5冊目の本が世の中に出て思う、たくさんの”たられば”と、
そうは言ってもダンサーのケガは待ってくれない、という現実の間で考えている事をお話したポッドキャストです。
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みなさんこんにちは、DLSポッドキャストへようこそ、佐藤愛です。お元気ですか?
DLSポッドキャストはプロの現場から健康なダンス生活を応援する情報サイト、ダンサーズライフサポートドットコムのブログ音声バージョン
プラスポッドキャストだけの裏話などを毎週金曜日にお送りしています。
私の第5冊目「バレエの上半身使えてますか?」が昨日、12月1日より発売されました。
先行予約をされていた方々の中には、既にお手元に届いている人もいるようです。
届いたよ!という方は、@dancerslifesupportをタグ付けしてストーリーズなどで教えてくださいね。
ハッシュタグではなく、アットマークを使ってメンションして頂けると、私に通知が届きますので、見に行けます。
どうぞよろしくお願いいたします。
さて、先行予約特典にお申込み頂いた方々にはご連絡してあるかと思いますし、
ポッドキャストを聞いてくださっている方もエピソード431でお話しましたが、既にこの本の誤字脱字が見つかっています。
なんで何人もの大人がプルーフリーディングをしていても、間違いが見つかるのか。
これは永久な謎ではありますが、人間の脳みそはクリエイティブだけど、コンピューターのようにパーフェクトではないという証拠なのかもしれません。
上半身本の話ではなく、今までの執筆活動の全てで言える事ですが、
たとえ編集者の間違いで、このエクササイズはOページです、と書いてある数字が間違っていたとしても、私の名前で本が出ます。
アマゾンのレビューでは、内容が難しすぎるという声も、内容が簡単すぎる、初歩的すぎるという声の両方が来ますが、
どちらにせよ、出版社へのレビューではなく、本を書いた本人へのレビューと取られます。
本の後ろに動画サイトのQRコードがあるのに、エクササイズがイラストでは分かりづらいという声が来ます。
これも、本を読んだ人の理解力ではなく、QRコードのサイズなどのデザインチームではなく、本を書いた人へのレビューになります。
これが、スタンス本の裏話をしたポッドキャストでお話した、トップに立って、チームの先頭として作業を行うという事なんでしょう。
たとえそれが、売り上げの10%以下が私の元に来るというシステムで分かるように、
9割は私がどうしようも出来ない事だったとしても。
じゃ、こういう時にどうするか。
- オプション1、本はお金にならないし、誤字脱字も直らないし、誹謗中傷は来る。だからもうやらない。
- オプション2、そうは言っても、今までの本で誰かのバレエ人生が変わったかもしれない。だから活動を続ける。
- オプション3、深く考えない。ケセラセラ
私の場合、3番のケセラセラはございません。
ストレングスファインダー、という才能診断ツールっていうの?これによると、私の一番低い才能は「ポジティブ」でした。
愛さんに会うとポジティブになれる、とか愛さんの声を聞くと元気になる、なんて言ってくださる方々がいるのですが、自己肯定感は強いと思います。いい家族の元、成長したので。
でも、私の考え方はポジティブではありません。その逆だと思います。
ちょうど1年前くらいに行われた、FBライブ、愛さんとティータイムにて、
ニューヨークのあいかさんがゲストでビジネスの話をしたときにも話に出ましたが、私は石橋を100回くらい叩いてから渡ります。
最悪ケースをたくさん考慮した上で、物事を進めるというのでしょうか。
なので、ポジティブに見える、聞こえる理由は、最悪ケースをほぼ想定し終わって、それらにどう対応するかも決めてあるからかもしれませんね。
Aが出来なかったら、Bがあって、Bがこのように上手くいかなくても、Bその1、Bその2など対策があり、それでもダメだったらCもあって…
みたいな考え方は何があっても出来る!というように聞こえるのかもしれません。
最初から上手くいくわけがないと思っているところもポジティブに見えるのかもしれません。
なんで出来ないの!とならないから。
設定が、「出来ない」だと、ちょっとでも出来たらスゲーとなるんですよね。
ただ、ここで言っておきたいのは、ネガティブだ、とも言っていません。
出来ないから、人生終わりだ、とかできないのは私が悪いからだ、と考えることはないです。
出来ない事をウジウジ考えることもなければ、どうせできないから、スタートしない、という事もしません。
出来ない事を想定して対策する、というのはネガティブとは違うし、ポジティブとも違います。
現実的、というのも違う気がします。
だれかいい言葉を知っていたら、hello@dancerslifesupport.comにメールしてくださいね。
何の話をしていたんだっけ?
