり。

 

無事にカンパニーレッスンを受け終えた3人のうち、
一人は6か月の契約を見事に手に入れました。

 

そして…契約がスタートするのは2週間後。
そう、これもいきなり。

 

チャンスはどこにでも落ちている、っていうわけではないけれど、
いつでも
発表会まで1年練習する時間がある!
とか、
コンクールまで6か月踊り込める
とかいうわけにはいかないのがダンサーの世界です。

 

 

私の年末公演もこんな感じでした。

ソリストを踊る予定だった子が2日前にケガ。

第二スタジオにいた私たちにそのニュースが来て、
「愛、あと5分で校長の前で踊りなさい」と。

そしてリハーサル、何も知らない校長先生の前に、いつもと違ったキャストたちが並んだのです。

 

もちろん、そのあと48時間で衣装チェンジ、振り付け変更、リハーサル…
と続き、私は卒業公演を終えました。

 

 

何年か前、コッペリアの舞台を見ていた時.

すべてうまくいって、3幕の最後、パドドゥ。

最初のリフトで男性の肩が脱臼したのが見えました。
動揺するパートナーと痛がるダンサー。
幕が一度降りました。

 

5分後。
友人のカップル、として舞台に立っていた2人がプリンシパルのパドドゥを踊りきり、

舞台は終了しました。

 

 

 

What you are is what you have been
What you will be is what you do now
-Budda

 

 

この言葉を聞いたことありますか?

「今」の自分は過去に何をしてきたかが反映されて、
「未来」の自分は今、何をするかが反映される。
って感じ。

 

 

今やっていることは過去の結晶。

テクニック、トレーニング、体型。
友達だったり、先生だったり。
こういうものは運とかではなくって過去の自分が作り上げているのね。

 

このトレーニングは明日から。
テクニックの練習はまた今度。
本番までに時間があるし。

この痛み、別に大事な舞台が続くわけじゃないから、放っておこう…

こういうことの積み重ねが、今のあなたを作っちゃったのです

 

この世界にいると、いつ何が起きるのか分からない。
今、今日のレッスンで誰か特別な人が見ていたら、
最高の自分を見せることができるだろうか?

 

明日、舞台に立たなければいけなかったら、しっかりと踊り切れるだろうか?

 

毎日を大切にしていきたいですよね。

その積み重ねが、未来のあなたを作るのだから。

 

 

どんな未来がほしいですか?

 

留学したい!
だったら今から英語も、テクニックも、
一人で生活するっていうこともできるようにならないと。

 

ケガから完全復帰したい!
だったら、今すぐにしっかりとリハビリを始めなくっちゃ。

 

発表会で満足して踊りたい!
発表会の練習が始まる前からそのための準備は始まっています。

 

大変そう?
でも、自分で自分の運命が変えられる、ってことですよ。
素敵じゃない?

 

まずは自分がどんな未来を送りたいのか?

そして一度きりのダンサーライフなんだから、

後回しにしないで突っ走ってみたら?

 

⇒お金や、時間を言い訳にしない!ってことを書いた「将来への投資」

⇒「成功ってどうやって手に入れるの?」

 

 

Happy Dancing!

ai

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