ウォームアップでスタージャンプ!? DLSポッドキャスト epi241

 

プランク攻略本でご紹介しているウォームアップアイデアの中に、スタージャンプというものがあります。

それってどうやってやるの?という読者さんからの質問に、

そもそもウォームアップとはなにか?を踏まえて回答しました。

 

聞きたい人はこちらから

 

スクリプト

みなさんこんにちは、DLSポッドキャストへようこそ、佐藤愛です。お元気ですか?

DLSポッドキャストはプロの現場から健康なダンス生活を応援する情報サイト、ダンサーズライフサポートドットコムのブログ音声バージョンプラスポッドキャストだけの裏話などを毎週金曜日にお送りしています。

 

3月最後。皆は春休み?それとも花粉と戦う戦国時代?
私はラッキーな事に花粉アレルギーはないんだけど、ダストマイトというやつのアレルギーがあります。
まー埃とか土とかに入ってるダニとかそういうやつなんだけど、これが生きてても死んでてもアレルギーが出るんですよ。
花粉はその植物がないところに行けばいいじゃない?ダストマイトはね、どこにでもいるんだなーやんなっちゃう。

 

さて、今日はそんな微生物らしきものの話をするポッドキャストではございません!
今日はね、プランク攻略本のウォームアップアイデアに書かれているスタージャンプについての質問。

スタージャンプってよく分からない人は検索してみて。

たくさん出てくるから。

特にダイエットとか、全身に効果的!とかっていう踊り文句がついてくるんだけど、

これはウォームアップのためにやっているんですよ。

手脚を大きく動かすことで体の大きな筋肉を使うことができ、ジャンプを続けることで心肺機能系も刺激します。

 

では質問を読むね。

プランク攻略本のウォームアップアイデアその1で質問があります。

スタージャンプは、あまり高く飛ばなくていいんでしょうか?

素早く脚を開くという感じですか?

またジャンプしている時は、腕はさげていて、着地で腕をあげるのでしょうか?

 

スタージャンプについて
簡単な答えは「どちらでも」です笑
高く飛ばなくてもいいし、飛んでもいい。

 

ただし、それを深く見ると、ダンサーのレベルによってウォームアップは変わる、という事実を頭に入れておく必要があります。

大人バレエトレーニーさん※であれば、高く飛ぶ方が危険、難しい。

それよりも持久力維持と心肺機能をアップさせるために低くていいから継続する、長い間続ける必要があるかもしれません。

子供たち、とくにプロを目指す子であれば、

早くても高く飛べる方がいいですよね?

そして腕と足のコーディネーションがあった方がいいですよね?

幼稚園、小学生であれば、スタージャンプでのケガの可能性は減ってくるし、

ウォームアップを習慣化させるためにも、楽しくできるためにテンポを変えたり、高い低いを混ぜる必要もあるかもしれません。

 

ウォームアップに関する質問は未だにセミナ―会場で聞かれます。
そのうち、ウォームアップ&クールダウン完全制覇ブックを作ろうかしら。

もしくはオンラインコース。

ウォームアップの意味、年齢別になにをしたらいいか。
ケガしているときは?ストレッチを取りいれるタイミングなど、
ダンサーがケガをせず、長く踊るために必要なウォームアップについての情報をぎゅっとまとめました。
バレエ学校でフィットネスクラスを指導してきた佐藤愛が今こそウォームアップを完全制覇します!
みたいな?
嘘ですよ、そんな商品ありませんよ!
DLSストアを覗きに来ないでくださいね。

私、今春のセミナ―準備と、第三弾となるプリエの本と、
そしてまだ極秘情報だけど、雑誌どーのがあるかもどーの、な生活をしているので、
今オンラインコースなんて作れないからね。

あ、でも欲しい人は連絡ください。
いつか作った時に、実験台になってもらいます笑

 

 

えーと何の話だっけか?
そうそう、ウォームアップはダンサーのレベルに合わせなければいけないのね。

心肺機能をアップさせて体を温める以外にも、
弱い筋肉を使って、その感覚を覚えておく神経回路的ウォームアップもあるし、

メンタル的なウォームアップもある。
疲れている時は、リリース系の方が動きやすくなるかもしれない、など考えて下さいね。

 

そして指導者の場合、それ以外にもレッスン構成や時間とあっているか?を確認しなければいけません。

私がウォームアップクラスを指導していた時は、

1学期はけっこう難しいことをするけど、最終学期、試験やリハでみんながつかれている時は、最初にがっつりリリース系を入れていきます。

メンタルの疲れは集中力欠如になり、ケガに繋がります。
また、リハが続くと同じ筋肉をずっと使い続けるわけだから、

オーバーユーズ系のケガに繋がりやすい。

あと物理的に踊っている時間が長いから、床にいる時間と立って行うエクササイズのバランスをみたりとか。
そんな事も考えてクラスを作っているのね。

 

スタンスやターンアウト本と同じように、プランク攻略本は「指導」のためのeBookではありません。
自分でやってみるための本です。

もちろんそこから指導に使っていただいて全然構いませんが、

その場合ご自身のレッスンプランや生徒のケガ、年齢、
そして基本的な運動学がわからないとクラスを構成するのは難しいかなと思います。

 

スタンスやターンアウトWSに来る教師の方々は、1対1で正しくエクササイズを指導するという事の大変さを感じてくれると思うのだけど、

クラスで指導する場合、大勢を一斉に見なければいけませんよね。
WSに参加する子達はある程度予習もしてきているから、伝えたいことが分かるけれど、

自分のスタジオだったら夕方集中力が途切れて魂が口から出ている子もいると思う。

ま、スタージャンプ程度だったら難しくないので、是非スタジオで皆でやってみてください。

 

最初の質問に戻ると、ジャンプの高さ、手脚のタイミング、スピードなどは色々工夫してみてください。
どれが一番しっくりくるか、とかバリエーションをつけることで毎日飽きないようにする、とか。

スタージャンプコンペティションとかで誰が一番続けられるか、

とかスタージャンプチャレンジで、春休みは毎日1分続けるとか、色々アレンジしてもらって大丈夫。

 

ウォームアップについてはブログに2,3記事にしてありますので、検索してみてください。
昔の記事なので文字数が少なかったり、今の愛さん節がないかもしれませんが、内容はちゃんとしていますからご心配なく。

 

こんなのやったよ、という人はメールでもしくはSNSで私に教えてね!

このようにポッドキャストで私に質問がある人はhello@dancerslifesupport.comに「ポッドキャスト質問」とメールを送って下さい。

では来週のポッドキャストでお会いしましょう。

ハッピーダンシング、佐藤愛でした。

 

 

DLSでは、大人でバレエレッスンを受けている方々をトレーニー「トレーニングする人」と呼んでいますが、ポッドキャスト音声内は「大人バレリーナ」のままとなっています。ご了承ください。

 

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