8月1日はDLSのお誕生日、今年で6歳になりました。
2013年にスタートした時は、1週間に20人サイトを見に来てくれる人がいたよーなんて喜んでいたのに、
今では年に延べ1000人以上のバレエダンサー、関係者とセミナ―で会うとか、
マニアックな本が先行予約でアマゾンベストセラーになるとか、
300人以上が集まる本イベントだとか
クララ連載スタートだとか。
まー大きな事をやらせていただいております。
20代後半だった私も、30代がっつり入りまして、貫禄も増してきた事でしょう笑
声が出ないとか、手術とか、バレエのケガ以外の研究材料も体を張って試してみましたし…
blah blah blah…
んなことより、表題の「重大発表ってなによ?」と思ってくださった方、
そうなんですよっ!
私の中では重大発表でございます。
ドラムロール、プリーズ?
ダダダダダダダダダ…
佐藤愛、辞めます
はい。
以上です。
嘘じゃないです。
何を辞めるか?って事よね。
でもさ、久しぶりの記事☆じゃなくてブログだから、ちょっと好きなように書かせてよ。
辞める理由は色々あるのね。
だけど未だ、今現在お話できる事ではないので赤裸々日記は…そーね、2年後とかを待って。
大人の事情ってか、英語でいうpoliticsっていうのがあったのも事実だし。
すごくガッカリしたのも本音。
10年以上かかったものが崩れていくのを目の当たりに(現在進行形)で見ているから。
でも仕方ない。
なので、今年いっぱいでいなくなります。
今まで、応援ありがとうございました。
さ、ここで問題です。
佐藤愛は何を辞めるのでしょーか?
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バレエ学校。
はい、そうです。
今年で満15年、母校である学校を辞めます。
決断の裏に。
DLSを始めたときにね、色々な人から
「海外に住んでいて、バレエ学校で働いているから愛さんは特別視されるんだよ」と言われてきました。
その通りだと思う。が。それが6年間ずっとネックになっていたのは確か。
バレエ学校を辞めるというアイデアはかなり前からあったのね。
愛さんについていこうウィークというビデオでも少し話しているけど。
特にレベル4の子宮内膜症って、生活にも影響を及ぼすし、術後も再発は絶対。
今のところ完治方法が分かっていないから、手術はどれだけ症状を抑えられるか?に焦点が置かれていたのね。
術後は健康で動ける時間って少ない事実を目の当たりにしたので、どうやって時間を使うか、何をするのが自分にとって一番いいか。
そして何処で働く事がhappy dancingのレガシーを広められるか?を考えていました。
(ってかさ、6時間以上の手術の後、全然動けなかったから、考える時間はたーっくさんあったのよ笑)
多分ネット媒体も使え、日本の教師や治療家トレーナーと連携出来るDLSの活動の方が、
メルボルンの小さなバレエ学校の生徒「だけ」より多くのhappy dancingをサポートできるであろう、という答えにはいきついたものの、
佐藤愛からバレエ学校を抜いたら何が残るのか?
という疑問(というか自信のなさ!)が常に付きまとっていたのね。
バレエ学校を辞めたら、皆DLSを読まなくなって、セミナーも閑古鳥で。
生計を立てていくだけの収入減がなくなって、
カフェでバイトとかになったらどうしようっ!!!
(印税生活出来るほど本は売れておりませぬし…)
みたいな。
この10年、古いバレエ学校に解剖学を必須科目として取りいれたり、
フィットネスエクササイズを毎週やらなければいけない、という方針に変えたり。
舞台裏での仕事も、多くのプロダンサーとの仕事も大部分がバレエ学校のおかげです。
だけど、それより先を目指しちゃダメです、って壁を作っているのは自分だった。
自信のなさ。
皆は驚くかもしれないじゃない?愛さんっていつも自信満々に見えるっしょ?
