メルボルンの緊急事態宣言が延長されました。
理由はまだクラスターがあることと、学校がスタートしたら学校内感染が見つかったら。
シロウトの私は第二波がね、とか言っていましたが、今日聞いた専門家意見だとまだまだ第一波であるとのことでした。
日本はというと、スタジオが再開してきているようですね。
今日は、今すぐできる、無料で(もしくはかなり安く)出来るバレエスタジオ内のコロナ対策アイデアを書いてみます。
(消毒、換気、少人数制とかそういう事ではないです。それはNew Normal、当たり前なので笑)
*当たり前だけど、免責。
これをやったからといって感染「ゼロ」になるのでもなければ、「100%安全」になるわけでもないです。
ただ、忙しいバレエの先生兼スタジオ経営者の皆さんにとって、アイデアになりますように。
この前かいた、コロナから戻ってくるために気をつけたいことを書いた記事も一緒に読んでね。
バーの立ち位置&センター立ち位置のマーク
SNSでDLSインストラクターの小鬼ちゃんが挙げていたアイデアなので、私のアイデアではありません。
さすが小鬼!母ちゃんは嬉しいよ、ということでシェア。
子供たちが忘れないように、バーの立ち位置やセンターの立ち位置を床にばミリしておきましょう。
久しぶりにレッスンに戻って、センターまで行くとワクワクが勝ってしまって…
バーでは動かないけど、センターだとみんなくっついちゃって…
などという問題を解決できます。
メルボルンでもほぼすべてのお店の入り口とレジに✖がついています。
ここに立ってね、というマーク。
大人でもそうですが、おしゃべり(携帯)に夢中だったり、急いでいたら距離を詰めてしまうことも。
簡単にできますのでお試しあれ。
スタジオの横にもマークを
センターからはけると、どうしてもみんなが集まってしまう。
アレグロになると、斜めからスタートすると・・・
なんて悩みもあるでしょう。
スタジオの左右の壁の近くの床に1,2,3,4,5などと番号を貼っておきましょう。
どこにはけて、どこに立っているのかがわかるはず。
センターで1番に立っていた子は、はけて横に立つときも1番にたつ、なんて合わせてもいいかも。
テープで床が滑らないようにだけは気を付けて。
更衣室に荷物を置かない
更衣室が広くないスタジオは特に、荷物をスタジオに持ってきておきましょう。
どうしてそれがコロナ対策になるかって?
床に物がいっぱいだと、やっぱり立つ位置が近くなってしまうんですよね。
混みやすい更衣室。
ソーシャルディスタンスを作るためにも、徹底して掃除が出来るようにも、荷物をどかしましょう。
DLSではセミナー中荷物置き場、というサインを作っておくことがあります。
事前に場所を決めさせる。
一人ひとり荷物を取りに行き、更衣室に向かう、なんていうのも、バレエのレッスンとしてやりましょうよ。
- 均等にスペースをあけて動く、歩く
- 美しく荷物(プロップ)を持ち上げる
ってコールドでやる場合もあるからね!
荷物は最小限に
スタジオに荷物を持ってくるとしても、やはり踊るスペースは確保したいのよね。
ポワントレッスンなんてしないんだから持ってこない、とかできる限り荷物を少なくしてね、と声をかけておきましょうよ。
その代わり、必要なもの、例えば手を頻繁に洗うからハンカチ2,3枚とかは持ってくるといいよね。
話は脱線するんですが、日本のトイレでいつも思うこと。
手を濡らすだけで手を洗った、っていう人たち。
そのあと髪の毛を整えつつ手を乾かして出ていく…うわって思ってしまうのは私だけ??
手にクシャミして、その手ですぐに手すりを持つとかさ、日本が衛生管理が出来ている国っていう報道を見るたびにうーんと思ってしまうのは私だけ!?
入り時間を変更
更衣室つながりで、みんなが同じ時間にスタジオにくると、更衣室が混んでしまいます。
少人数制だってやっぱりそこは難しい。
だからこそ、2,3グループに分けて5分ずつ時間をずらしてスタジオ入り、なんてどうでしょうか?
確かに面倒だけど、みんなに協力してもらって初めてレッスンになれるよね。
更衣室でグダグダしている子防止にもなるし、人数、トイレなども調整しやすくなると思います。
もちろん、みんなが平等になる必要があるので、1週間ずつ入り時間の変更をするってのは大事だと思う。
それと、みんなが違う時間にくるので、ウォームアップはレッスンの中でやってあげてね。
みんなが同じだけ出来るように、ってこと。
食べ物をシェアしない
学校の後、スタジオの更衣室でお夕飯を食べている、間食をしている、という子もいると思います。
それは大事なこと!