そう、本。
こんな考え方の私が選ぶオプションは2番です。
「そうは言っても、今までの本で誰かのバレエ人生が変わったかもしれない。だから活動を続ける。」
なぜか?
それは、完璧はないし、誹謗中傷をコントロールする事は出来ない。
考えている全てのアイデアが実現にならない。
それは当たり前だから。それが普通だから。
だからこそ、そんな当たり前の部分に心を砕く必要なく、今できる事を、今できるペースでやる。
それしかないでしょ?という感じ。
ケガは待ってくれません。
1週間早く本が出ていたら、手術を受ける前に、上半身のエクササイズをやってみようかな、と考えるダンサーがいたかもしれません。
1ヵ月早く本が出ていたら、年末舞台の前にダンサーに「なんで出来ないの?!」「太ってるから足が上がらないのよ!」なんて言う先生の考えを変えられるかもしれません。
まーそれは無理か。
そういう人達がこの本を手に取るとは思えないので。
でも、可能性はゼロではないですよね。
皆さんのおかげでアマゾンベストセラーに上がった週もあったわけですし。
それより可能性が大きいのは、このような声をかけられたダンサーが食事を一日1回にしよう、ではなく、
愛さんのこの本に書いてあった、背骨の柔軟性を練習して足が高く上がるトレーニングをしよう、と思ってくれるかもしれません。
どのリサーチを見るかによりますが、強い一説は、摂食障害は、精神病の中で一番死亡率が高いと言われています。
皆さんと一緒に作ってきた上半身本が、言葉通り誰かのバレエ人生に影響する事がある。
これはパーセンテージが小さかったとしても事実であることには変わりありません。
つまり。
最悪な想定をすると、バレエ界はめちゃくちゃで、古い考え方はまだ残っていて、ダンサーに対し酷い言葉を投げる先生が多いけれど、
その事実の元、もしくはその仮説の元、私ができる事をやるしかないでしょう。
どうせ上手くいかないんだったら、チャレンジしておいた方がいい。
この考え方がバレエ学校留学2年目にあったら、私はたぶんオーディションツアーに出ていたと思います。
オーディション用ビデオを撮り、写真を撮り、どうせ落ちるんだから送っちゃえ、みたいな。
どうせオーディションに行くなら、いろんな舞台を見ようとか、どうせ海外に行くなら観光しようとか。
どうせロンドン行くなら、パリも回ろうとか。
当時は、私は太っていて、ケガばかりしていて、誰もこんなダンサーを雇ってくれないから、オーディションなんてしても意味がないと思っていたんですけどね。
同じ、オーディションしても意味ない、だったら前者の方がいいに決まってますよね。
生活が落ち着いて、貯金もあって、会社に勤めていない今なら観光行ける!なんて思いますが、コロナがあったわけだし。
自分の準備が出来た時に、世の中の準備が出来ているとは限らないというか。
2022年もあと1か月。
もし良かったら、今年やっておけば良かったと思う事があったら、ぜひやってみてください。
チャレンジしちゃってください。
変えちゃってください。
どうせ出来ないんだったら、やっちゃった方が経験になるんだから。
来年のDLSは大きなチャレンジがたくさんあります。
上半身本で叶えたいこともたくさんあります。
何でも、頑張れは、努力すれば上手くいく、とは思いません。
でもいくつも方法を考えておけば、どれか当たるでしょう。
そしてどうせ文句を言ってくる人がいるなら、やりたいことをやっている方が勝ちだと思います。
ということで、今日のポッドキャストはここまで。
このスタイルのポッドキャストは、インストラクターコース生だけがアクセスできた小鬼FMに似ているのですが、
鬼の母ちゃんがカツを入れるシリーズ、今月は続きます。お楽しみに。
HappyDancing
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