それは私の「意見」に対してはしっかりと勉強し、リサーチした内容をお話しているから自信はあるんだけど、
私「自身」ってつまらん人間なのよ。
勉強するたびに、どれだけ自分が出来ていない人間なのか、も見えてしまう。
DLS6周年感謝祭
よくよく考えたらさ、バレエを辞めたとき、DLSをやるなんて思ってもなかったの。
こんな生活しているとか、まさかポッドキャストやってるとか思っていないし(ポッドキャスト知らなかったし?)。
皆さんがサポートしてくれたおかげ、応援してくれたおかげで、
想像すらできない夢みたいな職業をさせてもらっている。
それってね、DLSで私がダンサーの子達に見せてあげたい夢なんだ。
- 自分では想像すらつかない踊りの強さを。
- 夢みたいなバレエに関わる生活を。
- 不可能だって思っていたキャリアを。
- そして治ることないと思っていたケガからの復帰を。
夢を見せてもらった恩返しって、こういうところでしか出来ないと思っています。
それが私のできる社会貢献なんだろう、と。
そう考える事で、満15年経つ今年の終わりに「バレエ学校卒業」してもいいかなってようやく思えた。
プロになる夢を叶えることが出来なくて、だけどバレエの世界にいたくて。
心からバレエ学校を満喫できたのは大人になってからだけど、
卒業しないと、次に進めないよね。
そんな感謝の気持ちを込めて、今年もビデオ感謝祭が行われます。
シドニーに行ってきたよVlogでもご紹介した、ボリショイバレエ学校卒業の現在弁護士で活躍中ひろこさんのインタビューとボーナスビデオ、
そしてFBライブや裏DLSとしてシドニーVlogもございます。
- ボリショイ生活ってどんなのだったのか?
- 正規学生と日本人留学生のシチュエーションはどれだけ違うのか
- 財務省勤務や弁護士になったきっかけや、海外生活の方が長い人から見た日本の大学生活…
8月1日から毎日ビデオ更新なのでyoutubeのDLSチャンネルに登録して、見逃さないようにしてね!
インタビュービデオの音声はVlogよりもいいので・・・ご心配せず笑
↓最初のビデオはこちら!
プリエ使えてますか?先行予約開始
そして、マニアック本第三弾、プリエ使えてますか?の先行予約が始まりましたー!!
お馴染み先行予約イベントは2020年1月12日。
ダンサー&摂食障害スペシャリストである染原ふみさんを再度ゲストにお呼びし、
今イベントのテーマである「リカバリー」について食事の面からお話頂きます。
私は、ケガして思うように踊れない時のリカバリーエクササイズヒントをお話します。
ここでしか聞けない、クラシックバレエだけでなく、体を使う職業の人達が知っておきたい知識を、
バレエ歴も、年齢もジャンルも問わない「無料」イベントに参加したい人は
アマゾンから先行予約をし、
注文番号が見えるスクショ(注文番号+購入金額または商品数がわかる画面)を撮影し、
DLSのメールが届くメールアドレスよりbook@balletstance.comにご連絡ください。
どうしてもスクショが撮れない!という人は、メールで上記の注文情報をお知らせくださいね。
(私から返事がきたら登録完了!)
*先行予約登録の方法が分からない人用にhow toを作りました♡
バレエ解剖学&エクササイズのシリーズとして3つ目。
こんなに長く続く参考書って珍しいそうです。これも皆さんの応援のおかげ。
私は書いているけれど、みんなが広めてくれているんだもの。
バレエ解剖学や正しい栄養学、ストレッチに関する情報が普通になった次世代のダンサーたちにとって
ハッピーダンシングが「当たり前」になってほしいなぁと心から思っております。
最後に。
いつも応援してくれて、ブログの一番最後まで読んでくれて、
本屋さんでは私の本をこそっと前に置いてくれている貴方。
ポッドキャストを聞きながら、口調が愛さんっぽくなってきて悩んでいる、そこのあなた!
Thank you from bottom of my heart です。
これからも皆さんの赤髪応援団長(ひさしぶりにこのフレーズ使った)として突き進んでいきますので、夜露死苦←古い?
Happy Dancing!