でも食べ物のシェアは止めようね。
- 食べる前に手を洗う
- 食べた後に手を洗う
- 食べている間はしゃべらない(マスク出来ないので、飛沫対策)
は保護者にも伝えたいし、更衣室にも張り紙をしたいところ。
エクササイズ道具もシェアしない
スポーツジムでのクラスターが報告されたのでわかるとは思いますが、物をシェアしないってのは大事です。
ウォームアップのマット、セラバンド、マッサージボール…
いつもスタジオで使ってね、としているものがあったら、それは今は止めよう。
スタジオ内に本棚があったらそれもストップしておこう。
メルボルンでも図書館の本の貸し出しはまだストップしています。
モノ媒体で感染するか?といわれたら確率は少ないみたいだけど、スポーツジムの例もありますし、
お金がかからず、すぐに出来ることなので書いておきますね。
スタジオの掃除は生徒にさせない
これは、日本特有かもしれないけど書いておきます。
スタジオの掃除、生徒がやってくれていたりしますよね。
自分の環境を整える、ってすごくいいことだとは思う。
でも!!
学校に復帰+レッスンに復帰=すんげー疲れてる
というのをこの記事でもお話しましたが、
そんな子たちがちゃんと隅々まで掃除できるとは思えないのよね。
子供たちの体力回復を考えて、スタジオお掃除をお願いしている場合は今は辞めた方がいいと思う。
アルコールや消毒液に反応してしまう子、アレルギーを持っている子もいるので、その子「だけ」やらない、というのも出来ないでしょうし。
前髪はあげる!
スタジオお休み中にお団子の作り方を生徒さんたちに提供しているスタジオもありましたね。
すっごくいいアイデア!
前にこの記事で髪型については書いたけれど、ダンサーにとって練習しすぎてもケガしない、だけどどのレッスンでも必要なテクニックです。
コロナ感染はペンキに触るようなイメージを持て、と言われてきていますが、
レッスンが再開され、じめじめしてくる季節…
前髪が邪魔だったりかゆくなったりして、何気なく顔を触ってしまう、という事ありませんか?
マスクをしてたらOK!というわけではないので、極力顔に触らないという点でも、
バレエの髪型、という点でも前髪をどかしておこうね、とお知らせする事はできますよね。
今すぐスタジオのLINEで流してくださいませ笑
オンラインとオフラインを混ぜる
今までレッスンをオンラインでやっていた人たちは、今すぐスタジオ再開しなくてもいいんですよ。
徐々に、というのを考えて、掃除や換気、クラスの入れ替えなどを考え、一日に4本クラスがあった場合
- 1,3クラス目はオンライン、2,4クラス目はオフライン
- 来週は交換
なんて感じでもいいわけです。
学校再開1か月は元の生活に戻れるようにレッスンはまだオンラインでやるっていうのも手だし、
クラス内の半分はオンライン、残りの半分はオフラインでもいいわけです。
- 体が弱いご家族がいる
- スタジオから家が遠く、帰宅時間が遅くなる(=疲れがたまる=免疫力が落ちる)
- 怪我していて、通うのがちょっと大変
なんて人は、まだオンラインのほうが楽かもしれませんよね。
0:100、オンラインORオフラインでなくても、オンライン&オフラインでもいいわけです。
先生である皆さんの体調もそうですし、掃除などエキストラでやることがある場合、
近所でクラスターがあったという報告がある、などの場合、焦る必要はないと私は感じます。
まとめ:今すぐできるスタジオコロナ対策
今日ご紹介した内容は、絶対やらないといけない!ではありません。
ただのアイデアです。
せっかく、楽しみにしていたバレエレッスンだもの、スタジオ内も準備しておきたいよね。
無駄にコロナを怖がる必要はないと思います。
でも、流行り風邪ではなくパンデミックであるという事を忘れず、自分に出来ることをやるって大事だとは思う。
今回上げたことはほぼ無料で、準備さえすれば簡単にできること。
そして、別にレッスンの内容や子供たちに負担がかかることではない。
ただ、指導者(スタジオ運営者)「しか」準備してあげることが出来ません。
是非考えてあげてくださいね。
Happy Dancing!